山行記録

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2011年08月28日(日)・提出

期間 2011年08月13日(土)~2011年08月15日(月)
目的の山域山名 奥秩父 笛吹川東沢釜ノ沢東俣~甲武信岳
登山方法1 小屋泊 登山方法2 前夜発1泊2日
目的1 個人 目的2 沢登り
記録
天候:8/14 晴れときどき曇り 8/15 晴れときどき曇り

コースタイム
8/13 沢宅15:00→23:40道の駅みとみ(テント泊)
8/14 道の駅5:40→6:00西沢山荘→6:25鶏冠谷出合・沢靴履き替え6:45→7:25ホラの貝ゴルジュ→8:20山の神(入渓)→9:15東のナメ沢→9:50西のナメ沢→10:45魚留の滝→11:00千畳のナメ→11:30曲り滝→12:15両門の滝→12:40ヤゲンの滝→広河原→17:00甲武信小屋
8/15 甲武信小屋5:50→6:00甲武信ヶ岳→甲武信小屋6:40→7:00木賊山→8:25徳ちゃん新道分
   岐→10:00西沢山荘

●反省・感想雑惑
以前2回笛吹川の遡行を計画したが仕事の都合や悪天候で参加できなかった。今回は天候にも恵まれ念願の遡行ができ大変楽しく良かった。
西沢渓谷は人気のスポットらしく観光客が多いが、4時間の遊歩道散歩が殆どである。「通行禁止」の立札から遊歩道と分かれ渡渉を繰り返し、登山道を歩く。途中で若者5名が有名なホラの貝ゴルジュを突破するというのでしばし見学。
山の神から入渓し、東のナメ沢、西のナメ沢を見ながら遡行。大きなスラブ滝である。釜ノ沢出合からすぐに魚留の滝、ここでも若者5人が水際を果敢に登っていたが、我々はハートマークから登り小さく巻く。魚留の滝の上部は200mの千畳のナメ、きれいな花崗岩のスラブで「ゆっくりと遊べればいいな」と思いながら過ぎてしまった。曲り滝を巻きゴーロを歩くと東俣と西俣からスラブの滝が合流する有名な両門の滝、しばし写真タイム。左岸を巻いて滝の落ち口に下りようとしたが滑るためもう少し巻く。赤いテープがあり、ネット情報では落ち口に下りている例もあるが危ないと思う。
ヤゲンの滝、10m滝を巻くとそこからは大岩と倒木のゴーロ、広河原である。歩き難いので沢に並行してついている踏み跡をたどる。所々にキャンプ跡があり、時間があればゆっくり水遊びをしながら遡行し広河原で1泊するのが良いなあと思う。広河原を過ぎれば滝が連続し最後は傾斜のあるナメで高度を稼ぐが、累積標高差+1735mは足にダメージを与えた。
甲武信小屋に着くと徳ちゃん新道の開拓者であるご主人の山中徳治さんから「よう来たな」と言われ「天候や水量で何回も電話してきた沢さんやな」と言われ少々うれしい気分になった。夕食はカレー、つかさんが持ち上げた梅酒をソーダで割ったウメッシュがおいしかった。食事の後笛吹川の遡行ビデオを見て就寝。
質素な朝食を頂いた後、空身で甲武信ヶ岳へ。頂上からは富士山や金峰山、瑞牆山がよく見え写真を撮って甲武信小屋へ。小屋で荷物を整理し木賊山、徳ちゃん新道を通って下山。

<感想>
つか&ちい
千畳のなめの気持ちよさに酔い、曲り滝に「やっぱり」とうなり、両門のたきの大きさに感動したところまでは良かったのですが、その後倒木と大岩に阻まれ、延々と沢沿いの巻き道を歩きに歩き、11時間越、へとへとになり、やっと小屋に辿り着き、ほっとしました。

5年前に入渓禁止のところから沢に入りホラの貝ゴルジュに時間がかかったため沢で1泊し、2泊3日で遡行しましたが、広河原から上の滝は倒木で覆われ、沢の様子が分からなかったことを思い出しました。今回、上部ツメまできれいな沢を登ることができてよかったです。

概念図
交通費、食糧、その他費用など
 山小屋7,500円/人 ガソリン代14,800円 お風呂500円(はやぶさ温泉)

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