2017.11.27

晩秋の稲村ケ岳

ここのところ登山に行けてなかったので、12kg背負ってトレーニングのつもりで妻と二人で大峰の稲村ヶ岳に行ってきました。11/25朝6時に和歌山の自宅を出発、この時点ですでに寒く、京奈和道沿いの気温計は6℃を指しています。洞川温泉に着いたのは8時ごろ、この段階で1℃、今季一番寒く、僕もですが妻はもっとテンションが低い。それでも歩かないと暖まらないので、意を決して歩き始めます。車をとめたのはごろごろ水の湧水そばの駐車場でした。後から知ったことですが、洞川温泉から稲村ヶ岳を目指す場合には母公堂横の駐車場を利用するのが一般的なのですね。値段も500円と安いし、次からはここにとめようと思います。登り始めから五代松鍾乳洞まではやや急な登りが続きます。標高が950mを超えたあたりから、うっすらと雪が出てきました。五代松鍾乳洞を超えると、道は斜面をトラバースする形で少しずつ高度を稼ぐようになります。少しずつ高さが上がるたびに雪が増えます。法力峠までは、北側斜面で日の光もなく、薄暗いスギ林の道で、気温以上に肌寒く感じます。法力峠に着くと今度は南側斜面となるので、今度は明るい雰囲気に。落葉広葉樹林も出てきて、冬枯れのため景色も開ける部分も出てきました。景色が開けると、正面には大日山と思われる岩塔が見えます。あそこまで行くのか、と思いをはせながら進みます。進むにつれ、周囲は霧氷に。時折青空が顔を出し、この青空に霧氷が映えること!さらに進み、1300mを超えたあたりから、道が雪で覆われ、場所によっては凍っているところも出てきました。特に沢のトラバース箇所では青氷になっているところもあり、アイゼンなしではちょっと恐い。今日は初心者の妻もいるし、結局1450m付近・山小屋手前で引き返すことに。帰りは来た道を引き返し、今度は母公堂に降りました。行きに比べて気温も上がり、法力峠から下はほとんど雪がなくなっていました。稲村ヶ岳、冬はきっと難しく面白いだろうし、春夏秋それぞれ良さがありそうな、とてもいい山だと感じました。また行ってみたいと思います。

(記 たの)