2019.5.6

月山

連休を利用して雪の月山に行ってきました。メンバーは柚、ひろの2名。
4月29日に姥沢に着いて当初は30日に登る予定でしたが、29日はあまりにも良いお天気でしたのでリフトに乗って写真を撮りに行きました。翌日は雨で山は全く見えず、結局5月1日に登ることになりました。曇り空でしたが登りはじめは周りの景色もバッチリ見えて写真も撮っていました。ただ山頂は雲がかかっていて見えませんでした。初めはスノーシューでそして牛首あたりでアイゼンに履き替えました。どんどん勾配もきつくなりきょうの登って来たルートを見渡すことができました。山頂付近は雪がなくなり、風が急に強くなり視界も急に悪くなりました。なんとか神社までたどり着きました。ただこの時は山頂付近だけが靄ってるだけと思っていたので少し下りた岩場のところでお昼をゆっくり食べました。ところが下りていくに従って視界がどんどん悪くなり、朝歩いてきたトラバースの道を行くか当初予定していた稜線伝いに姥ヶ岳の方に行くか迷いました。結局一番しっかりしたトレースを辿っていくことにしたら稜線伝いの道に入っていました。牛首から姥が岳への稜線は竿が立っていたこともあってGPSで位置を確認しながらなんとか姥が岳に辿り着きました。姥ヶ岳山頂では他のパーティーもいましたが5メートルくらいの視界しかなく今横にいた人も五歩くらい歩くと全く見えなくなってしまいます。磁石で大体の方向は見ましたが霧の中にダイブするような感じで下って行きました。途中Tバーリフトの線が見えたのでそれに沿って下りれば行けると思っていましたが、実はTバーリフトは4つもあることが後でわかりましたが、結果的にはコースから離れていくことになってしまいました。トレースを見ていだければどんな状態になったかわかってもらえると思います。初めは少し移動してGPSで位置を確認していましたが、最後はGPSを前に持ったままで移動し、やっとリフト降り場の真ん前に行って初めて場所が確認できました。でもあの視界の中でスキーしていた人たちにはびっくり。あの巾の広いゲレンデで。慣れたゲレンデなのでしょうね。リフトの横の樹林帯の中をGPSで何回も確認しながらリフト乗り場にたどり着いた時は本当にホッとしました。午後から天気が悪くなると予想していましたが視界がこんなにも悪くなるとは思いませんでした。リフトの下り場の前の辿りついたところは、上る前に撮った写真でみると目と鼻の先なのに見えないということは本当に怖いものだとつくづく思った。