2023/10/04・提出
期間 | 2023/09/17 | ||
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目的の山域山名 | 大峰 神童子谷 | 天気 | 晴 |
登山方法1 | 日帰り | 登山方法2 | ------- |
目的1 | 例会 | 目的2 | 沢登り |
交通費、食糧、 その他費用など |
和歌山~母公堂まで片道約80km、京奈和道無料のためガソリン代のみ。 |
7:00 林道入口駐車スペース – 7:40 林道途中(以降立入禁止)スペース – 入渓準備 – 7:50 入渓 – 8:17 栂淵(泳ぎ) – 8:40 へっついさん – 8:45 8m斜瀑 – 8:52 赤鍋の滝(泳ぎ) – 9:40 釜滝(大休止、ご飯を食べたり泳いだり)- 10:00 左岸から高巻き、犬取谷へ – 10:30 二の滝 – 10:45 一の滝 – 11:30 二条4m滝(直登) – 11:50 犬取滝25m – 右岸高巻き開始 – 12:15 滝上 – 13:00 ジョレンの滝60m – 右岸高巻き – 13:25 滝上(源頭)- 13:55 稲村小屋 – 15:20 母公堂下山
秋ちゃん、たのに、神奈川から遠征してくれた友人を加えた変則メンバーで、大峰の美渓、神童子谷を遡行しました。この神童子谷は二俣からノウナシ谷方面に上って山上が岳に至るルートが「関西起点 沢登りルート100(吉岡 章, 2021、改訂版)」に記載されていますが、このルートだと日帰りは厳しい。本日は二俣から犬取谷を通って稲村小屋につめ上げ、母公堂に降りるルートをとりました。母公堂に朝一番で車を一台デポし、そこからもう一台で歩き始めの林道入口に移動して、山行後、入山に使った車を取りにいくプランです。車道を歩くと母公堂~林道入口は4時間以上かかるようです。ただ、バリゴヤの頭から下降するバリエーションルートもあるようで、要研究です。
林道入口でサクサク準備をし、出発。40分弱林道を歩くと、伐採中で立入禁止の看板がでてきました。林道を歩けると栂淵の先まで行けるようですが、今日はここで入渓しました。沢の水は冷たいですが、全身浸かっても何とか我慢できそう。泳ぐ沢は今年はこれが最後かなあ。ここから河原がメインで、たまに淵がある程度。ビバークはどこでもできそうです。ほどなくして栂淵へ。左岸の岩がねているのでへつろうとしますが、この岩がとにかく滑る。結局諦めて泳ぐけど、泳いだ先の岩も非常に滑って上陸できない!皆笑顔(ちょっと引きつってたけど)で冷たい!溺れる!と大騒ぎしながら10mほどのスイムで何とか上流の滑らないポイントへ這い上がりました。このあたりから河原が減り、へっついさんなどのゴルジュ地形が増えてきます。沢が大きく右に曲がるところをパスすると、8mの大釜を持った滝へ。ここは左岸をへつって直登。その直後に出てくる赤鍋の滝は下段の釜を1mほど飛び込み泳いでとりつく。上段の釜は渦をまいていて、落ちると危なそう。赤鍋の滝を超えるとまたしばらく河原歩き。河原も飽きたなあなどと考えながら歩いていると、谷が急に狭まってくる。期待しながらさらに進むと待望の釜滝です。
ノウナシ谷を右手から、犬取谷が左手から滝で出会う釜滝は、あまり見ない美しい形状の滝です。「関西起点 沢登りルート100」の初版(2011年)の表紙を飾った滝でもあり、最高に美しい滝の一つだと思います。私は2度目の来訪、2018年に来た時よりも釜が埋まった気がしますが、それでも一見の価値があります。大休止し、各自ご飯をたべたり泳いだり飛び込んだり。滝の巻きは少し戻った左岸の泥壁が簡単に上がれます。
ここから犬取谷へ。犬取谷も二の滝、一の滝、犬取滝、ジョレン滝といった名瀑が続く沢です。ここからは遡行図がないこともあり、特に入念にコンパスと地図で読図をしながら進みます。しかし、沢の本流を外すような場所はありませんが、今いる位置が分からなくなってしましました。特に犬取滝とジョレン滝の位置を間違えて認識したため、これは反省。なお、二の滝、一の滝の巻きはともに左岸からで明瞭、犬取滝、ジョレン滝の巻きは右岸からです。ジョレン滝は踏み跡が薄いですが、右岸の岩壁をかわすように傾斜の緩い笹の草付を巻き上がっていけば、尾根上に導かれます。あとは安全な場所を拾っていくと、滝上の沢床に降りられます。
ジョレン滝の上は源頭の雰囲気で、やや距離は長いものの稲村小屋直下まで水流・滝が続き楽しめます。最後は笹の斜面をあがり、稲村小屋に着。ここで二度目の大休止。ここからはよく整備された登山道を下るだけ。
