山行記録

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2015年08月31日(月)・提出

期間 2015年08月13日(木)~2015年08月16日(日)
目的の山域山名 白馬三山
登山方法1 テント泊 登山方法2 前夜発2泊3日
目的1 個人 目的2 縦走
記録
天候:14日(金)雨、15日(土)晴れ、16日(日)晴れ時々曇り

8月14日6:10猿倉荘~7:10白馬尻小屋~11:55村営白馬岳頂上宿舎(テント場)
8月15日4:20テント場~4:50白馬岳山頂~7:10テント場~8:40杓子岳山頂~10:30白馬鑓ヶ岳山頂~13:30白馬鑓温泉小屋(テント場)
8月16日テント場~10:30猿倉荘

お盆休みを利用して、白馬三山縦走へ。
メンバーはnori、kuni、kenの3名。天気が心配されていたが、雨も酷くないので予定通り猿倉荘を出発。猿倉荘では軽アイゼンが1000円で販売されていた。大雪渓を登るのに必須ということだろう。カッパを着て登り始めたが、白馬尻小屋までの1時間の登りで汗だくになってしまった。雨が上がっていたこともあり、白馬尻小屋での休憩でカッパを脱いだ。結果的にこの判断が間違っていた。軽アイゼンを装着し、いよいよ大雪渓へと入っていく。上の方はかなりガスっている様子だが、晴れて暑いよりはマシかななんて思いながら登っていく。お盆休みということもあり行列を覚悟していたが、それほど登っていく人の列は長くなかった。しばらくすると雨が降ってきたが、雪渓の上はゆっくり休憩できる平らな場所がないため、上のカッパだけ着て登った。雪渓から左の方に見える岩壁からときどき激しい音を立てて石が落ちていく様子が見える。雪渓の上にもそこそこ大きな石が不安定な感じで落ちているため、足元に注意しながら登っていく。雨は弱まることなく降り続け、大雪渓を登りきった時には身体が冷え切ってしまった。そこから岩場を登っていくとお花畑が現れる。花の写真と名前の書かれた看板の前で解説していた森林パトロール(?)の人が植物保護のためストックのキャップをするよう呼びかけていた。大雪渓から2時間ほどで白馬岳頂上宿舎に到着。テント場の受付開始時間(12時30分)までうどんを啜って身体を温めながら待つこととなった。登りきっておいしいビールを頂くつもりだったが、寒過ぎて梅酒のお湯割りで乾杯。テントで休んでいると、16時から森林パトロール隊による花の解説ツアーが催されるとのアナウンスがあり、せっかくだからとカメラを持って3人で参加した。1時間ほどテント場付近を散策し、花の見分け方もちょっとは覚えられたかな?ズボンも靴下もびしょびしょで寒くて眠れるか不安だったが、疲れもあって寝袋に入った途端に眠っていたようだ。
2日目の朝、風は強いが快晴。ご来光を拝むため白馬岳山頂へ出発した。20分ほどで頂上に到着し、撮影ポイントを決めて待つこと10分。東の空の雲の上に太陽が顔を出した。最高の眺望を満喫し、白馬山荘をちょっと覗いてテント場に戻る道中ではブロッケン現象にも出会うことができた。テントを撤収し、杓子岳、白馬鑓ヶ岳に向けて出発。1日目とは打って変わっての快晴の中、ゆっくりと眺望を楽しみながら、最高の尾根歩きとなった。ガレ場の急勾配を慎重に登り、ようやく杓子岳頂上に到着。振り返れば通ってきた縦走路がきれいに見える。ここから白馬鑓ヶ岳までもうひと頑張り。1時間半ほどで到着して白馬三山を制覇!あとは鑓温泉に向けて下っていく。唐松岳への分岐では「いつか鑓温泉から登って唐松方面行ってみたいなぁ」なんて言いながら。この先鎖場、ストックはザックにつけてという看板の指示の先に鎖の付いた岩場が登場。なぜこの程度の高さで?と思ったが、岩に足を乗せてみて納得。やたらと岩肌がツルツルしている(調べたところ『蛇紋岩』というそうです)。慎重に下って行って雪渓が現れると鑓温泉小屋の屋根も見えてくる。いよいよ楽しみにしていた鑓温泉。眺望は最高だが、テント場からも丸見え。露天以外に女性専用の内風呂も用意されていた。さて、最高のお湯に浸かった後は、前日にお預けとなったビールで乾杯!!アルコールによる良い気分とほど良い疲労でぐっすり眠ることができた。
翌朝、デジカメが見当たらないという騒動を巻き起こし、いろいろ探したが見つからないまま猿倉に向けて下山開始(家に帰ったらザックの奥底から出てきました)。雪渓を2つ横切り、アップダウンを繰り返しながら下りていく。気付けば鑓温泉小屋が遥か遠くに見える。標高が下がってくると蒸し暑く、長くしんどい下りであった。
気胸を患って以来、初のテント泊山行で不安もあったが、無事に下山することができた。お盆休み最終日ということもあり、帰りの高速道路は混雑することを予想していたが、拍子抜けするほどスムーズに帰和できた。

概念図

(のり)初日の大雪渓では歩き始めは曇りで良かったが途中からは雨もきつくなってきて頂上宿舎小屋へ着くころには体も冷え切ってストーブとうどんで身体を温めた。
2日目からは、打って変わって素晴らしい天気に恵まれて白馬岳からのご来光に感動して又、白馬三山縦走路では色とりどりの高山植物と絶景に癒され、雲上の露天風呂の鑓温泉で極楽気分を味わって充実した三日間の山旅になりました。
お供の皆さん、足手まといになったと思いますが有難うございました。
(くに)
朝、共同装備のフライを忘れてきたことに気づき絶句。
情けないのと、申し訳ないのと、雨のなかで不安も募りましたが夜には天気もおさまったようで、新しいテントが持ちこたえてくれました。
責めもせず普通に振る舞ってくれたメンバーに感謝…すみませんでした。
スパッツも忘れていて、初日は靴の中までぐっしょり。カッパも着用が遅かったのかメンテナンスができてなかったのか、雨がしみ込んで全身冷えました。
テントの中でガクガクブルブルしていたら、16:00から森林パトロール?の方々が高山植物を教えてくれるとのことで、ここで何もしないで冷えるよりは、と思い切って散策に参加。これが結講楽しくて、霧雨のなかを歩いているうちに少しは体温も戻り、花の名前も少しは覚えたかな?
服が乾くことを祈りながら、19:00頃就寝。
翌朝は白馬山頂へむかう途中でヘッドランプを落とし、帰りに拾えるとタカをくくっていたら結局見つからずでした。
そんな反省多い前半でしたが後半は稜線漫歩、今度は唐松まで縦走したいなと次回を期して、楽しく下山しました。
やっぱり山は天気次第、そして装備次第。反省の巻でした。

交通費、食糧、その他費用など
交通費:10000円/車
白馬岳頂上宿舎テント場:1000円/人
白馬鑓温泉小屋テント場:1500円(含入湯料500円)/人
温泉(倉下の湯):600円/人

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