2010/05/08・提出
期間 | 2010/05/01~2010/05/05 | ||
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目的の山域山名 | 涸沢から北穂と涸沢岳(春山合宿) | 天気 | 晴(4日とも) |
登山方法1 | テント泊 | 登山方法2 | 前夜発3泊4日 |
目的1 | 合宿 | 目的2 | 積雪期、ピークハント |
交通費、食糧、 その他費用など |
車代9400、駐車場600、風呂500、テント1500 食糧1000、バス代2000、 合計一人15000 |
(メンバー)CLバンブー しん 紫 柚 澤 泉 フォレスト
5/1 晴 紀ノ川サービスエリア21:30~
あかんだな駐車場 3:30~
5/2 晴 上高地6:30~ 7:40明神7:50 ~8:40徳沢8:50~9:50横尾10:20
~14:30涸沢 (テント泊)
1名体調不良により診療所にて治療を受ける。(1名付き添い)・・快復後
徳沢にて小屋泊(2名)。
涸沢までアイゼンは付けずに歩行。生野菜・肉等歩荷のため男性軍は
25kg前後。
涸沢にてテント泊(4名) と 小屋泊(1名)。
ムジナ氏と遭遇するも氏は高地障害のため食事がとれず明日下山との
こと。
5/3 晴 涸沢6:45~9:50松涛岩11:30~11:45北穂12:00~14:30涸沢(テント泊)
北穂往復。(5名) 1名高地障害のため苦しむも、根性で登頂。
下山途中で滑落停止訓練。
診療所組も涸沢へ到着。
テント泊(4名)。 小屋泊(3名)。
5/4 晴 涸沢5:50~8:40白出コル9:20~9:50涸沢岳10:00~10:20白出コル11:00
~13:00涸沢(テント泊)
7名のメンバー全員にて涸沢岳往復。 奥穂ははしご場付近の凍結のため断念。
下山途中にて滑落停止訓練。 涸沢へ下山後1名グリセード練習。
テント泊(4名)。 小屋泊(3名)。
5/5 晴 涸沢6:10~8:20横尾8:40~9:40徳沢9:50~10:50明神11:10~11:20明神池~12:20上高地
上高地へ下山。 途中5名は明神池方面を通って上高地へ下山。
平湯温泉で入浴後帰宅。
今回の春山合宿の目的は新人にリーダーをつとめさせレベルアップを図ることと、雪上歩行やテント泊、4日間の行動を通しての長期間の山行に慣れることにあった。
バンブー氏がリーダーをつとめ行動計画・食料計画を立てフォレストも手伝って買い出し等も行い、だいたいの要領は経験できた。食事も好評であった。
テント泊では荷物の整理が素早くできるようにスタッフバッグの活用が重要であると感じた。
私個人の食料は余った物がかなりあり先輩方の食料は非常に参考になった。
行動については4日間とも好天気に恵まれ順調に行動でき下山後時間が余ってしまった。
滑落停止訓練は雪が柔らかくてあまり滑らなかったがだいたいの形は理解できた。
下山するときの歩行では隊列が長くならないようにしないと間を詰めようと焦ってのスリップや転倒の危険があると感じた。先頭を歩く場合後ろの足音に神経を集中して、後ろの人の歩きやすい速さで歩くことが大切であると思った。
奥穂の氷壁は登攀意欲をかき立てられた。アイスも練習をして挑戦してみたいと思った。
しかし、白出のコルから涸沢岳へ登ったときの堅い氷化したような雪の上を歩いているとき、特に下りでは、今歩いている場所は生と死の境目なのかもしれないと思った。一瞬の不注意で死の滑り台を落ちて行くことになるのかもしれない。
雪上の歩行でアイゼンなしで歩くとき、最初のうちは滑って転びそうだったのが3日目には滑らなくなったし滑っても転ぶ気がしなくなった。急傾斜の雪上も最初は恐怖感を感じたのがグリセードの練習をして滑っているうちに恐怖感を感じなくなった。体験することによって体が適応して行くのがわかった。
最後に今回の山行で一番印象に残ったことを書きます。
