2021.8.28

剱岳(早月尾根日帰りピストン)

「剱行こう!」
と、相方からのLINE。
槍ヶ岳から三日後くらいだっただろうか。
まだ、全身筋肉痛でまともには歩けていないくらいだったはず。
「土曜休みになるように調整するわあ。」
こんな感じで、剱挑戦が決定した。
そして、今回は初めて二人だけの山行となった。
21日。午後2時和歌山市に集合。
雨続きのこの週は、全国的にも雨模様、天候次第では中止も視野に入れて出発。
中止になったら記録係の仕事がなくなるから、と、道中の様子も写真に収めておいた。
22時過ぎ、馬場島の駐車場に到着。
あたりには、キャンプを楽しむ方がちらほら。
コンビニで買ったぬるい缶ビールで乾杯し、明日に向けて眠る。
22日。気がつくとあたりが明るい。
そうです。寝坊です。
よく眠りました。気持ちのいい目覚めでした。
「寝坊の分焦っても、ペース崩れるから気にせんとこ。」
と、朝からモリモリご飯を頬張るリーダー。頼もしい。
予定より30分遅れの5時半。
さあ、挑戦の始まり。
開始直後から、長くきつい登りが続く。
寝起きの体にはかなりハード。足はあがらず、息があがる。
この時、まだ雨は降っていないのだけは幸いだった。
「はあ、、、はあ、、、」
「ふう、、、、、、、、」
「きついなあ!!!!!」
「これが試練かあ。」
二人の会話はこれくらいだった気がする。
喋ってる方が楽だというY。
喋ると苦しいA。
タイプの違いがわかりました。
早月小屋(8:00)
この時点で寝坊分はすでに取り返していた。
天候はずっと曇天。
雨も気になるし、すぐに山頂を目指す。
晴れ間がさす瞬間もあったが、頂が近づくほど雲は濃くなり、まわりもガスっていった。
そのためか、高度感は全くなく、恐怖心はゼロ。
難しいと思うようなところもなく、ただただ体力との戦い。
剱山頂(10:06)到着。雨はないが風が強く、寒いくらい。
「なんも見えねえ。」
それでも、てっぺんまで来ているんだという達成感は感じられた。
はるばる和歌山から8時間移動と、ここまで4時間半。
山頂の滞在時間は20分程度。あっけなかったなあ。
作業的に写真を撮り、あっという間に折り返しスタート。
帰りも雨はさほど降らなかった。
ただただ、今度はきつい下り坂を一気に下る。
Aの足は踏ん張りが効かず、帰りに計7回転ぶなど、足にはかなりきていた。
山頂から駐車場まで3時間半。
早いのか早くないのかもわかっていなかったけど、皆様の連絡を聞くと早かったようで。
とにかく、無事故で帰ってこれたのでよかった!
帰りはSAで富山ブラックラーメンを食べ、胃袋も満足。
Y君、計画ありがとう!
お疲れ様でした。