2022/08/12・提出
期間 | 2022/08/11 | ||
---|---|---|---|
目的の山域山名 | 南アルプス 甲斐駒ヶ岳 | 天気 | 曇のち晴れ |
登山方法1 | 日帰り | 登山方法2 | 前夜発日帰り |
目的1 | 個人 | 目的2 | ピークハント |
4:25 尾白川渓谷駐車場ー5:50 笹の平分岐ー 7:30 五合目ー8:05 七丈小屋ー8:40 八合目御來迎場ー9:22 甲斐駒ヶ岳山頂(大休止)ー9:50 山頂発ー10:50 七丈小屋ー13:35 笹の平分岐ー14:10 尾白川渓谷駐車場
登り:4時間57分(コースタイム9時間10分)
降り:4時間20分(コースタイム5時間15分)
【良かった点】
〇大目標であった日帰りでの黒戸尾根を、当初予定より短い時間で達成。
〇特に登りの強さを確認できた
【悪かった点】
〇出発が25分遅れた。大きな山行では致命的になる可能性があるため、今後注意が必要
〇水を3.5L持ったが、最後1時間は水がなく脱水症状の危険があった。また今回無補給だったが途中で補充すべきであった。
〇登りで体力を使いすぎ、下りで大幅にペースが落ちた。それ以外にも登りに対して下りが相対的に弱いことが分かった。
〇行動食を羊羹のみにしたため、甘いものに飽きがきて途中食べたくなくなった。レパートリーが必要。またばてたときのため、アミノ酸なども非常食とは別に携帯すべき。
概念図
〇たの
かねてより憧れの甲斐駒ヶ岳、黒戸尾根へ。急遽会員外の友人(トレイルランナー)が参加できるようになったため、単独行から2名へ。登山口着が4時10分、既に4時出発から遅れており、結局歩き始めは4時25分。このような大きな山行を行う場合には時間管理をしっかりしないとと反省から始まりました。
覚悟はしていましたが、ゴリゴリの急登、高低差2400mは伊達ではありません。それでも毎日の歩荷訓練の効果は確かに発揮され、ハイペースで登っていけます。ほぼ休憩もなく七丈小屋まで到着、ここで5分の小休止。七丈小屋前からハシゴや鎖が連続し、ガンガン高度を上げていきます。ほどなくして森林限界を超えると、今まで雲に覆われていた甲斐駒ヶ岳山頂から急速に雲が晴れていき、まるで「おいで!」と山が言っているようでした。それにしても大きい!1800m以上登ってきたのに、まだこんなにある。それでも不思議とこの登りは「しんどい」とは思わず、ただただ「すごい!」と、何かうれしい気持ちになりました。あとは岩間を必死によじ登っていき、ついに頂上へ。このときの気持ちは、どう表現していいのか、とにかくもう心底うれしかったです。
ここまでは最高だった(もちろん下山も楽しかった)のですが、薄々気づいていた問題にぶちあたります。下りの体力、もたないんじゃない?下り始めると、さっそく足がガクガクしはじめます。それでも体幹を使いながらだましだまし降りていきます。これなら持ちそう、と思い、鎖場も終わった五合目からペースアップ。これがいけなかった!空元気は刃渡りまでしか持たず、水も残り300mlくらいに。ペース配分を完全に間違えました。ここからは我慢の山行。水を節約し、30分おきに休憩するようなペースで少しずつ降りていきます。今回の山行で一番しんどかったのは結局この区間で、特に笹の平分岐から吊り橋までは、ひたすら我慢でした。
しんどい事もありましたが、限界まで体力を絞り出し、山頂を獲った最高の山行でした。さらに体力をつけ、今度は下りでバテバテにならないようにし、計画をより入念に行い、完璧な体制でまたトライしたいと思います。