2013/09/26・提出
期間 | 2013/09/20~2013/09/23 | ||
---|---|---|---|
目的の山域山名 | 穂高大キレット | 天気 | 21日(土)晴れ、22日(日)晴れ時々曇り、23日(月)晴れ |
登山方法1 | テント泊 | 登山方法2 | 前夜発2泊3日 |
目的1 | 合宿 | 目的2 | 縦走 |
交通費、食糧、 その他費用など |
交通費:8000円/人、バス:2000円/人、 テント場代:700円/人×2日、温泉(平湯):500円/人 |
コースタイム
20日(金)21:00和歌山出発~
21日(土)4:30あかんだな駐車場~6:45上高地~10:00横尾~13:30涸沢泊
22日(日)6:00涸沢出発~9:45北穂高岳~12:30長谷川ピーク~14:50南岳小屋テント場泊
23日(月)6:00南岳小屋~9:15槍平~13:30新穂高~15:00あかんだな駐車場~15:15平湯温泉~23:30和歌山
9/21~23 台風のため一週間延期された夏合宿で穂高大キレットへ。メンバーはハッピー、くに、みか、けんの4名。
9/21 予期せぬ工事渋滞に巻き込まれたため、予定よりも少々遅れてあかんだな駐車場に到着。前週が台風だったせいもあってか車が多く、駐車場入り口に車列ができていた。駐車場からバスに揺られること約30分で上高地に到着し、歩き始める。しばらくなだらかな道を進み、徳沢の手前で富士さん・さなえさんと出会った。「小屋が見えてからが長い」というハッピーさんの言葉どおり、涸沢の小屋がなかなか近づいてこない。気温も高く、かなり体力を消耗した。ようやく涸沢のテント場に到着し、ビールで乾杯して翌日の大キレットに向けて英気を養う。
9/22 この日も快晴。ここからは富士さん・さなえさんと別行動となる。前日よりも重たく感じるザックを背負い、まずは北穂高に向けて岩場、梯子ありの南稜を登っていく。北穂高の小屋で休憩を取り、ヘルメットを装着して大キレットへ向かう。まずは急な斜面を下っていく。登ってくる人が真下にいるため、落石には細心の注意を払わなければならない。そして難所「飛騨泣き」。天気が良くて下まで良く見える。落ちたら…なんて考えたら動けなくなってしまいそう。鎖を持つ手についつい力が入ってしまうが、人工のステップがあり、足の運びに悩むことなく渡ることができた。A沢のコルで休憩し、次はいよいよ長谷川ピーク。反対側から来たグループとのすれ違いに苦慮しているうちに、気付けばピークに到達していた。ピーク付近は狭いため長居できず、写真を取ってそそくさと通過した。まだまだ南岳小屋までは遠かったが、雷鳥の可愛らしい姿に癒されながら歩き、ようやく二日目のテント場に到着した。
9/23 最終日も快晴。前日に歩いてきた大キレットを眺めながら下山を開始した。しばらく尾根を歩いて行くつもりだったが、一度谷へ下りなければならない場所があり、ちょっとした登りが疲れた足に堪える。少々道が荒れていてなかなかペースが上がらず、ようやくといった感じで槍平小屋に到着した。早めの昼食を摂り、水の補給をして再スタート。川沿いの道は涼しくて気持ち良く歩けた。林道を歩き、穂高平小屋で最後の休憩をとって、新穂高ロープウェイの駅に到着した。
平湯温泉で三日間の山行の疲れを流して帰路に着く。山道を走っていると、まさかの渋滞。完全に停車してしまった。Uターンしてくる車が増え始め、一向に進む気配がないため、引き返して別ルートを探しながら帰ることに。平湯温泉の駐車場のお兄さんに尋ねると親切に道を教えてくれた。すっかり日が暮れた頃、無事に中部縦貫道に辿り着きホッとした。その後はハッピーさんの判断で名神高速の渋滞を避け、順調に和歌山まで帰ってくることができた。
天気に恵まれた最高の山行であった。
概念図
(ハッピー)今まで天候の影響で、キレット越えは数回失敗に終わり、今回こそは、成功すると心に誓い、挙行した。天候はよし、ただ体力のみが、心配であった。前日大腿部が攣り、不安を抱いて北穂山頂を目指す、若い3人が物足りないと思うぐらい、ゆっくりと登り、キレット越えに備える事が出来た。
北穂小屋から、キレットと南岳を見ると行くぞと闘志が湧き慎重に行く、飛騨泣き、長谷川ピーク、と通過し、南岳直下の岩峰に取り付き、登りきると、昨年強風で残念した、キレット入口に到着。ともあれ、難しい岩峰を全員無事に通過出来た事は本当に良かった。
その夜は、なぜか気持ちが高揚して眠れなかった。又、新たに、どっかの山に行こうと痛い足が疼いて来た。
(くに)
大キレット、暑過ぎず寒すぎず、快適な風を受けて楽しく歩きました。今回でようやく、穂高一帯~槍ヶ岳までつながり満足。ただ、帰ってから筋肉痛が3日間おさまらずショック~。
(みか)
ちょうど1年ほど前、あまりの強風に南岳小屋から泣く泣く引き返した。今年は北穂高から大キレットにリベンジ。最近あまり天気の良いアルプスに出会えていなかったこともあり、素晴らしい景色と大キレットを超えた達成感で大満足の山行でした。