2013/11/06・提出
期間 | 2013/11/02 | ||
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目的の山域山名 | 11月の早月尾根 (剣岳) | 天気 | 晴れ |
登山方法1 | 日帰り | 登山方法2 | 前夜発1泊2日 |
目的1 | 個人 | 目的2 | ピークハント |
11月2日 剣岳の早月尾根へバンブー、フォレストの2名で行ってきました。
私はこの時期の早月尾根は2回目です。2年前の10月中旬に登りに来て、山登りが初めてという青年と出会い、雪で危ないからと一緒に下山したのでもう少し登ってみたいと思い続けていました。
今回バンブー氏とザイルやガチャ類等の装備を持って万全の態勢でやってきましたが、実はこの装備の重さのためスピードがあがらず2800mのピークで時間切れ敗退となりました。雪は早月小屋あたりからありまして今年初めての雪の感触を味わいました。
初めから昼で折り返しと決めていたので2800mのピークのあたりでちょうどガスも出てきて天候の不安もありピークをあきらめました。しかし下りにかかると登るときはあまり恐怖感を感じなかった場所も池の谷の雪面が滑り台のように見え後ろ向きに降ります。2500mまでは気の抜けない場所が続き慎重に下ります。ここを過ぎると安全地帯で後は長い尾根を下りましたが、積雪地帯の通過に時間がかかったため途中からヘッデンのお世話になりました。
連休で好天気にもかかわらず登山者は私たち以外では中高年の単独の方1人に会っただけでした。
この方は小屋の少し上から先行され見事頂上へ達したそうでした。ヘッデンで歩いているとき追いついてこられて一緒に話しながら下山しました。
今回 残念ながらピークへたどり着けず持参した神酒を2800mのピークへお供えしてきたので、いつか本物のピークへお供えしたいと思っているのですが、正直 無理のような気もしております。時間がたてばまたやる気が出てくるかもしれませんが、今回15時間ほど行動しまして、これくらいが限度かなと思いました。
( フォレスト 記 )
概念図
(フォレスト)
今回の反省点は荷物が多すぎたということです。
15k程だったと思うのですがどこかで泊まるのですかと単独行の方に聞かれたほどでした。
日帰りしようと思ったら10k程度にしないと無理だと思いました。30mのザイルを1本だけ持ってほとんどフリーで行かないとだめですね。今回は登り8時間と下り7時間でした。
日帰りしようと思ったら小屋まで4時間とそこからピークまで4時間半以内で登り、下りは7時間半とすると計16時間。
夜中の2時ころ出発だと18時着になり下りでヘッデンなしだともう少し早く下れると思います。
今回 15kの荷物で標高差2000mの往復と15時間行動に耐えられましたがこれくらいが限界だと思いました。
(バンブー)
早月尾根から初めて剣岳に登りました。室堂からの剣は八峰を従えて 雄大な感じですが早月尾根からの剣岳は全く違った雰囲気でした 早月小屋までは樹林帯で小屋からは少しずつ雪も積もってきて冬山の感じでした アイゼンが効く所と効かない所があり 思ったほど進みません 結局2800m付近で時間切れで引き返しました 少し残念でしたが これでいっぱいいっぱいでした。西の方から見る剣は岩の巨大なかたまりのように見えました。最後まで集中力を切らさずに歩けたことは自信になりました。楽しさよりも苦しさの方が強かった山行でしたがまた挑戦したいです。帰りに食べた のど黒(魚の名前)の刺身たいへん美味しかったです。