2日目北穂の稜線でバンブー氏と2人先に到着して待っていたとき、柚さんが高地障害で苦しみながら登ってきました。何度か戻し、最後の方は2・3歩登っては呼吸を整えまた登るというような状況でした。あと10mほどのところで出迎えに行って荷物を受け取ろうとしたとき、「 いいです。 」という言葉に ハッ としました。いつも柔らかい笑みを浮かべながら花の写真を撮っている柚さんの内に秘めた不屈の精神に圧倒されました。それから後もそのことをずっと考えてきました。
山登りは体を鍛えるために登っているかのように見えますが、実は精神(心)を鍛えるために登っているのではないだろうか。
本当に身につけたいと思っているのは精神(心)の強さなのではないだろうか。
今までの自分を越える精神(心)を身につけるために 困難に挑戦するのではないだろうかと。
困難を克服することによって成長して行く自分を感じられ、だから面白いし のめり込むのではないかと思いました。
( フォレスト 記 )
(しん)
久し振りに20KGオ-バ-の荷物はこたえた。雪の状況は予想通り
悪かったが、反面天気は最高で夜も寒さを感じることなく気持ちよく過ごせた。
奥穂高の白出のコルからの鉄バシゴから上部30m程とその上の雪田が固い
氷で山岳警備隊の入山規制により残念ながら無理はできなかった。
(紫)
最近の異常気象により年々この季節の雪の状態が悪くなっている。縦走も
出来なくて残念だったが、今回のメンバーの陽気さと熱心さにとても楽しい
合宿となった。食当、ボッカもおまかせだったが、重荷の涸沢は年々遠くなり
にけり・・。
(柚)
”私は今回小屋泊まりで参加しましたが、テントで一緒に
食事させてもらって本当に楽しく過ごさせてもらいました。
ゴールデンウイークの涸沢は2回目でしたが、雪の状態により難易度
が全く変わってしまうことが実際によく分かりました。360°の展望で
山座同定でき、次の山行意欲がドンドン湧いてきて、次の山行のために
体力づくりに励みたいと思います。”
(泉)
山へ登る前にバテてしまいました。上高地に入ると直ぐ総合案内所に行き
「少し身体を横にしたいのだが」と尋ねると長椅子はあるが東京医大上高地診療所に行く
ように勧められる。
「少し眠ってから診察しましょう」と医師に言われ、そのままベッドへ。眠ること6時間、
診たては過労。
1日遅れで涸沢へ入ったが、暖かく迎えてくれた仲間と「山は逃げないのだから」といって付き添ってくれた主人に感謝。
(澤)
初めての春山合宿で期待十分でしたが、妻に付き添ったため1日遅れで涸沢へ。
ブルーアイスに覆われた奥穂高岳に登れなかったのは残念でしたが、涸沢岳から見た槍ヶ岳、
北穂高岳、奥穂高岳、ジャンダルムは非常にきれいでした。
来年のゴールデンウィークには奥穂高岳、北穂高岳に是非登ってみたいと思います。
(バンブー)
春合宿のメンバーの皆様ご苦労様でした。kiki様いろいろアドバイス有難うございました。春合宿のリーダーに指名され(春山山行は始めて)どうしようかなと不安でしたが
しん様に行動は委ね 雑用はフォレストさんに協力してもらい 私はテント生活が楽しく出来れば良いと 食当をがんばろうと思いました。(ボッカ重くなってすいませんでした)
夕食は2日がうどん 3日豚汁 4日カレー 3食とも完食してもらって ほっとしました。泉様が帰ったら ウィンナー入りカレー作ろうといってくださって 嬉しかったです。みんなでする食事は本当に楽しく いろいろな山の体験話聞けて良かったです。
山行は体調を崩す人もいましたが4日の日に7人全員涸沢岳頂上に登れてたいへん良かったです 素晴らしい雪の山々をバックに満面の笑顔をカメラに収めました。
4日間最高の天気の中で合宿が無事終われたことを天とメンバーに感謝します。
夕食レシピ (参考)
うどん 5人分 うどん玉 6玉 鶏肉 300g あげ 4枚 なると巻き 1本
しいたけ 1袋 ちくわ 4本 白ねぎ 半本 うどんだし
豚汁 7人分 豚肉(味噌漬け)400g あげ 2枚 ちくわ2本 ゴボウ1本
大根 半本 白ねぎ 半本 まいたけ 1袋 みそ だし
カレー 7人分 粗引きウィンナー 2袋 玉ねぎ 2個 じゃがいも 4個 人参 2本
カレー(辛口)
概念図