2019.8.21

御嶽山への思い入れ

 

2014年の9月に大噴火して大勢の方が犠牲となった。まだ山に眠られている方もおられる。

その後復興が進んでこの夏は剣ヶ峰に登れる事になったので、台風と豪雨の合間、17.18日の二日間で登ってみた。多分私達にはもう御嶽山は最後になるかもしれないと思いのんびり五の池小屋泊とする。

100高山をあと3座と言う友人が東京からご一緒にという事で、小屋まで別行動のつもりだったが、前日木曽福島駅にお迎えして、終始行動を共にしていただいた。足の速いピッケルさん、私の亀の足に合せて戴き、お気の毒だったけれど、じっくり歩くという意味を教えて戴いたと言って貰え少しほっとする。じっくりマイペースで歩くから主人60年、私50年、続けられたのかと、5.6年ぶりの3000mの山もしんどいながらも登れたのかと改めて思う。

初日3人で剣ヶ峰に登るが、息も絶え絶え、何とか登れたという感じ。翌日は東京まで帰られる五の池に写るピッケルさんを小屋から見送り、ゆっくりと出発する。時間もあり、天気も良いので、もう御嶽山に登る事もないかと、再度剣ヶ峰に登る事にした。
前日より息は楽、やはり高度順化となっているのか?

大勢の日帰り登山者に混じり、ゆったりと過ごせた二日間、直前に膝が痛いと言いだした主人、約束してなかったら、中止していたかもしれないが、歩くと少し足が楽になるようだ。直前の注射も効いたようだ。山はやはり続ける事が健康の秘訣と改めて思う。

剣ヶ峰の社でテレビ局なのか遭難された方達を取材登山されていた。社の庇の下での生死の別れのような事話されていた。私も一緒に手を合わせた。

1979年3月、OL時代の山岳部で登った。この時のあまりに山頂の雪のお城に感動したのが、雪山の魅力にはまった気がする。その11月に噴火、その後何度も登山やスキーで御嶽山に登る。噴火口の周りも二回ほど歩く。

2014年4月に二人で雪の御嶽山に登る。その9月に大噴火が起こり今に至る。山頂はまだまだ傷痕が残るが、シェルターが出来、小屋も新築されている。願わくば山の神に御嶽山が又怒らないよう祈るばかり。

しん&紫 ピッケルさん 2019.8.17~18(前夜泊)

ピッケルさんのHP http://pickelkun.web.fc2.com/hiking/2019/kisoontake.htm http://pickelkun.web.fc2.com/hiking/2019/kisoontake2.htm