【沢登り】神童子谷

期間 2025年8月3日
目的の山域山名 大峰・神童子谷 天気 晴れ
登山方法1 日帰り 登山方法2
目的1 例会 目的2 沢登り
メンバー(氏名) 太鼓腹、tano、ayami、タケ、sen、masami、mayu、tomo、TAKEZOU、フォレスト、moto、AyamaO氏(会員外)

記録詳細

8:00 林道入口車着 – 8:30 出発 – 9:00 888m手前200mほどから入渓 – 9:50 栂淵 – 10:25 へっついさん – 斜瀑・赤鍋ノ滝(4名巻き・9名直登) – 11:30 赤鍋ノ滝上(30分昼食休憩)- 12:00 出発 – 13:00 釜滝(20分休憩)- 13:20 出発 – 14:30 赤鍋ノ滝上 – 赤鍋ノ滝クライムダウン・斜瀑ウォータースライダーで下降 – 15:00 脱渓 – 15:40 駐車スペース着

感想

例会山行として、大所帯13名で大峰の美渓・神童子谷へ。基本は歩き沢ですが、栂淵、へっついさん、大釜をもつ斜瀑、赤鍋ノ滝、そして美しい釜滝と、みどころポイントがしっかりある沢です。本日は初心者も多かったため、釜滝までの往復としました。

駐車スペースに8時に着くと、すでにほぼ満車。沢の中でも数えきれないほどのパーティに会い、人気のほどがうかがえます。サクッと準備して、歩き始めます。最初30分ほど林道を歩きましたが、これが暑い。ほどほど、888mに至る前に入渓しました。

入渓後もワイワイ進みます。今回13名と人数が多かったため、やんわりと3チームにわけて進みました。ゆっくりと着実に進むと、1時間かからず栂淵につきました。ここは泳ぎ!でも、3年前に来た時よりも淵が土砂で埋まって、泳ぎは短くなったような気がします。

栂淵を超えると、左岸から遊歩道が下りてきます。でも、この遊歩道がところどころ崩壊していて、今は栂淵を泳がないと入渓できないようになったんじゃないかな。

ここからへっついさん、8m斜瀑、赤鍋ノ滝とみどころが続きます。8m斜瀑は何度かトライしたものの、滑ってしまった方は高巻きです。右岸から高巻きを試みたパーティもいましたが、かなり悪かったそう。左岸が正解の様子。ただし、左岸も下りはなかなかの急斜面でした。トラロープあり。ここで大休止

ここからまた単調な河原歩き、途中、1名が転んで膝をぶつけるアクシデントがありました。戻るか確認するものの、行けそうとのことなので、あと500mほど、釜滝まで行くことに。

釜滝には1時間ほどで到着。毎回来るたびに釜が埋まってしまってきていますが、それでもいまだ美しい流れをたたえていました。各々、休憩したり飛び込んだり多岐に登ってみたりして過ごします。

膝をぶつけた1名、かなり腫れている様子でしたので、ここでテーピングを巻き、膝を補強、経験者1名が付いて、ほか初心者数名とともに先行で下山することに。

最後は赤鍋ノ滝をクライムダウン、斜瀑をウォータースライダーで下降。けがをされた方も頑張って歩いてくれました。

最後、反省点:ケガをされた方に、無理をさせてしまった点は反省すべき点です。転倒の段階で、しっかりケガの度合いを確認し、戻る選択をする必要がありました。どの程度の痛みや辛さかしっかり聞くこと、特に我慢させてしまっていることも考え、安全側の判断をしなくてはなりません。

【感想】

◯あやみ
今日は神童子谷へ連れて行ってくださってありがとうございました!
私自身、初めての沢経験だったんですけど、想像以上に楽しくて早くもまた次の沢に行きたいなと考えています。
普段登山する時めちゃくちゃ暑がりでいつも暑い中登ってるのでとても快適に登れました。
寒いのは想像してたんですけど、やっぱり止まった時や影になった時は身震いするほど寒かったので、次からは水用ウェア揃えて臨みたいと思います。登ってる最中、クライミングの技術が大事になるんだなーとも思ったので個別でクライミングも鍛えようと内省しました。
◯tomo
沢登りは2回目の体験で、とにかく水の深み、冷たさに不安を持ちつつ、ゴツゴツ岩を登る楽しみと透明な水の流れ、大峰ブルーに癒されながら楽しい1日となりました。
最終目的地の釜滝の景色には感動‼︎自然なのにちょうど開けてて青空も見えて木々の緑はキレイで魚も沢山泳いでて最高の景色でした。
見どころいっぱい楽しみどころいっぱいの沢でした。
斜瀑のウォータースライダー、私は苦手なので逃げましたが皆さんとっても楽しそうでした(^o^)
○フォレスト
この谷は10年ほど前に1度来たことがありましたが、平瀬の谷という印象でした。
大川口からバリゴヤ・稲村へ登って神童子谷へ降りてくるというのがお気に入りのコースで5・6回は歩いていると思います。10年ほど前の話ですが。
今回ここへ来てみて土砂で埋まったミニゴルジュ地形や きめの細かいツルツルの岩盤もあり きれいな水と相まってやさしい自然と言う感じの沢でした。
ウォータースライダーにぴったりの沢だったのですが 泳ぐつもりじゃなかったので普通の登山用の服で来たので 釜滝で3回ほどドボンしたらがちがちに震えました。
今回は寒さで水遊びは控えましたという 8月にしては珍しい体験をしてしまいました。
〇タケ
少し久々の沢登りです。初めは景気よくじゃぶじゃぶしていましたが、途中から曇り出し、次第に日向が恋しくなる。今回の到達点の釜滝で、登れないか数回トライしましたが、途中の足場が見つからずに断念。次回への宿題を残しての帰和となりました。
◯aya

山岳会に入会後、初めての山行(※1)で奈良・神童子谷へ。
沢登りは初挑戦でしたが、大山の達成感の勢いそのままに参加しました。

登山経験も浅く、不安いっぱいのスタートでしたが、沢の美しさや岩場のスリルにワクワク。
登れない滝に出くわしたり、高巻きルートで自然のジャングルジムをよじ登ったり。
気づけば両膝にしっかり傷、ザックも持ってもらう始末で、お荷物感たっぷりでした…。

それでも、みなさんのあたたかいサポートに助けられて、なんとかゴールまで到着。
自分に足りない部分も見えてきて、次へのいい課題ができた、貴重な経験でした。

◯たけぞう

天気も気温も沢日和で、大勢で賑やかな楽しい山行でした。新会員のSさんがケガと疲労でへばってしまいましたが、彼女言わく、リーダーの手厚くフォローと周りの会員の方々の励ましでなんとか最後まで乗り切れたとの事でした。

毎回学ぶことが色々ありますが、今回はとくに入会させてもらって良かったなぁと思いながら帰路に着いた次第です。皆さんありがとうございました!

◯sen
初沢登りでした。いい天気で、空も川もいい色でした。
初めは恐る恐る入水。水の冷たさを楽しみながら進みました。泳がないといけないポイントでは、小学生ぶりに泳ぎましたが、ザックが浮き輪がわりになってくれ、なんとかなりました。
夏の山歩きは暑くてしんどいですが、今回は涼しく終始楽しい1日でした。
下りのウォータースライダー手前で滑って太ももを打ってしまったので、普段の山歩きでもそうですが、重心や足の置き方等気をつけて下りに強くなっていきたいです。