2020.9.18
日帰り
前夜発2泊3日
個人
日本アルプスの山

天狗沢から奥穂、前穂周回

2020/09/22・提出

期間 2020/09/18~2020/09/21
目的の山域山名 北アルプス 天狗のコルから奥穂高、前穂周回 天気 晴れ、曇り、晴れ
登山方法1 日帰り 登山方法2 前夜発2泊3日
目的1 個人 目的2 縦走

 

 

 

 

岳沢ヒュッテへテントを張って、天狗沢から奥穂を周遊してきました。メンバーはバンブー、フォレスト、YU、シェルパの4名です。9/19~21 

シェルパ君はシェルパ族でヒマラヤでガイドもしていますが、うちの会の賛助会員になってもらっているので時々一緒に山へ行くこともあります。ですが、北アルプスへ来たのは初めてとのことでした。

19日は上高地から岳沢小屋まで登りテントを張り、さっそく小屋のテラスでビールで乾杯。シェルパ君からヒマラヤの様子などを聴きながら山談義。快晴で爽やかな気候のなか久々のアルプスの景色を満喫する。

少し休憩をしたあとそれぞれに夕食までの時間を過ごす。フォレストとYUは明日のための練習と南陵のあたりで少しトレーニング。

20日は薄曇りの中5時出発。天狗沢を登り3時間ほどで天狗のコルへ。そこから岩稜歩きを楽しんでジャンダルムへ。シェルパ君はお散歩状態であちらこちらの岩場へより道。YU君も昨日の練習のおかげか難なく通過。馬の背も無事通過し奥穂へ。ここで昼食をとり360度の眺望を楽しみながらお二人に今まで登った山々の紹介を。吊り尾根を通り前穂へ3名が登り、寄る年波に勝てないフォレストは前穂をパスし岳沢へ先に下る。

ところが1人で歩いているときに、クマに遭遇。距離は15mほど。初めこちらを見たが、草地の中のブルーベリーを食べているらしく無心についばんでいる。少し観察し、後続者に注意するため少し離れた見晴らしのいい場所で待機。後で降りてくるバンブー氏に電話し注意するよう伝え、ここで待つことにする。先にシェルパ君がおりてきたがクマは上に移動してシェルパ君とは距離があったので何も伝えず降りてくるのを待つ。シェルパ君が来てから4人ほどの登山者に注意をしたが、4人目の人が危なかった。後で聞くと我々の声が聞こえなかったらしく、下を見て歩いていたので全然気づかず、気が付いたらクマが尻を見せて逃げていくところだったと。おそらく10mぐらいの距離だったのでは。クマに向かって突進して行ったので、さすがのクマも驚いて逃げたのかもしれない。バンブー氏達が来たときは、クマは登山道からかなり下へ移動していたので問題なく通過し、岳沢へ下山。

21日 朝からいい天気の中を上高地へのんびりと下山。快晴で西穂から前穂へかけての稜線がくっきりと見え、最高の景色でした。

北アルプス初めてのお二人を歓迎してくれたかのようでした。

概念図