山行記録

山行記録一覧に戻る

2014年09月25日(木)・提出

期間 2014年08月21日(木)~2014年08月21日(木)
目的の山域山名 メンヒ登山
登山方法1 日帰り 登山方法2 -------
目的1 個人 目的2 ピークハント
記録
天候:快晴

メンヒ登山
 柚、ハッピー
 7:17グリンデルワルド発・・8:53ユングフラウ・ヨッホ
 10:00メンヒ登山口・・13:30メンヒ山頂手前の雪庇・・15:30メンヒ登山口
 16:40ユングフラウ・ヨッホ発

当初はメンヒとユングフラウ2山にトライしたいと思っていたが、高所に難があり体力もない自分を鑑みて日帰りで行けるメンヒ登山のみにしぼり、チャレンジだけはしたいと思ってスイスに行った。ガイドの申し込みは日本語案内書でしてもらうつもりだったが、翌日の申し込みなら直接行ってたのんでくれと言われ仕方なくガイド協会に行って交渉となる。I want to go to Monch tomorrow.4人で協力して聞きとり単語のみで答えて翌日ヨッホ駅8:55にガイドと待ち合わせることになった。ガイド料は2人で1人のガイドを雇って1人450スイスフラン(約5万5千円)。
前夜にアイゼン、ハーネスの確認となにを着るか手袋はどうするかなど考え少し緊張して床につく。朝起きると晴れている。やったー!(何と言ってもスイスの天気予報はあまりあてにならないので当日にならないとわからない)。
3日前にヨッホまでは行っているので電車は慣れたもの。途中の停車駅アイガーバンドでトイレを済ませ、約束の場所でガイドと落ち合う。ドイツ人のガイドでやはり体格もめっちゃでかいけどなんとなく優しそうで少しほっとする。
雪原に出たところでハーネスだけ着け、ガイドが唯一知っている日本語“イキマショウ”と歩き始める。メンヒ登山口までゆるやかな登り1時間弱。登山口でアイゼンを履きザイルで繋がれた。私は最後尾でハッピーさんはガイドの後ろ。岩登りと雪稜。岩はガバがあってザラザラしていて滑りにくいので登りやすい。結構楽しんで登っていくと、グレートサミットのメンヒ登山で出てくる岩場に来た。これで岩場が最後で後はナイフリッジの雪稜になる。この辺でちょっと疲れたなと思っていたら、すでに2時間半が経っていた。喉も渇いてきていたが、ハッピーさんが“drink,drink”と言ってOKしてもらう。ナイフリッジの雪稜の途中にザイルを結べるように鉄棒が立てられており、そこまでは大した距離ではないのだが高度のせいかすぐに息が切れてくる。これを2ピッチ行って山頂がすぐそこに見える雪庇のところで時間切れで、ここで終了と言われた。最後のところはさらにナイフリッジとなっていて往復すると1時間はかかりそうだ。すぐ目前のピーク、“Eiger?”“Ja”アイガーがちょっと下に見える!ここで束の間の撮影タイム。すぐに下りにかかる。ここでガイドが急にドイツ語でしゃべり始め、何を言っているのか解るまでしばしかかったが、ザイルのテンションをかけるということと山側の左手でピッケルを持って下りよとのことであった。失敗は許されない斜面で一歩一歩慎重に下りたが、ザイルのテンションがしっかりかかっていたのですごく心強かった。その後は岩場の下り。私がトップ。雪稜の下りでしっかり止めて下るので足もすぐに疲れてくる。下りの途中で1か所休憩、そしてほとんど最後の大きな岩の上で大休憩。ここでアイゼンをはずし登山口まで戻った時点で、3人でハイタッチ。きょうの登山を喜び合った。この日ヨッホ小屋泊にしておけば山頂まで行けただろう。ヨッホ駅まで戻り最終列車の1~2便前の電車に乗ってグリンデルワルドに戻った。ガイドとはクライネシャイデックで別れた。
                               (記 柚)

概念図

(柚、掲示板より)
きょうは5時起床で、始発のユングフラウヨッホ行きに乗りメンヒ登山に挑戦してきました。お天気は晴れで風も強くなく、おまけにガイドも優しい人でラッキーでした。
アイゼンをつけた岩登りはほとんど経験がなかったのでしたが、ガイドに確保されているので問題なくこなせました。最後の岩登りが終わるとナイフリッジの雪稜が続き、アイガーが下に見えたところで時間切れとなってしまい、もう1時間あれば登れたと思いますがピークは踏めませんでした。上り3時間半、下り2時間、登山口出発が10時、帰りの電車の時間があり登山口に戻ったのが3時半だったのでこれ以上時間がとれないというガイドの判断と思います。かがりびに入って今までやってきたことがあったからこそ行けた山行だと思いました。日本のアルプスでは経験できないバラエティーに富んだコースでした。スイスアルプスの4000メートル峰に登れて貴重な経験ができました。ハードな山行でほとんど写真が撮れなっかのだけは残念でした。

交通費、食糧、その他費用など

山行記録一覧に戻る