2021.7.16

前鬼川から釈迦ヶ岳へ

7月15日(木) ベロ、フォレストの2名で前鬼川から釈迦が岳へ登ってきました。

今回の目的は五百羅漢の岩場を近くから観察しようということで計画しました。前鬼川を登って孔雀谷から釈迦が岳と孔雀岳の真ん中あたりへ登り詰めようと考えていました。

黒谷と前鬼川の合流点から入渓し前鬼ブルーの澄み切った水に癒されながら登るが岩がつるつるよく滑る。大岩も多く少し時間がかかり三重滝の次の支流のあたりまでで3時間ほど経過していた。このまま沢を登って行ったら時間がかかりすぎるということで作戦を変更し ここから尾根を登ることにする。

孔雀谷と支流との合流点からまっすぐ稜線に登れそうないい尾根であったが、スマホの検索では軌跡が無いとのことなので我々が最初の軌跡を残すことになりそう。けもの道を利用しながら登るが明るく傾斜もあまりきつくなくいいルートだった。登るにつれて五百羅漢の岩峰が右にも左にもニョキニョキ見え、アクセスが良ければ名所になりそうな場所だが残念ながらここへ来た人しか見られない。

地図で見たところ稜線近くに難所がありそうだったが幸いにも岩場の切れ目がうまく上に続いており稜線に出ることができた。

稜線へ出ると同時に雨が降り出し、釈迦が岳のあたりで雷もゴロゴロと鳴り出したので神仙の宿へ急ぐ。途中で雨も小康状態となり霧の中をいろいろ話をしながら歩いた。

(アスリートのベロ君)

ベロ君は数年前に1か月ほどかけて太平洋から日本海まで南・中央・北アルプスの稜線を車のサポートなしの徒歩のみで踏破した。そして今 非常に困難なレースに挑戦しようとしている。その彼のトレーニングメニューは週に5日ほど15kmほどのランニング、支障がない範囲での足首に2kgの重りをつけての生活、日帰りで大峰周辺の山での通常のコースタイムの半分ほどでの長距離歩行(トレラン)など。足の筋肉が尋常ではない。我々にとっては上り坂も 彼にとっては平坦な道を歩いているようなものだと思う。しかし、すべてたゆまぬ努力の賜物だと知った。

年と共に衰えていく体力をひしひしと感じる私ですが、最善を尽くして山に向かいたい。そのような山登りを続けたいと思う。

日本列島横断34日間( 大浜海岸~親不知海岸 ) 総歩行距離 561km/942499歩