期間 | 2025年7月27日 | ||
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目的の山域山名 | 中央アルプス、木曽川水系 幸ノ川 | 天気 | 晴れ(ときどきガス) |
登山方法1 | 日帰り | 登山方法2 | 前夜発日帰り |
目的1 | 個人 | 目的2 | 沢登り |
メンバー(氏名) | tanoT氏(会員外) | ||
交通費、食糧、 その他費用など |
和歌山~木曽福島、車片道5時間(単独なら電車もありかも) |
記録詳細
6:10 コガラ登山口 – 6:35 正沢川方面に行ったことに気づいて引き返す – 7:00 コガラ登山口 – 7:25 幸ノ川入渓点 – 9:40 Co1840二俣 – 右岸高巻 – 10:35 高巻き終了 – 10:55 Co2000二俣 – 12:20 登山道合流 – 12:35 避難小屋 – 14:00 コガラ登山口

感想
遠征!今回は長野のガチ山ランナーTくんと。
※今年はじめの大雪の影響か、巻き道や滝、登山道の崩壊が多く、事前情報通りいきません。浮石多し。ルーファイと、安全なホールド・スタンスかを見極める力が必要です。
久しぶりの遠征沢で、中央アルプス・木曽川水系の幸ノ沢へ。ガレガレ・浮石・草付き・藪漕ぎ・土砂崩れ、そして底抜けに明るい渓相。初級ながら、幸ノ沢には雪国の沢のいやらしさと素晴らしさが同居していました。


コガラ駐車場から。早速ルートミス、福島Bコース方面を上がらなくてはならないのに、正沢川方面に行ってしまいました。1時間ロス。気を取り直して福島Bコースを登ります。約30分、汗だくになったころ、幸ノ川交差、ここから入渓。
早速現れる堰堤は、右からヤブこぎで越しました。
そして最初の滝。基本ガバですが、ヌルヌル。一日通して、ゴム底で一番滑ったのがこの滝でした。ほかの滝はザラザラの花崗岩質ですが、この滝だけなぜか泥岩質。びびって右から巻くことに。





小滝が現れ始めます。途中の釜をもつトイ状滝は、へつりに失敗するとドボン。紀伊半島の沢と違い、水がメチャメチャ冷たいので必死でクリア。その後はゴルジュ状になり、いくつか小滝をこなすと大きな連瀑が現れます。

この連瀑の下段、結構悪いです。特に下のほうがちょっとだけハングしていて。しょっぱなの登攀でおっかなびっくりだったのもありますが。とにかく岩がもろい!そっと、そーっと。。。
上段はすたすた登れました。このあたりで沢に日が差し込み、キラキラと輝きます。とても美しい区間。

上から見た写真。T氏がビレイしてくれています。岩にスリングをくくりつけて支点確保、後続を引き上げました。




輝く上段。この空が開ける感じは雪国ならでは。







連瀑をガンガン登っていきます。谷中が滝です。
支点が取りにくい滝が多いので、肩がらみが活躍



Co1840の二俣が見えてきました。写真の二俣直後の6m+6mの滝は登れず、右岸から高巻くことに。高さ頭まである激ブッシュのヤブ漕ぎ、久しぶり!右岸の尾根に上ると、踏み跡がありました、が、谷へ降り始める場所で消滅。土砂崩れ(もしくは今年の大雪での雪崩?)で、ルンゼをトラバースする踏み跡がごっそり無くなっていました。ルンゼに踏み込んでみるも、ザレザレの急斜面で、とても渡れず。仕方がないのでさらに上がり、木が生えている斜面を拾って大高巻き。最後はまた頭までのヤブ漕ぎ(たまにアザミがあって痛い!)写真は谷へ降りてきたルート。
雪国の沢は特に、ルートが毎年大幅に変わります。





まだまだ連瀑帯。沢の中では大体全部滝を登っています。


ガスが晴れて振り返ると、はるか彼方にコガラ登山口の駐車場が!遠いな。。。
お花はトリカブトかな。


唐突に終了点の登山道交差地点に。右側に木の橋、左側にピンクテープがありますが、どちらも分かりにくいです。また、左側の登山道は巨木が倒れてふさいでおり、これまたわかりにくくなっています。要注意

登山道、崩壊著しいです。雪崩と豪雨の影響でしょうか。
※あとから調べたら、登山道は現在通行止めだそうです。ごめんなさい。