2022.8.3
テント泊
前夜発日帰り
個人
日本アルプスの山

錫杖岳前衛壁左方カンテ

2022/08/02・提出

期間 2022/07/30~2022/08/31
目的の山域山名 錫杖岳前衛壁左方カンテ 天気 晴れ時々曇り昼過ぎから夕立その後時々雨
登山方法1 テント泊 登山方法2 前夜発日帰り
目的1 個人 目的2 登攀
交通費、食糧、
その他費用など
ETCとガソリン台 13,000円/一人 温泉(槍の里)2,000円/1室

雲一つない良い天気で始まる。

錫杖沢出合

取付き1ピッチ目


1ピッチ目のフォロー

7月30日 和歌山発15:00 → 槍見温泉駐車場 21:30 仮眠
7月31日 起床3:00 → 出発4:10 → 取付き6:40 →登攀開始7:20→ 終了14:20
      懸垂開始14:50→終了16:50→ 下山19:56


カムとナッツ


3ピッチ目(スラブフェイス小ハング)Ⅴ 

4ピッチ目 焼岳遠望

5ピッチ目

ナチュラルプロプロテクション(NP)のルート:13個のカムと4個のナッツを持参した。
カムは大活躍、ナッツは使用しなかった。
3ピッチ目は、スラブと小ハング、苦労したがA0で乗り切った。
5ピッチ目は、チムニー少し濡れていたが、ホールドスタンスともにあり、楽しいピッチであった。


7ピッチ目

7ピッチ目

7ピッチ目


7ピッチ目のフォロー

7ピッチ目がⅤ+で一番グレードが高い。
Kikiは、体力切れで若いYUにリードを託す。


本峰

8ピッチ目のスラブ


完登

東尾根烏帽子方面

8ピッチ目のスラブも、YUにリードを代わってもらいサボりまくり。
完登後、前衛フェースの頭から東尾根烏帽子方面が見えた。
本来なら右俣沢を下る計画だったが、時間の関係で懸垂することに決定した。
懸垂は、7ピッチ目の大テラスまで左方カンテを懸垂して、そこから北沢側フランケを懸垂、注文の多い料理店ルートの右側を下降した。

 


懸垂

懸垂

以前は、8ピッチ終了点あたりから、注文の多い料理店ルートを懸垂した記憶があったが、自信がなかったのでトボのとおり下降した。
懸垂中に注文の多い料理店ルートのテラスを確認したので、次はこのルートを試してみたい。

懸垂後、Kikiは、例のごとく重たい足を引きずりながら一歩ずつ慎重に足を進め下山した。

 

概念図

・ナチュラルプロテクション主体のクライミングということで、不安でしたが、いざやってみると上手く出来、カムやスリングでの支点作りの勉強になり、良い経験ができました。程よい高度があり、楽しいクライミングルートでした。
ただ3ピッチ目と8ピッチ目の一ヶ所をA0してしまい悔いが残りますね。帰りは少し遅くなり、夜の暗闇の中の下山でした。
それもまた良い経験です。
下山後に行った槍の里温泉の湯は本当に最高!ゆで卵も美味しく元気がでました。(YU)

・今回は、17年前の私の記録をもとに計画しました。
歳のせいにはしたくないが、持久力と瞬発力ともに衰え、途中で息切れしました。
YU君にこれをカバーしてもらい、何とか完登を果たしました。
残るは経験と技術のみと痛感しましたが、これからも懲りずにトレーニングに励みたいと思います。(Kiki)