6時 和歌山発 8:40足尾谷橋着 車1台寺谷下り口へデポ
9:15足尾谷橋出発・・9:35林道終点・・10:15“あっち”標示11:00引き返す
11:15ツボクリ谷入口・・12:15大きな栃の木手前で昼食12:35・・12:45皆子山への分岐
13:30皆子山山頂・・15:00寺谷林道出合い・・15:30平バス停付近
皆子山の紹介には沢に懸った丸木橋を渡っている写真がよく写っている。なんだか涼しげで一般道でありながらちょっとスリルもあって面白そうだと依然より行きたいと思っていた。でも“北山は冬や”と皆さんおっしゃる。今回は少し前まで暖冬で雪とは縁がないような状態であったが、予定日の5日前から急に寒くなり湖北に大雪警報も出るような状態であった。丸太橋に雪が積もったら、沢の渡渉で岩が凍っていたら、など思ったが、”まあアイゼン付けたらいいわ”と出かける。
ラッセルしないとだめなくらい積もっていたら、など心配していたが鯖街道に入ってからもあまり雪がない。結局思っていたほど雪は積もっていなかったが、アイゼンを付けるほどの雪でもなくそうかと言って雪や凍った岩などは滑るので中途半端な状態だった、冷たい川の水に落ちたらと思うと丸太渡りは特にスリルあるものとなった。丸太橋の渡渉は計4回あったが寺谷林道に出る最後の所にも懸っていたのでそれを渡り終えてやっとほっとした。誰も川に落ちず無事下山できて本当によかったです。
ツボクリ谷への分岐を見落として大分先まで行ってしまい、もうあきらめて戻ってくる途中でツボクリ谷に懸った丸太橋を発見しなんとか予定どおりに歩くことができた。前の2人は標識を見逃していて、後ろの人たちは標識を見ていたがまだ分岐には早すぎると思い先へ進んでしまった。後で考えれば分岐後はいやらしいトラバースが多くなり、渡渉できないようなところで”あっち”へとの標識があったりすごい斜面を上らないと行けなくなったり一般道としては考えにくいルートであった。行き過ぎたとは思っていなかったので急な斜面をこれ以上進めなくなり合点がいかないが仕方なく引き返した。結局ツボクリ谷入口を見つけるのに1時間半ロスしてしまった。
それでもお天気がよくて風もなくそれほど寒くなかったのと、元々長い距離ではなかったのでスリルを楽しみながら歩くことができた。このコースは紅葉か晩秋の頃がいいのではと思います。
感想
泉
ニュースで日本海側は大雪と言っていたので白銀の世界と思っていたが、積雪は山頂で5cm程度だった。皆子山はトチの木が有名だが、美しい渓流沿いを渡渉しながら登っていったり、丸木橋を渡ったりと変化に富んで面白い山だった。
澤
皆子山は京都府で一番高い山だが、標高は971.5mとそんなに高くはないので簡単に考えていた。しかし、雪を被った丸木橋を何回も渡渉するというスリルと緊張感がたまらなかった。夏の沢登りであればなんら問題ないが雪が少し積もることによって難しくなる。もっと雪が積もればいやらしいトラバースは更に難しくなる。
とん
今年最後の山行きはスリル満点でいい経験させてもらいました。
滑りやすい丸太の橋や渡渉が何度もあり冷たい水に落ちたら
みんなに迷惑かけるとヒヤヒヤものでした。もっと経験を積んで
上手に歩けるようになりたいと思いました。
mujina
山椒は小粒でぴりりと辛い、さすが京都の山。侮ってはいけません。冬にはずぶ濡れ覚悟で行く山です。
紫
大昔皆子山に行った事があるはずなのに、全然覚えていませんでした。沢を登っていくルートというのがかすかに印象があるだけでした。
ツボクリ谷の分岐で間違ったので、二の谷で行き詰まり戻る羽目となったけれど、沢を詰めていくと峰床山に続くというのが、かえって興味を持ってしまいました。京都の山は低いけれど、地形はややこしく山が深いと思ってしまいました。
雪の乗った丸太は自分が渡るより、見ているほうが怖かったです。
しん
分岐の看板を行き過ぎたけれど、ちょっと踏み跡に気付いた時、調べに行けば良かったと反省。引き返した時、ここしか間違う場所がないと思い帰りに見に行き発見し、予定通り歩けたのでまあよかったかと思う。
みんな、アイゼンなしでもう少し不安なく歩けるように普段から心がけよう。