2022.10.18

霊峰・石鎚山

10月8日(三連休初日)
以前から、紅葉の時期に訪れたいと思っていた石鎚山に。
最近の山行では天気に恵まれていない私は、
晴れ男・YUをお供に、そのほかkikiさん、kuniさんの4名で7日の夜に和歌山を出発。
現地へは車で約7時間。
山道に入るとあたりは濃霧でヒヤヒヤでした。
土小屋まであと少しのところでゲートが閉鎖している。
想定外。
先に来ていた車に習って、すぐ隣の駐車場に止め一夜を明かすことに。
朝起きるとゲート前には開門を待つ車の行列。
土小屋に着くと、あたりは車でごった返しておりました。
これも想定外。
そして、起きた時からここまでずっと、しとしと小雨。
これまた想定外!
天気予報を信じ、予報通り晴れてくるだろうと、準備を整え出発。
とても綺麗に整備された登山道を楽々進む。
第3のベンチ(東稜基部)からは、天狗岳へ抜けるルートへ。
これは予習通り。
だが、すぐに「通行止め」のロープ。
おなじみの想定外。
憧れの石鎚山はとても意地悪です。
そっとロープをくぐり抜け、冷たく濡れた薮をかき分けながら進む。
天気はずっと小雨。晴れる気配もなく。
山の天気はむずかしい。
濃霧の先にうっすらと見える岩壁を眺めると、
「お。かっこいいやん。」と、士気を上げる一行でありました。
10時13分。天狗岳に到着。
周りは真っ白でしたが、皆で記念撮影。
その後、少しでも晴れる望みを持ち、ここで軽食タイムとしました。
天狗岳には他の登山客はあまり足を運んでいない様子で、
石鎚神社方向からポツポツとグループがやってくる程度でした。
「あっ、ちょっと明るなってきたなあ。」
「よしっ、晴れろ!」
「また曇った。わ、雨も降ってきた。」
憧れの石鎚山はとてもとても意地悪です。
(晴れ男、不調の模様。)
諦めがついた一行は、天狗岳を後に、
弥山山頂(石鎚神社)へ。
こちらは、老若男女問わずものすごい人だかり。
とても賑わっていた。
この時点でも周りは真っ白。
すぐに下山を開始したが、私はどうしても石鎚山への諦めがつかず、
第3の鎖だけ登ることにした。
幼稚な表現だが、楽しかった。
景色が眺められない分、一歩一歩、噛み締めながら楽しんでやった。
kikiさん、kuniさんは第2の鎖を降りたそう。
ニノ鎖元小屋で4人再集合し、帰路に。
すると、ここで空が明るくなってくるではありませんか。
霊峰・石鎚山に完敗。
もしかしたら、最後の最後に景色を眺めさせてくれたのもしれません。
14時13分、下山。
最寄りの国民宿舎で入浴を済ませ、和歌山に帰ってきました。
きっといつかまた行きます。
この景色を見るために。(帰りの国民宿舎にて。)