ドラゴンの爪~弥山、鉄山

期間 2025年10月13日
目的の山域山名 大峰山系 弥山 天気
登山方法1 日帰り 登山方法2
目的1 目的2
メンバー(氏名) TAKEZOU、yurisuke、moto、イワイワ

記録詳細

7:30 行者還岳登山口付近-10:00聖宝ノ宿跡-11:00弥山小屋-11:50出発-12:20修覆山-13:30鉄山-15:15行者還岳登山口付近

感想

今回は、少しハードな場所に行きたい!ということで、登山地を大峰ドラゴンの爪痕(聖宝谷)弥山〜鉄山バリエーションルートへ。

駐車地点近くにあるモノレール小屋の横からスタート。歩き始めて大きな砂防ダムをいくつか迂回して超えると、目の前にガレ場の斜面がひたすら続きます。

足元は悪く、間違えて一歩踏ん張ると大きな石ころがガラガラと音を立てて落石していきました。途中から雨が降ってきたせいで先の道は霧がかかり、石ばかりの光景は『ここで地震来たら生き埋めやなぁ』とよからぬことも考える不気味な空気。

スタートして約1時間。

息を切らしながらようやくドラゴンの手のひらあたりに到着。ここから指のように溝の地形が4つに分かれていて、右から2番目を登るはずが、違う指に移動してしまったので少し戻ることに。

これが距離はないものの、この辺りが急斜面だったので指から指へ渡るのもなかなかスリリング。一歩踏み外したら岩と一緒に転がり落ちそうな状況でした。さすがドラゴン手強し!その急斜を四足歩行で登り切り、ドラゴンを達成した後は、すぐに聖宝ノ宿跡に到着しました。

ここから一般道にて弥山へ。さっきまで会わなかった他の登山者とすれ違いながら登山道を進みました。がれ場の疲労と相まって脚の疲労とヒリヒリ闘いながら弥山へ到着。雨が降っていたので弥山小屋の中で昼食をした後は、小屋の左側奥の防鹿柵を超えて、修覆山・鉄山へ向かうルートへ進みます。

午前中のガレ道とはうって代わって、地面は一面の苔で、足あたりの良いふかふかの緑のカーペット。もみの木や、ピンク色や丸っこい可愛いきのこも沢山生えていてメルヘンの世界。もみの木枝がゆく道を塞ぐのでそこを掻い潜りながら進みました。道中、天気が良ければ聖宝谷がみえたそうですが、霧が濃く、まったく拝めず残念。ルートは分かりにくく、YAMAPを頼りに進みました。

修覆山〜鉄山までの途中、地面に木の根が張り巡らされ、雨のせいで滑りやすい場所があったり、最後は急登だったのですが、やれやれで到着!

あとは下るだけ。

そこからは通常、鉄山登山口を目指し下山しますが、ショートカットできるルートを進みます。かがりび通称?『hルート』。hさんが前にテープをつけてくれたそうで、車の停めた場所までほぼ一直線に下ります。

急斜面だったので土や落ち葉が踏みつけるとずるずる滑って、これが私は結構苦労し、何度も足をとられました。(他3名は私ほどではなかったけど)木をしっかり両手で持ちながら下りましたが、木が腐ってて折ってしまうこともあり、距離もなかなかあったので大変でしたが、ようやくあと120m!と言っている時にガードレールが見えてホッと一安心で生還。

ズボンと靴は泥まみれになりましたが、ドラゴンと戦った後は仕方ない? いろいろな山の道が歩けて、達成感のある楽しい一日になりました。

(yurisuke)