2022/05/18・提出
期間 | 2022/05/13~2022/05/16 | ||
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目的の山域山名 | 奥穂高岳南稜 | 天気 | 雨のち曇り |
登山方法1 | 小屋泊 | 登山方法2 | 前夜発2泊3日 |
目的1 | 個人 | 目的2 | 積雪期 |
<5月13日> 和歌山発 20時30分 ・・・<5月14日>アカンダナ駐車駐車場3時頃・・・仮眠・・・バス出発7時50分・・・上高地着8時20分
<5月14日> 上高地出発9時10分 →岳沢小屋到着13時 → 偵察と準備 → 8時ごろ就寝
<5月15日> 起床3時20分 → 出発5時 → 取付き付近6時 → 岳沢小屋6時40分 → 上高地河童橋10時30分 → 大正池まで散策13時
<5月15日> 温泉入浴後 予定より一日早く帰和23時頃
〇概要
岳沢から奥穂高南稜を登攀して、奥穂高岳に登頂し涸沢カールから横尾経由で上高地まで前夜発2泊3日のルートを計画しましたが、天候不順でルートの状況がかなり悪く、メンバーの体調などを総合的に考え合わせ、取付で引き返すことを決断しました。
今回、十分にルートの偵察ができたので、身体づくりに励み、再度挑戦したいと思います。
帰りは、大正池まで上高地を散策し、美しい穂高連峰の姿を観ることができました。
かのウエストンもここから南稜ルートを観察したのかと思いを巡らせました。
〇行動記録
・アカンダナ駐車場で仮眠して待機、雨は小降りになり上高地に向けバスで出発
曇り時々小雨の中で、とにかく岳沢小屋に向け出発した。奥穂高岳の頂上部分は雲に隠れて見えないが、雪はいつもよりもかなり少ないように思われた。
岳沢の夏山登山道を登って行く。以前に来た時は、かなり下の方から雪崩のデプリを乗り越えて登った記憶がある。
途中から残雪とブッシュを避けて沢の中を登ると雪面が現れ快調に高度を稼ぐ。小屋のスタッフが竹竿の目じるしを付けてくれていた。
・小屋到着後、ルートの状況を小屋スタッフに聞き確認したあと、アイゼンを履いて南稜取付きの偵察に出発。
雪面は、草付きを巻き込んだブロック雪崩の痕でかなり汚れている。
昨日からの大雨で、滝沢の大滝は、かなりの水量を勢いよく落としている。取付きの直登ルンゼも水が流れて状態はかなり悪い。何とかルートを確認した。
小屋のスタッフも、「雪が解けてしまって、草付きやハイマツのブッシュの中を、アイゼンを履いたまま登る必要がある。」とアドバイスをしてくれた。
お天気は、回復して青空が見えてきた。小屋の窓から乗鞍岳の奇麗な山容を望むことができた。
テルモスにお湯を入れ明日の準備をして、美味しい夕食後に就寝
・予定より30分ぐらい寝過ごして弁当を食べ出発
昨日よりもルートの状況は良くなっているように見えてたが、昨日すでに悪天下の状況を見ていて天候が悪くなった時のことやメンバーの体調などを考え合わせると、無理はできないと引き返すことを決断した。
・岳沢小屋に戻った後、上高地に下山して日頃から行きたかった大正池まで散策をした。
温泉は「槍の里」の貸し切り露天風呂で槍ヶ岳を見ながらゆっくりと身体を癒した。
概念図
〇共同装備
コンロセット、アルパインクライミングクイックドロー6セット、アイスハーケン1、クライミングロープ8.6ミリ×50メートル 1本
〇個人装備
登山用具一式 登攀用具一式
特に非常用ツェルト、アイゼン、ピッケル、バイル、ヘルメット、スマホ電池バッテリー、マスク
〇交通費など
・岳沢小屋 13,000円
・片道 420キロメートル ETC 7,480円 一人あたり15,000円