2010/07/29・提出
期間 | 2010/07/16~2010/07/19 | ||
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目的の山域山名 | 西穂から奥穂と前穂 | 天気 | 晴 |
登山方法1 | テント泊 | 登山方法2 | 前夜発2泊3日 |
目的1 | 個人 | 目的2 | 縦走、トレーニング |
(メンバー) バンブー フォレスト
(コースタイム)
7/16 自宅22:00~4:00あかんだな 駐車場 (車中泊)
7/17 晴 上高地8:00~10:50西穂山荘(テント泊)
7/18 晴 西穂山荘4:40~5:40独標~6:50西穂高岳~8:40天狗岩~10:30ジャンダルム基部~10:50ジャンダルム~11:50奥穂高岳12:20~13:10穂高岳山荘(テント泊)
7/19 快晴 穂高岳山荘5:50~6:20奥穂高岳6:40~8:20前穂高岳8:50~9:10紀美子平9:20~11;00岳沢ヒュッテ~12:30上高地
9月ににちょっと厳しいルートを歩く予定にしているのでそのためのトレーニングとして、テント泊で2泊3日の縦走を計画しました。
場所は一般ルートとしては険しいといわれている西穂から奥穂を歩き、前穂も通って岳沢へ下るという岩稜歩きを十分堪能しようというものでした。メンバーは去年槍から奥穂まで一緒に歩いたバンブー氏と2人です。
今回は山を楽しむというよりも自分の歩ける限界を知っておこうという意味合いのほうが強く、かなりハードな山行でした。
全体的な印象としては槍から奥穂よりも距離は短いが、こちらの方が険しいかなと思いました。
歩行時間 標準時間 差
上高地~西穂山荘 2:50 3:00 -0:10
西穂山荘~西穂高岳 2:10 3:00 -0:50
西穂高岳~天狗のコル 2:20 3:00 -0:40
天狗のコル~ジャンダルム 1:40 2:00 -0:20
ジャンダルム~穂高岳山荘 1:50 2:00 -0:10
穂高岳山荘~前穂 2:10 2:30 -0:20
前穂~岳沢ヒュッテ 2:00 2:30 -0:30
岳沢ヒュッテ~上高地 1:30 2:00 -0:30
だいたいは標準時間内で歩けましたが、天狗のコルからジャンダルム基部への登りあたりから疲労がでてきてスローペースとなりました。
2日目の行動時間は8時間30分でしたが、最初に速く歩きすぎたためかもしれませんが、険しい岩稜ばかりの場所ではこの程度の行動時間が1日での限界のような気がしました。
岩稜歩きの技術的な難しさはクライミングの練習のおかげか特に感じませんでした。
ただ荷物が15kgほどだったので岩場の下りで頭を下げたとき荷物が重さで下向きにずれて頭から転落しそうな感じがしたのと、ザックの下が岩にあたって前向きに押し出されそうになるのとが注意しなければならないと思いました。きつい傾斜の岩場では後ろ向きになった方が安全だと思います。
テント泊についてはシュラフカバーとダウンジャケットだけでは下半身が寒かったです。2日目はカッパをはいてカッパの上着も上へ載せたら少しましでした。私はエアーマットも省略したのでザックを敷いて寝ましたが少し動くと落ちてしまうのでエアーマットもあった方がいいかなと思いました。西穂のテント場ではガイド登山のグループが騒がしくて眠れませんでした。ガイド登山に限らないが大勢のグループになるほど騒がしくなるようです。耳にテイッシュを詰めてみましたが効果はありませんでした。
天狗岩のあたりで下っているとき「ラクー!」という声に驚いて振り返ってみると20mほど上から漬け物石のようなのが2・3個とちいさいのが10数個がらがらと落ちてきました。大きい石は道をバウンドしながら転がってきます。ちょうど私の歩いているほうへくるのでどちらかへ逃げなければと身構え、右側のハイマツの上へ逃げようとします。しかしとっさの場合なかなか思うようにスムーズに行動できません、疲労もあるかもしれないし荷物も重い、足がハイマツの枝に引っかかってもたついたがジャンプして横向きに飛ぶようにしてハイマツの上へ乗りました。間一髪、石は私の横を転げていきました。
心臓は早鐘のように脈打っていました。静まった景色を呆然と眺め、無事でやれやれだがとっさの場合でも平常心で行動できるようにならないとだめだなと思いました。
いつも周囲の状況に注意を払いながら山を歩くべきなのかなと思いました。それ以降は上に人が歩いている場合その下の落石の通るコースは避けながら歩いたり、少し待って対行したりするようにしました。
今回の山行で技術的な限界よりも体力的な限界を感じたので、険しいルートでは1日の行動時間を10時間以内に押さえて、無理のない計画にする必要があると思いました。9月の山行計画も少し見直しをしようと思いました。
( フォレスト 記 )
( バンブー )
西穂高 奥穂高 前穂高 テント泊二泊三日のトレーニング山行 フォレスト様の企画にまんまと乗せられ行ってきました。キツイ山行でしたが心は楽しく大満足でした。33年前に撮った霧のジャンダルムと名づけた 1人で奥穂高に行ったときの写真があります その時見た 馬の背 ロバの耳 ジャンダルム どんな人が登るのかと思いました 33年後 どんな人?が自分になったことが不思議に思いました。
日本有数の岩稜地帯の縦走 少しの怖さと大きい期待で出発しましたがいざ登ってみれば楽しくて 楽しくてしょうがなかったです。天気に恵まれ 笠ヶ岳の雄大な姿に見守られ最高の縦走でした。
かがりびでのボード練習 岩トレが無かったら もっときつい山行になったと思います。
皆様の指導のおかげだと感謝しています。
9月の○○尾根 少し行けそうな気がしてきました。もっと技術を磨き 楽しい山登りをしたいと思います。