| 期間 | 2025年9月13日~2025年9月14日 | ||
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| 目的の山域山名 | 山梨県・鳳凰三山 | 天気 | (1日目)曇り時々雨、(2日目)曇りのち晴れ |
| 登山方法1 | 小屋泊 | 登山方法2 | 前夜発1泊2日 |
| 目的1 | 例会 | 目的2 | 縦走 |
| メンバー(氏名) | 太鼓腹、くに、tomo | ||
| 交通費、食糧、 その他費用など |
鳳凰小屋(夕食・弁当)@12500円(旧館料金)、 車代:@1万円(うちETC:和歌山南⇄諏訪南) 青木鉱泉駐車場:1600円(2日分)、 青木鉱泉入浴@1000円 |
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記録詳細
(くに記)
前夜発1泊2日で、久しぶりのアルプスへ⭐︎太鼓腹さん(CL)、トモさんと3人の旅。
天候が不安定で2日間雨も覚悟していたが、朝の空は意外に明るく6:40出発、ドンドコ沢を何度か渡渉しつつ登る傍らで花とキノコが目を楽しませてくれる。途中、鳳凰の滝に寄り道。…これが結果的に太鼓腹さんの体調不良を招いたのか…めっきり速度が落ちるなか白糸ノ滝まで延々と急登が続き、いつしか雨も降ってきてカッパ上下を着た。五色ノ滝をすぎるとようやくなだらかになり、雲の平付近のアラスカ庭園のような景観を味わいながら13:40鳳凰小屋に到着(泊)。
小屋はキャンセルが出たようで、旧館2階の上段5人スペースを3人で使えた。ボトボトの衣類や装備を乾かすにも乾燥室が満杯(夕方に入れ替えあり)、電波もないしすることがなく仮眠をとる。夕食はカレー(我々は2巡目18:00〜)。”明日は午後は結構降るかも、稜線は風速8-9m、風雨で体力削られるので早朝からの行動が吉”と小屋の案内があり、5:30には出発と決めて就寝(20:00消灯)。
翌朝、太鼓腹CLの具合は明らかに悪くトモさんと心配したが、予定通り登るとのこと。5:00前まだ暗い小屋前で、私が別パーティをメンバーと誤認識し(!)慌ててその後について登ってしまうという…トンデモ事件もあったが、追いかけてきてくれた2人と20分後に出会えて事なきを得た(暗闇の早合点スミマセンでした)。
地蔵岳の登りは、トモさんは足取り軽く元気にスタスタ、体調の悪い太鼓腹さん&元々ペースの遅い私はのろのろ。賽の河原にやっと着いたら、オベリスクは眺めるだけで満足した。
ここからは稜線漫歩のハイライト。アルプスの稜線らしい風を受け(風速は8m程)、もうサイコー‼︎の気分でしたが太鼓腹さんは体調不良のまま苦しんでいた。それでも好天のもと観音岳や薬師岳から富士山もチラッと見えて、ホウオウシャジンやタカネビランジが可愛く咲いていて、本当に良かった‼︎来た甲斐ありました。皆大満足。
中道ルートの下山は4時間余り、うち3時間は単調な標高差1400mをひたすら下る…もはやキノコにも反応しなくなった我々。さすがは百名山(下山してから百名山と知ったw)、登りごたえのある山でした。
【コースタイム】
前夜20:00和歌山市内集合…青木鉱泉3:40着、車中仮眠
▪️1日目(9/13)
青木鉱泉(6:40)〜南精進ヶ滝(8:50)〜鳳凰ノ滝(9:50)〜白糸ノ滝(11:30-11:45)〜五色ノ滝(12:35)〜鳳凰小屋(13:40)泊
▪️2日目(9/14)
鳳凰小屋(5:00)〜地蔵岳/賽の河原(6:10-6:20)〜観音岳(8:00-8:20)〜薬師岳(8:50-9:20)〜林道分岐〜青木鉱泉(13:45)
下山後は太鼓腹さんの体調も戻り、何よりでした。




































概念図
感想
【太鼓腹】
憧れの鳳凰三山でした。しかし、私にとっては大変厳しい山行となり、同行していただいたお二人にはご迷惑をおかけたり、心配させてしまい、申し訳なかったと思っています。
体調不良の原因については、最近の山行で感じていることですが、まずは年齢的なことです。とにかく疲れやすいのです。そして、食事というか、行動食の摂り方にも問題があるのかなと思っています。おなかが減っているのに食べたくないという感じなどです。
私にとっては辛い急登があったりした山行だったとはいえ、やはり日本百名山の山でしたから、雨が降ったり、ガスに覆われたり、また、風が強かったりしても、時々見える素晴らしい景色の中、楽しく歩くことができました。ただ、富士山の裾野が少し見えたり、遠くに南アルプス南部の山々が見えたりしたものの、南アルプス北部の山々がガスに覆われて見えなかったのは残念でした。
なお、私は、当初、テント泊で計画していたものの、多くの団体がテント場を予約していたため、小屋泊に変更しました。結果的にテント泊にしなくて良かったです。
【tomo】
「南アルプス・鳳凰三山」、もう名称だけで行きたい!と思い、日程調整がついたので参加を申し出ました。
2日間ともカッパ装着での山行になると覚悟していましたが、1日目の後半で雨に降られた以外はまずますの天候。
南アルプス入門の山と本にはあったように、1日目はドンドコ沢ルートの登りで樹林帯、滝、沢を楽しみ、2日目は賽ノ河原の地蔵尊、地蔵岳の圧巻のオベリスク、ホウオウシャジンや何とか残っててくれたタカネビランジの花、三山を繋ぐきれいな稜線、薬師岳の先に何とか姿を見せてくれた富士山等々全てに感動!!
地蔵岳へのアリ地獄のような登りも薬師岳から下山のときの激下りもしんどかったけど、行った甲斐がありました。




