2017.4.29
小屋泊
前夜発1泊2日
個人
日本アルプスの山

燕岳

2017/05/02・提出

期間 2017/04/29~2017/05/01
目的の山域山名 燕岳 天気 4/30 はれ 5/1 曇り
登山方法1 小屋泊 登山方法2 前夜発1泊2日
目的1 個人 目的2 積雪期、ピークハント
交通費、食糧、
その他費用など
交通費
No 発 着 手段 費用 備考
1 和歌山 新大阪 JR 2210 特急料金込み
2 新大阪 松本 阪急バス 6700 高速バス
3 松本 穂高 JR 320
4 穂高 中房温泉 バス 1700
5 中房温泉 旧しゃくなげ荘 バス 1200
6 旧しゃくなげ荘 穂高 バス 500
7 穂高 松本 JR 320
8 松本 和歌山 JR 11870 特急料金込み
合計 24820

その他費用:しゃくなげの湯 700円

 4/29~4/30 中房温泉までの移動
  一人で信州に行く方法として、一人で運転していくのは避けたかったので、他の手段を探しました。
燕山荘のホームページで高速バスの紹介があったので、それを使うことにしました。
新大阪~松本 阪急高速バス:\6700 21:49発 6:20着。両窓側と中央の3列シート。フルフラットにはなりませんが、まあまあシートも倒せるのでなんとか寝られます。あまり上質ではないが暖かい毛布とペラペラのスリッパが付いています。ただし、僕の席は写真にあるとおり前が狭く足の置き場がなかった。隣が空いていたのでそちらに移動。6時過ぎには到着。
この高速バスはG/W期間は同一時間の発着で2台運行していて、僕の乗った1台目は8割方埋まっていました。ちなみに4/28(金)のバスは1週間前の段階で完売。この記録を書いている5/2 9:30の段階で5/2は残席2、5/3は満席、5/4は残席3でした。下記のURLで予約までできます。
https://www.hankyubus.co.jp/highway/
 松本からはJR大糸線で穂高駅まで移動。\320。6:27松本発~6:59穂高。6時過ぎに松本に到着したので、次の列車までに時間があり、松本駅前で牛丼屋さんで朝ごはんを食べた。出発時間ぎりぎりに乗車。JRは鈍行でもトイレがついているのでありがたい。
 穂高駅からはバスが中房温泉から出ている。8時穂高駅発。1時間も待ち時間があるが、中房温泉に行く人がたくさん穂高駅にはいるはずだから、その人たちとタクシーを相乗りしたらいいと思っていた。しかし、穂高駅でザックをもって降りたのは僕だけ。天気もいいのに穂高駅の前で1時間、暖かい朝日を浴びてぼんやりしていました。ようやくバスが来て乗ってみると、20人乗りのバスになんと僕一人だけの貸切。
このバスは、中房温泉までの途中で「旧しゃくなげ荘」に停車します。このバス亭は、2011年のくにちゃん達が行ったときに車を止めたところ。
このバスは1日5便。僕が乗ったのは穂高駅8時発の第2便で、第1便は6:40発。第3便は10:55発。詳細は下記のURL参照。
http://www.nan-an.co.jp/modules/bus/nakafusa/
 暖かい日差しの中でバスに揺られてうとうとしていたら8:55に中房温泉に到着。
 4/30 登り
この日のコースは、僕の持っているヤマケイアルペンガイド7「槍・穂高連峰」(2008年版)によると登山口より第2ベンチまで1:10、第2ベンチから合戦小屋まで1:50、合戦小屋から燕山荘まで1:05とある。合計4:05。これは、30~50歳の成人が山小屋利用1泊2日の装備で無雪期に歩いた標準的なコースタイムとのこと。
  登山口で準備して写真を撮って9:15に出発。そのころには下山してくる人が数人。登る人は皆無。天気もいいのに、みんな登らないなんてもったいない。
 事前に紫さんからYAMAPで帰りに記録アップしてねとの事だったので、登山口でこれでいいのかなと思いながら、「スタート」のボタンを押してから歩き始める。登山口の標高は1460m。燕岳の山頂は2763m。1300mアップ。標高1663mの第1ベンチには9:50頃到着。YAMAPの記録が出来ていないようだったのでしばし操作して記録開始。アイゼン装着して出発。(2011年12月末に伊吹山に登った時以来のアイゼン装着)