神童子谷~犬取谷、良い沢です。初心者を脱した初級者であれば、楽しく遡行できるかと思います。ただ長めの体力ルートなので、日程的には余裕が欲しいかもしれません。
入渓直前いい笑顔 |
滑って上陸できない栂淵 |
8m斜瀑を慎重にへつる |
一瞬、飛び込んで泳ぎ |
釜滝 |
つい泳ぎたくなる |
透明度がすさまじい。大峰ブルー |
一の滝、美瀑 |
ジョレン滝 |
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源頭部も小滝が続く |
稲村小屋、あとは下るだけ |
概念図
秋ちゃん、たのに、神奈川から遠征してくれた友人を加えた変則メンバーで、大峰の美渓、神童子谷を遡行しました。この神童子谷は二俣からノウナシ谷方面に上って山上が岳に至るルートが「関西起点 沢登りルート100(吉岡 章, 2021、改訂版)」に記載されていますが、このルートだと日帰りは厳しい。本日は二俣から犬取谷を通って稲村小屋につめ上げ、母公堂に降りるルートをとりました。母公堂に朝一番で車を一台デポし、そこからもう一台で歩き始めの林道入口に移動して、山行後、入山に使った車を取りにいくプランです。車道を歩くと母公堂~林道入口は4時間以上かかるようです。ただ、バリゴヤの頭から下降するバリエーションルートもあるようで、要研究です。
林道入口でサクサク準備をし、出発。40分弱林道を歩くと、伐採中で立入禁止の看板がでてきました。林道を歩けると栂淵の先まで行けるようですが、今日はここで入渓しました。沢の水は冷たいですが、全身浸かっても何とか我慢できそう。泳ぐ沢は今年はこれが最後かなあ。ここから河原がメインで、たまに淵がある程度。ビバークはどこでもできそうです。ほどなくして栂淵へ。左岸の岩がねているのでへつろうとしますが、この岩がとにかく滑る。結局諦めて泳ぐけど、泳いだ先の岩も非常に滑って上陸できない!皆笑顔(ちょっと引きつってたけど)で冷たい!溺れる!と大騒ぎしながら10mほどのスイムで何とか上流の滑らないポイントへ這い上がりました。このあたりから河原が減り、へっついさんなどのゴルジュ地形が増えてきます。沢が大きく右に曲がるところをパスすると、8mの大釜を持った滝へ。ここは左岸をへつって直登。その直後に出てくる赤鍋の滝は下段の釜を1mほど飛び込み泳いでとりつく。上段の釜は渦をまいていて、落ちると危なそう。赤鍋の滝を超えるとまたしばらく河原歩き。河原も飽きたなあなどと考えながら歩いていると、谷が急に狭まってくる。期待しながらさらに進むと待望の釜滝です。
ノウナシ谷を右手から、犬取谷が左手から滝で出会う釜滝は、あまり見ない美しい形状の滝です。「関西起点 沢登りルート100」の初版(2011年)の表紙を飾った滝でもあり、最高に美しい滝の一つだと思います。私は2度目の来訪、2018年に来た時よりも釜が埋まった気がしますが、それでも一見の価値があります。大休止し、各自ご飯をたべたり泳いだり飛び込んだり。滝の巻きは少し戻った左岸の泥壁が簡単に上がれます。
ここから犬取谷へ。犬取谷も二の滝、一の滝、犬取滝、ジョレン滝といった名瀑が続く沢です。ここからは遡行図がないこともあり、特に入念にコンパスと地図で読図をしながら進みます。しかし、沢の本流を外すような場所はありませんが、今いる位置が分からなくなってしましました。特に犬取滝とジョレン滝の位置を間違えて認識したため、これは反省。なお、二の滝、一の滝の巻きはともに左岸からで明瞭、犬取滝、ジョレン滝の巻きは右岸からです。ジョレン滝は踏み跡が薄いですが、右岸の岩壁をかわすように傾斜の緩い笹の草付を巻き上がっていけば、尾根上に導かれます。あとは安全な場所を拾っていくと、滝上の沢床に降りられます。
ジョレン滝の上は源頭の雰囲気で、やや距離は長いものの稲村小屋直下まで水流・滝が続き楽しめます。最後は笹の斜面をあがり、稲村小屋に着。ここで二度目の大休止。ここからはよく整備された登山道を下るだけ。
神童子谷~犬取谷、良い沢です。初心者を脱した初級者であれば、楽しく遡行できるかと思います。ただ長めの体力ルートなので、日程的には余裕が欲しいかもしれません。
入渓直前いい笑顔 |
滑って上陸できない栂淵 |
8m斜瀑を慎重にへつる |
一瞬、飛び込んで泳ぎ |
釜滝 |
つい泳ぎたくなる |
透明度がすさまじい。大峰ブルー |
一の滝、美瀑 |
ジョレン滝 |
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源頭部も小滝が続く |
稲村小屋、あとは下るだけ |