7月17日 行者還岳へ慰霊登山に行ってきました。メンバーはバンブー、ゆう、フォレストの3名です。
行者還岳のピークから少し北へ行ったところにバンブー氏の大学の先輩の慰霊ケルンがあります。3名でそこへお参りに行きました。私も去年大学の先輩方の慰霊のために新潟の焼山へ登りましたので心情はよくわかります。
どちらも20代前半で亡くなられています。本人は勿論のこと ご両親にとっては悔やんでも悔やみきれないことだと思います。しかし、我々の楽しみとしている登山という行為は、自然の中での冷徹な大きな力の前では無力なのかもしれません。こちらに落ち度がなくても運命の大きな力の前ではなすすべもありません。
トレーニングを積み重ね十分な体力・技術を身につけなければなりません。山でのいろんな経験を積み重ねることも大事だと思います。そして、経験豊富な方の意見も参考になると思います。最近の若い方々には山岳会は面倒なことが多いと敬遠される方がいらっしゃるのではと思いますが、私の身の回りの方々は自分の経験を若い人達に伝えてより安全な登山をしてほしいと願っている方がほとんどです。そのような方々の経験を活かすのもいいのではないかと思います。
しかし山ではその時々の判断が大事です。五感を研ぎ澄ませて危険な予兆を察知して切り抜けなければなりません。そのうえでこのような慰霊の気持ちも実際の行動として行っていきたいと思っています。山に眠られている方々のご加護をお願いしています。 (合掌)