2014年の9月に大噴火して大勢の方が犠牲となった。まだ山に眠られている方もおられる。 その後復興が進んでこの夏は剣ヶ峰に登れる事になったので、台風と豪雨の合間、17.18日の二日間で登ってみた。多分私達にはもう御嶽山は最後になるかもしれないと思いのんびり五の池小屋泊とする。 100高山をあと3座と言う友人が東京からご一緒にという事で、小屋まで別行動のつもりだったが、前日木曽福島駅にお迎えして、終始行動を共にしていただいた。足の速いピッケルさん、私の亀の足に合せて戴き、お気の毒だったけれど、じっくり歩くという意味を教えて戴いたと言って貰え少しほっとする。じっくりマイペースで歩くから主人60年、私50年、続けられたのかと、5.6年ぶりの3000mの山もしんどいながらも登れたのかと改めて思う。 初日3人で剣ヶ峰に登るが、息も絶え絶え、何とか登れたという感じ。翌日は東京まで帰られる五の池に写るピッケルさんを小屋から見送り、ゆっくりと出発する。時間もあり、天気も良いので、もう御嶽山に登る事もないかと、再度剣ヶ峰に登る事にした。 前日より息は楽、やはり高度順化となっているのか? 大勢の日帰り登山者に混じり、ゆったりと過ごせた二日間、直前に膝が痛いと言いだした主人、約束してなかったら、中止していたかもしれないが、歩くと少し足が楽になるようだ。直前の注射も効いたようだ。山はやはり続ける事が健康の秘訣と改めて思う。 剣ヶ峰の社でテレビ局なのか遭難された方達を取材登山されていた。社の庇の下での生死の別れのような事話されていた。私も一緒に手を合わせた。 1979年3月、OL時代の山岳部で登った。この時のあまりに山頂の雪のお城に感動したのが、雪山の魅力にはまった気がする。その11月に噴火、その後何度も登山やスキーで御嶽山に登る。噴火口の周りも二回ほど歩く。 2014年4月に二人で雪の御嶽山に登る。その9月に大噴火が起こり今に至る。山頂はまだまだ傷痕が残るが、シェルターが出来、小屋も新築されている。願わくば山の神に御嶽山が又怒らないよう祈るばかり。 しん&紫 ピッケルさん 2019.8.17~18(前夜泊)
1日目 山行 5時間37分 休憩 1時間40分 合計 7時間17分 Sスタート地点06:5607:22飯森高原駅07:2707:38黒沢口七合目・行場山荘08:46黒沢口八合目・女人堂09:0210:15石室山荘10:3310:49覚明堂休泊所10:5410:57二ノ池・頂上・黒沢口分岐10:5811:05黒沢十字路11:36御嶽頂上避難シェルター(御嶽頂上山荘跡)11:39御嶽山11:5312:00剣ヶ峰山荘(旧:旭館)12:0412:05御嶽頂上避難シェルター(御嶽頂上山荘跡)12:0612:08御嶽山12:1612:18御嶽頂上避難シェルター(御嶽頂上山荘跡)12:35黒沢十字路12:3712:47二ノ池山荘13:0513:21賽ノ河原13:2213:34白竜教会避難小屋13:3913:42三ノ池乗越分岐14:00巻道の三ノ池分岐14:0214:13飛騨頂上泊 2日目 山行 5時間2分 休憩 1時間1分 合計 6時間3分 泊五の池小屋07:0407:31摩利支天乗越07:5108:03三ノ池乗越分岐08:05白竜教会避難小屋08:15賽ノ河原08:29二の池ヒュッテ08:3208:48二ノ池山荘08:5109:06黒沢十字路09:0709:28御嶽頂上避難シェルター(御嶽頂上山荘跡)09:31御嶽山09:4009:51御嶽頂上避難シェルター(御嶽頂上山荘跡)09:5209:58御嶽山10:03剣ヶ峰山荘(旧:旭館)10:16黒沢十字路10:27覚明堂休泊所10:36石室山荘10:5911:55黒沢口八合目・女人堂12:55黒沢口七合目・行場山荘13:05飯森高原駅13:0613:07ゴール地点G
ピッケルさんのHP
http://pickelkun.web.fc2.com/hiking/2019/kisoontake.htm
http://pickelkun.web.fc2.com/hiking/2019/kisoontake2.htm
(しん)
山行2日前から特に何もしないのに膝が痛くなり階段の下りが具合が悪い。’やばいな’ と思う。盆休みで医者も休みだし、出発日電話してもらう。幸い午前中にとにかく注射して貰い、車に乗るのも不具合だが、ピッケルさんとの約束もしてあるので、兎に角出発する。
17日はロープウェイを使い、登り始めるが膝は少し痛いが歩くことが出来る。だんだんと気にしないように歩け何とか頂上まで登れた。ピッケルさんもスローペースにあわせてくれ、多分こんな歩き方もあるのだと思われただろうか?久し振りの3000mはゆっくり歩かないと息が苦しい。
18日は東京まで電車で帰られるピッケルさんを見送り私達はマイペースで歩く。多分剣ヶ峰はもう一回のチャンスはないと思うので、天気も良かったので再度山頂を踏み、お参りしてから下山した。2度目は高度順化したのか楽だった。膝の方も下りでも何とか歩けた。やはり歩かんとダメなんやとつくづく思った。
丁度噴火の年、2014年のゴールデンウィークに二人で登ったが、その時の素晴らしい山頂の雪景色を思い浮かべる。今回爪痕の残る山頂を見て被害に遭われた方は恐怖だったと思う。ご冥福を祈る。