【沢登り】立間戸谷

期間 -
目的の山域山名 南紀 立間戸谷 天気 曇→雨のち晴れ
登山方法1 日帰り 登山方法2
目的1 個人 目的2 沢登り
メンバー(氏名) フォレスト、yu、autumn

記録詳細

8:00 立間戸谷・最下流部の橋 – 8:30 出発 – 9:30 源助滝直下(釣り) – 9:50 出発(北の沢から登山道で高巻き)- 10:40 250m二俣(昼食・雨宿りで大休止) – 11:10 出発 (核心部へ)- 11:25 牛首滝直下(左岸直登~樹林帯へ逃げ込み高巻き)- 11:50 1つ目の30m斜滝 – 12:25 2つ目の斜滝下(大釜で釣り)- 12:35 滝上 – 12:50 530m二俣(植林小屋)- 13:05 560m二俣(大休止)- 13:40 620m二俣 – 14:00 780m林中で下山開始 – 15:00 植林小屋(トラロープを伝い左岸の杣道へ)- 15:55 250m二俣 – 16:45 杣道利用で源助滝巻き下り完了 – 17:05 下山

感想

下山核心でした。南紀の名渓、立間戸谷。本当は芦廼瀬川本流を狙っていましたが、5日前の大雨+雨予報で断念。立間戸谷は水が普段から少なく安全だろうと考え入渓。同行者が竿を出したり、牛首滝の手前で雨宿りしたりしましたが、何とか17時には下山。登れる滝が少なかったのはちょっと残念でしたが、巨大な嵓、いくつもの巨瀑、ナメ床と楽しい山行でした。下山核心でした。フェルトソールだとスラブに乗った落ち葉で滑る滑る!

朝8時、熊野川の本流直上の立間戸谷の合流点に到着。ぼちぼち準備して、8時半に行動開始。最初は右岸の杣道を行きますが、シダが生い茂っていてよくわからなくなり、適当に入渓。ほどなくして巨岩帯に入ります。ピンクテープに惑わされやや迷い、9:30に源助谷直下へ。今日は力のあるメンバーなこともあり、yuくん滝つぼで竿をだしてみます。コツコツ何かあたりはあるようですが、ルアーには引っかからない模様。tanoは源助滝の右岸の登攀ルートを偵察。4m程度上から降りてきている樹林帯に抜ければ行けそうですが、滝の落ち口もつるつるとの情報が。このゴルジュ突破を目指して、力をつけて再度来てみようかな。

今日は源助滝は巻き予定なので、二俣まで戻って枝沢を上がっていきます。100mほど登ったところで、左岸のピンクテープを拾って杣道を辿ります。この道は明瞭。その後、しばらく杣道を行き、260m二俣に到着。ここでパラついていた雨が本降りに。ここから谷はナメ・ナメ滝を主体としたゴルジュになるので、鉄砲水がやや心配。行こうかどうしようか相談し、いったん杉の木の下で大休止に。

雨が弱まってきた+曇り予報であったため、遡行続行の判断をし、行動再開。地面も岩もすべて濡れていて、滑ります。フェルトの方が、ゴム底よりもだいぶましな印象です。300m二俣を右に進むと、すぐにナメ床となり、その先には60m牛首滝。基本的には難しくはないですが、確保がとりにくく、ミスは許されないタイプの滝です。今回は雨で滝全体がとても滑ったのもあり、40mほど登った箇所から左岸の樹林帯に逃げることに。

巻きは雨でドロドロでしたが、傾斜の緩いところを拾っていきながら落ち口へ。ここからこの沢の核心部です。まずは優美な30m滝がお出迎え。ここでもyu氏、竿を出す。巻きは左からだったかな?同じような斜瀑が多く、うる覚えです。

この滝上も大きな滝とナメが続きます。向かって左は大岩壁。正面の滝は右から巻きました。

2つ目の30m斜瀑。恒例の釣り。ここもアタリはある模様。この辺りで天候が回復。待望の日差し!

この滝の巻きは左のリッジからですが。落ち口がいやらしく、落ちれば命がない感じです。今回は全員慣れていましたが、初級者がいる場合はロープ確保が必要かと思います。

この滝を超えると、一転して平和な世界が広がります。ナメ滝ダイブ!ランドマークの植林小屋もすぐです。

ナメのあと、意外と長い川原歩きに飽きてきたころ、源頭部のナメが始まります。傾斜が徐々に強まり、ちょっと怖くなってきたあたりで樹林帯へ。しかし、この樹林帯も結構疲れる。最終的には山頂直下100mあたりで引き返すことに。

植林小屋まで戻った後、杣道を辿って下山します。核心部を大きく巻くことになります。杣道は崩壊がひどく、トラロープとピンクテープを頼りに下ります。tanoは歩き方が下手なのか、何度も滑りこけました。特に落ち葉!フェルトソールの方は、下山靴があった方がいいかもしれません。この道は最後不明瞭になりましたが、うまく伝うと260m付近の二股に降りられます。その後は沢を伝いつつ、再度、右岸の杣道を使って源助滝のゴルジュを巻くことで下山できます。いやー久々にきつかった!

滝鑑賞にはいい沢でした。人によっては登れない滝が多いので物足りないかも。初春や晩秋もいいかもしれません。