山行記録

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2016年08月30日(火)・提出

期間 2016年08月28日(日)~2016年08月28日(日)
目的の山域山名 立間戸谷
登山方法1 日帰り 登山方法2 -------
目的1 例会 目的2 沢登り
記録
天候:曇り 時々 雨

8月28日 立間戸谷へ沢登りに行ってきました。
メンバーはハッピー、柚、ケン、フォレストの4名です。
5年ほど前の洪水以前に1回来たことがありましたが洪水後は初めてでした。
駐車地のすぐ手前に通行止めのバリケードがあり通り抜けできないようであるが我々はそこから先へ行く必要がないので待避所へ車を置いて準備をする。
登り始めると川幅がかなり広く明るくなったような気がする。
川の周囲の樹木が流されてしまったようで、初めは土砂の堆積で登るにつれて大きい岩の堆積となり、源助滝のあたりは樹木がなくなり滝が丸見えとなってしまった。このあたりが一番被害が大きかったようである。
そこから先の巻道からはあまり変化がなく以前のままのようであった。
ケヤキの大木のテントサイトのあたりから入渓し、連瀑を楽しむ。
滑床と滝の饗宴です。
今回は牛鬼滝の端っこに取り付いてみました。

(牛鬼滝について)
非常に残忍・獰猛な性格で、毒を吐き、人を食い殺すことを好む。
伝承では、頭が牛で首から下は鬼の胴体を持つ。または、その逆に頭が鬼で、胴体は牛の場合もある[1]。また、山間部の寺院の門前に、牛の首に人の着物姿で頻繁に現れたり、牛の首、鬼の体に昆虫の羽を持ち、空から飛来したとの伝承もある。

海岸の他、山間部、森や林の中、川、沼、湖にも現れるとされる。特に淵に現れることが多く、近畿地方や四国にはこの伝承が伺える「牛鬼淵」・「牛鬼滝」という地名が多く残っている。
西牟婁郡の牛鬼淵は、底が海にまで通じており、淵の水が濁ると「牛鬼がいる」といわれた[2]。ここの牛鬼は出会っただけで人を病気に至らしめるという[1]。このようなときは「石は流れる、木の葉は沈む、牛は嘶く、馬は吼える」などと逆の言葉を言うと、命が助かるという[3]。またこの地の牛鬼は、猫のような体と1丈(約3.3メートル)もの尾を持ち、体が鞠のように柔らかいので歩いても足音がしないという[2]。上戸川では滝壺に牛鬼がいるといい、これに影を嘗められた人間は高熱を発して数日のうちに死ぬといわれ、それを避けるため毎年正月に、牛鬼の好物である酒を住処に備えたという[4]。三尾川の淵の妖怪譚では、牛鬼が人間に化け、さらに人間を助けるというたいへん珍しい話がある。青年が空腹の女性に弁当を分けたところ、その女性は淵の主の牛鬼の化身で、2ヶ月後に青年が大水で流されたときに、牛鬼に姿を変えたその女性に命を救われた。だが牛鬼は人を助けると身代りとしてこの世を去るという掟があり、その牛鬼は青年を救った途端、真っ赤な血を流しながら体が溶けて、消滅してしまったという[4]。

今ネットで調べて以上のようなことがわかったのですが、何も知らずに登りにかかったのですが、最後のピッチで怖くなって樹林帯へのがれたのが正解だったのかもしれません。
しかし、ピンチになったとき『石は流れると言えばよかったのか』下流で見てきたことが役に立つのかな。

牛鬼滝の上の滑床で昼食にし、植林小屋跡まで谷を登るかここから尾根道へ登るか思案するが、雨も降ってきたので時間の短縮を考えてくらの真っただ中の痩せ尾根であるがこちらをトライすることにする。
右も左も絶壁の痩せ尾根を延々と登り何とか道にでる。あとは一度通ったことがあるのでケヤキの場所まで下り杣道を下った。

行動時間8時間ほどのちょうどいいトレーニングでしたが、下部の方は蒸し暑く汗びっしょりなのに上部では雨に濡れたせいもあって寒く感じました。
一日中雨が降ったりやんだりで、帰る車から眺めるとこの谷だけが雲に覆われて、周囲は降ってないのにここだけ雨が多い場所のようでした。
                           (記 フォレスト)

概念図

(ハッピー)
15年振りの立間戸谷は以前の谷と様相が大きく変化しているのに驚く源助の滝迄行くのに以前との時間の掛り具合が長くなり、ここで予定していた植林小屋までは無理と思い登山道にトラバースするが、痩せたクラの頂部を登り詰めるが登山道は出てこない、前回ここで、道迷いした事が頭によぎるクラになった所を登ると、なんとなく登山道みたいな場所にでて、周辺を探すと、ロープが見え登山道と確認出来、これで帰れると思うと、足も軽くなりキャンプ場にでてホットする、今回は北鎌の練習に色んな必要なことの訓練が出来た。
(柚)
フォレストさんやハッピーさんが以前から行きたい行きたいと言っていた立間戸谷ってどんなところか興味あり、訓練も兼ねて行くことにしました。歩き始めてすぐに背丈くらいの岩がゴロゴロしたところがあり、御助けひもを何回か出してもらいましたがここで少々疲れ。30mのナメでアッセンダーを 使って滝の右側の岩壁を登らせてもらいましたが、セルフビレイのためのシュリンゲも出してなくてモタモタしてしまい、岩登りのいろはを覚えていかなくてはと思いました。沢から登山道への登りはただひたすら信じて上を目指しましたがトラロープという人工物に出会い、これがこんなにも安堵感を与えてくれるものなんだ と変に感心しました。沢行きは級を見てから自分が行けるか今後は判断したいと思います。

交通費、食糧、その他費用など

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