2008/09/18・提出
期間 | 2007/08/09~2007/08/14 | ||
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目的の山域山名 | 北アルプス 北鎌尾根 | 天気 | 晴れ |
登山方法1 | テント泊 | 登山方法2 | 前夜発3泊4日 |
目的1 | 個人 | 目的2 | 縦走、登攀 |
北鎌は私の体力では無理と諦めていたが、みんなの倍時間をかければ行けるということで、最初で最後のチャンスと計画した。
9日夜10時発、新穂4時到着、最後の空きスペースに駐車して仮眠。バスにて上高地に入る。槍平まで5時間半。一日の事でまだ大混雑ではない。
10日4:45発、大曲から水俣乗越7:10.ここから天上沢に下る。きつい下りだが、踏み跡があり、貧乏沢より楽なのではないかと思う。9:20北鎌沢出合着。1時間の大休止の後、翌日の事を考え北鎌のコルまであがる。左俣で水補給二人で4.5L。右俣は水は殆どないが、途中流れを見つければ岩に吸いつく。後半はそれもない。二股で、左を取るが、本来は右が北鎌のコルだったらしい。でも結果1時間くらい短縮になるだろうか?最後の草付きは傾斜がきつかった。13:50着。9時間行動だ。コルは何とか2.3人用が張れたが、少し谷にはみ出すので木にテントを括りつける。虫攻めに遭い、ツェルトだったら大変だった。帰ってから痒く、30個所噛まれていたが、シオカラ虫のような虫だった。わかる範囲で10人このコルから、独標までにいる勘定だ。天上沢に別にテント3張り見えた。
11日4:50発いきなり急登、天狗の腰掛はいい場所で、テントも何張りか出来る。独標のトラバースを終えたところから、直登したが、これは難しいルートを取ったかもしれないが、面白かった。8時頃だった。独標は素晴らしい眺めで槍の穂から、富士山、白馬から、立山すべて見えた。ここもテントは何張りか出来る。独標から幾つも踏み跡があるが、出来るだけ稜線を離れないようにした。トラバースをうっかりすると、行き止まりや、道迷いするらしいので、できるだけピークを通ったのが正解だったようだ。しっかりした踏み跡は疑ってかかるのがいい。北鎌平まで、いいペースで歩けた。ここから傾斜が緩く見え出し、槍の上のすごい人もわかる。最後のチムニーは結局別のルートを上がってしまった。正午に、祠に出たら沢山の人達が拍手で迎えてくれ、写真も撮ってくれた。感激の一瞬だ。でも下りに行列し、小屋に着いたのは1時過ぎ、南岳まで頑張って行くことにして、大休止する。テントも小屋も満員だ。南岳には5時過ぎ到着。大きな雪渓が残っていて、冷たい水を補給しておいた。ここで道が新しく付け替えられていた。知り合ったカップルがテント場を確保してくれた。12時間行動。12日5:30南岳小屋出発、南岳新道を下る。春に何度も降りた南沢を暫く降りると、南側の痩せ尾根に登る梯子がある。ここからは、左に滝谷、前に笠、右に双六方面を眺めながらの楽しい下り。南沢にもトレースがあるが、でも南沢の下部は雪渓が残り歩けない状態だった。途中救急箱があり、ここからは又虫攻めだった。槍平8:00、冷やしうどん食べ1時間ほど大休止。穂高平で、牛乳、掻き氷、新穂でトマトと、食べる。渇ききった身体に最高の御馳走だった。12:10新穂着。ひらゆの湯で温泉と食事をし、4時、一般道で10時間、家に午前2時に到着した。