10月8日(三連休初日)
以前から、紅葉の時期に訪れたいと思っていた石鎚山に。
最近の山行では天気に恵まれていない私は、
晴れ男・YUをお供に、そのほかkikiさん、kuniさんの4名で7日の夜に和歌山を出発。
現地へは車で約7時間。
山道に入るとあたりは濃霧でヒヤヒヤでした。
土小屋まであと少しのところでゲートが閉鎖している。
想定外。
先に来ていた車に習って、すぐ隣の駐車場に止め一夜を明かすことに。
朝起きるとゲート前には開門を待つ車の行列。
土小屋に着くと、あたりは車でごった返しておりました。
これも想定外。
そして、起きた時からここまでずっと、しとしと小雨。
これまた想定外!
天気予報を信じ、予報通り晴れてくるだろうと、準備を整え出発。
とても綺麗に整備された登山道を楽々進む。
第3のベンチ(東稜基部)からは、天狗岳へ抜けるルートへ。
これは予習通り。
だが、すぐに「通行止め」のロープ。
おなじみの想定外。
憧れの石鎚山はとても意地悪です。
そっとロープをくぐり抜け、冷たく濡れた薮をかき分けながら進む。
天気はずっと小雨。晴れる気配もなく。
山の天気はむずかしい。
濃霧の先にうっすらと見える岩壁を眺めると、
「お。かっこいいやん。」と、士気を上げる一行でありました。
10時13分。天狗岳に到着。
周りは真っ白でしたが、皆で記念撮影。
その後、少しでも晴れる望みを持ち、ここで軽食タイムとしました。
天狗岳には他の登山客はあまり足を運んでいない様子で、
石鎚神社方向からポツポツとグループがやってくる程度でした。
「あっ、ちょっと明るなってきたなあ。」
「よしっ、晴れろ!」
「また曇った。わ、雨も降ってきた。」
憧れの石鎚山はとてもとても意地悪です。
(晴れ男、不調の模様。)
諦めがついた一行は、天狗岳を後に、
弥山山頂(石鎚神社)へ。
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こちらは、老若男女問わずものすごい人だかり。
とても賑わっていた。
この時点でも周りは真っ白。
すぐに下山を開始したが、私はどうしても石鎚山への諦めがつかず、
第3の鎖だけ登ることにした。
幼稚な表現だが、楽しかった。
景色が眺められない分、一歩一歩、噛み締めながら楽しんでやった。
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kikiさん、kuniさんは第2の鎖を降りたそう。
ニノ鎖元小屋で4人再集合し、帰路に。
すると、ここで空が明るくなってくるではありませんか。
霊峰・石鎚山に完敗。
もしかしたら、最後の最後に景色を眺めさせてくれたのもしれません。
14時13分、下山。
最寄りの国民宿舎で入浴を済ませ、和歌山に帰ってきました。
きっといつかまた行きます。
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この景色を見るために。(帰りの国民宿舎にて。)