2023.4.10
日帰り
個人
関西の山

栂谷(南紀)で沢始め

2023/04/10・提出

期間 2023/04/08
目的の山域山名 南紀 栂谷(烏帽子山) 天気 晴(強風低温)
登山方法1 日帰り 登山方法2 -------
目的1 個人 目的2 沢登り
交通費、食糧、
その他費用など
自家用車にて

【行動記録】

8:25入渓点(栂の平橋)ー9:30ヤケベ嵓ー10:35ガンガラ滝ー12:00稜線(790m鞍部)ー休憩(20分)ー12:30烏帽子山山頂ー13:20俵石ー13:45入渓点

【感想】

許可をもらい、万全の準備のもと単独での沢トレーニングを行いました。前日のまとまった雨(新宮で70mm/日)のため、増水気味。かつ朝の気温が8度という寒い中で、試される山行となりました。特に増水は、淵などでは20cm程度増水しており、かなり注意する必要がありました。ナメの上は普段ハイキング気分で歩ける場所も流速が早く、足には高い水圧がかかり吹っ飛ばされないように慎重に進みます。特にヤケベ嵓の入り口の6m斜瀑が登れず、左岸から高巻くと今度は降りれず、バックアップ付きで懸垂下降を行い、最後は振り子懸垂を行って安全地帯に着陸。その後も1か所ナメ滝の高巻きから下降が難しく、念のため懸垂下降。簡単な沢なはずが、思いのほか知識と技術を駆使・確認することになりました。訓練としては大成功。・・・というように厳しい部分ばかりを強調しましたが、沢自体は相変わらず絶品!栂谷ブルーはこの日も美しく、ナメはもちろん、温かければ泳ぎたくなるような素晴らしい淵が点在。やはり沢は最高です。

【収穫】寒さ耐性が高いことが確認できた。臨機応変なロープワークができた。体力的にきつい詰めのペースが下がらなかった。

【課題】撤退のためのハーケン・バイルを持っておいた方がよかった。下山で膝が痛くなったため、要トレーニング。

 

入渓点の栂の平橋

ナメ滝。美しい景色でうっとり

でも水は明らかに多い。大迫力。

ヤケベ嵓の入り口の6m滝。普段は左岸を直登できるんですが、今日は大水圧でとても取り付けません。

6m滝左岸を巻いて懸垂下降。戻る可能性もあったので、バックアップ付き。

振り子懸垂で平坦地に降り立つ。

ヤケベ嵓を超えた後、斜瀑の淵。茶色い苔がついたところが普段の水面下。今日の水位は20cm程度高い。

ナメは素晴らしい

素晴らしい。。。

ガンガラ滝も大迫力

山頂にて自撮り。結局下山まで誰にも会わず。

俵石は古の雰囲気。石垣の規模も美しさもすばらしく、かつて大集落であったと思われる。

 

概念図