 第2ベンチ10:45到着(標高1842m)。ベンチの座面まで雪がある。第3ベンチ11:22(標高2000m)、ベンチは雪の中で見えず。行き先表示の看板の上部が見えている。富士見ベンチ12:49(標高2200m)、合戦小屋12:49(標高2384m) ここまで、924mの標高差で約3.5時間。4時間くらいで燕山荘に着くのではと嘗めていましたが、まだまだここから。合戦小屋からは登っていく人がたくさんいました。合戦小屋からの急登を登っていく人を見ながら「しんどそー」と思っていました。合戦小屋で20分ほど休憩してから登り始める。天気は上々。稜線にでるまでに左手に槍ヶ岳が見え始めた。高い。きれい。かっこいい。感動。合戦尾根に出ると東沢岳、東餓鬼岳、清水岳の稜線が見える。写真にあるように合戦尾根にたくさんの踏み跡がついていて、その先のはるかかなたに燕山荘が見える。「えー、あんな遠くまで行かないといけないのー?」と思う一方でとても綺麗で楽しい稜線歩きを楽しみました。燕山荘には14:38着。結局5時間以上かかってしまった。翌日の天気はあまりよくないと聞いていたので、燕岳登頂も済ませておきたく。荷物を置いてピッケルだけ持って出発。写真にある通りの最高な風景を堪能しました。
 燕山荘に戻って生ビールを飲んで、食事。宿泊者には、雨水を無料で分けてくれます。アルファ米の炊き込みご飯で夕食。天気予報を確認すると、やはり翌日は雷を伴った雨になるとの事。昼12時くらいに前線が通過。東沢乗越から中房温泉のルートは通行止め。うーんどうするかと思いながら21:00就寝。
 5/1 下り
 朝5:00に起床。外に出てみると雲がかかって燕岳も見えない。しかし、雨はまだ降っておらず視界も大丈夫。天気予報は前日と変わりなし。予定していた大天井岳、常念岳の表銀座ルートは無理と断念して、そうとなれば雨が降る前に下ってしまえと朝食も摂らずに5:20下山開始。
5:20 燕山荘、6:00 合戦小屋、6:21 富士見ベンチ、6:40 第3ベンチ、7:02 第2ベンチ 7:29 第1ベンチ、8:00 登山口
 5/2 帰り
 8:30 中房温泉発のバスに乗り、「旧しゃくなげ荘」でお風呂に入るべく下車。徒歩4分で「しゃくなげの湯」。このしゃくなげの湯は2016年の10月にオープンしたそうで、きれいなお風呂屋さんでした。入湯料700円。バス亭から見ると、登山者用の無料駐車場の向こう側にあります。2011年10月のくにちゃん達の記録にある「しゃくなげ荘」はバス亭のすぐ横にあったそうですが、今はもうありません。
バスは中房温泉から「旧しゃくなげ荘」まで1200円、「旧しゃくなげ荘」から穂高駅まで500円。
穂高駅の駅舎に入ると同時に雨が激しく降ってきました。早く降りて正解だったようです。
後は、下記の電車を乗り継いで夕方には和歌山に着きました。11:13 穂高~(大糸線)~11:45松本、11:53 松本~(特急しなの10号)~14:01名古屋、14:09 名古屋~(ひかり471号)~15:00新大阪、15:15 新大阪~(くろしお17号)~16:16和歌山

コースタイム
登山口 9:15 標高1460m、第1ベンチ 9:50 1663m、第2ベンチ 10:45 1842m、第3ベンチ 11:22 2000m、富士見ベンチ12:49 2200m、合戦小屋12:49 2384m、燕山荘14:38 2705m 燕岳15:30 2763m
(燕山荘まで5時間23分、燕岳山頂まで6時間15分)
5:20 燕山荘、6:00 合戦小屋、6:21 富士見ベンチ、6:40 第3ベンチ、7:02 第2ベンチ 7:29 第1ベンチ、8:00 登山口 (2時間40分)

 

概念図

 久しぶりの山行で体力的にもしんどかったですし、2日目の天候にも恵まれず、予定していた大天井、常念のルートは断念しましたが、燕岳に登れてよかったです。
アイゼンの爪を逆側の足のアイゼンの紐にひっかけて転びそうになったのは反省点