コースタイム
1/6(金) 20時頃 和歌山出発
1/7(土) 3:30大菩薩の湯駐車場仮眠 7:40丸川峠分岐駐車場出発→9:18上日川峠(ロッジ長兵衛)9:35→10:55大菩薩峠11:15→12:15大菩薩嶺(昼食)12:40→13:00丸川峠→15:15丸川峠分岐駐車場・・・大菩薩の湯入浴・・・18:00三ツ峠さくら公園駐車場(夕食・テント泊)
1/8(日) 7:20出発→8:35大曲→9:50八十八大師→11:00開運山(昼食)11:35→12:00御巣鷹山→12:35木無山→14:05霜山→15:00天上山→15:40河口湖駅・・・タクシーー・・・三ツ峠さくら公園駐車場・・・富士眺望の湯「ゆらり」入浴・夕食・・・本栖湖湖畔公衆トイレ駐車場(テント泊)
1/9(月・祝)4:20出発→道迷い・忘れ物→5:20再出発→6:00端足峠→6:50竜ヶ岳(7:50ダイヤモンド富士撮影)8:05→8:50端足峠→10:45雨ヶ岳(昼食)11:15→12:15端足峠→13:05下山・・・22:00和歌山
●反省・感想雑惑
お正月に富士山を堪能するまで見ようということで大菩薩嶺、三ツ峠山、竜ヶ岳・雨ヶ岳に行ってきました。3日間とも天気がよく素晴らしい山行となりました。
先ず1日目は大菩薩嶺。丸川峠分岐から雪の無いなだらかな登山道を登っていくと、富士見平小屋(廃屋)から富士山が初お目見え。感激して写真タイム。さらに登っていくと大菩薩峠。富士山、南アルプスのビューポイントである。なぜかトライアル自転車の一団が登ってくる。大菩薩峠は登山、写真だけではなく自転車も楽しめるところと知る。賽の河原を過ぎ穏やかな日和の尾根を富士の絶景を見ながら登れば大菩薩嶺(2057m)である。昼食と記念撮影の後丸川峠に降り始めるが、これが予想外の急降下の連続。入浴後テント場に移動して鳥、豚、鳥団子のキムチ鍋の夕食&宴会。おいしかった。
2日目は三ツ峠山。三ツ峠山とは開運山、御巣鷹山、木無山の総称である。さくら公園から登り始めたが意外と人に遭わない。おかしいなと思って登っていくと山頂には大勢の人。別の楽なルートで登って来たようだ。開運山から見る富士山は大菩薩峠より大きく迫力がある。大勢の人が富士山だけを見に来るという理由がよくわかる。開運山直下の屏風岩は垂直・ハングの岩場で迫力満点でした。
3日目は竜ヶ岳・雨ヶ岳へ。所々凍った登山道を超特急で竜ヶ岳へ。平らな山頂には多くのカメラマン?が既にカメラを構えている。6時45分の日の出でダイヤモンド富士の見えるのは8時前とのこと。汗をかいた体が冷えて震えて待つこと1時間。7時50分、富士山の山頂にかかった雲から光がレーザビームのように飛んでくる。待望のダイヤモンド富士である。たちまち周囲が明るくなり、頬に太陽の熱を感じる。竜ヶ岳を後にして今回の最後の山、雨ヶ岳である。端足峠から2回の急登を喘ぎながら登ると平らな山頂では太陽の光が注ぎ樹氷がバラバラと音を立てて落ちてくる。頂上からは富士山の裾野の端から端まで見え、丘のように見える昔の噴火口もよく判る。
3日間の富士山を巡る山行は、天気とメンバーに恵まれ記憶に残る素晴らしいものとなりました。
●メンバーコメント
<kuni>
小説や映画で有名な大菩薩峠、一体どんなところだろうと憧れがあったその地は、標高1,900mの笹っ原で寂寞の佇まいでした。最終日の未明、竜ヶ岳へ向かう端足峠までの緊張感、山頂の凍れる空気、樹氷群の美しさ・・・見事ダイヤモンド富士をカメラに収めた瞬間のどよめきも、忘れられません。一瞬にして周囲の光景を変える太陽の恵みをしかと受け止めました。入念な計画と準備万端整えてくださった泉さん、皆をリードし写真で楽しませてくれたYamatuneさん、このような素晴らしい山行をどうもありがとうございました☆
<Yamatune>
大菩薩嶺も又三つ峠山についてもアマチュアの写真家では憧れの場所であり、一度は行って写真を存分に撮りたい場所でもあります。今回の計画は僕にとっては千載一遇のチャンスであり嬉しく、又楽しい山行きでした、がしかしやはり富士を取り巻く山々は急坂が続き、厳しい山であることも知ることが出来た山行でもありました。
竜ヶ岳、雨ヶ岳も富士山の眺めは超一級の場所であり、その上ダイヤモンド富士が撮れて本当にうれしかったです(写真の出来の良し悪しは言わない)、もしこれからも機会があれば何度となく行ってみたい場所でもあります。特に山の上では写真を撮る人が、場所を巡っての諍いが無いので楽しく自分の思いのまま撮れたのが嬉しかったです。有難うございました。
<泉>
昨年2月にBSテレビで雪の大菩薩嶺を見て、漠然と来年行こうと思っていた。1月にはダイヤモンド富士が見える竜ヶ岳(辰年だし)と 富士山のビューポイントで行動時間が8時間くらいの三ツ峠山、大菩薩嶺の3日間の山行を計画した。どの山も簡単に山頂まで行くコースがあり、山頂は沢山の人で賑わっていたが、我々が歩いた登山道は、思っていた以上に厳しく、歩きごたえのあるコースでした。風邪でダウンして竜ヶ岳へ行くことができなかったが、3人が下山して“久し振りに興奮した”“すごく良かった”などと言う顔を見ていると本当に輝いていた。それを見ているだけで私は幸せな気分になれた。