山岳会　和歌山かがりび

今回の山行きは「酷暑」につきた。
早朝さんろく駅の駐車場に着き朝一のテレキャビンでアルプス平駅向かい五竜山荘を目指す。
遠見尾根にはソヨとの風も、日陰もなく容赦ない直射日光の洗礼を受け全員アスファルトのミミズと化す。五竜は遠く紺碧の彼方にある。
昼過ぎに多くの登山客の中ようようにしてテント場に着く。早速Ｓさんに高山病対策の点滴を受けるが効果は「?」
翌朝今回の山行きのハイライト、五竜、鹿島槍の縦走冷池キャンプ場まで１０時間の予定。
この日も恨めしいほどの悪天候、尾根上の少しの風と山陰が唯一の慰め、山を愛でる気力もない。五竜～鹿島槍間には中小の岩場やガレ場が続くが思った程でもなく、落石とスリップに注意し通過。休憩のたびに右手に見える、剣、立山、薬師、遠くに槍の山々が位置をズラし道程を実感させる。キレット小屋手前で一人の靴が破損手持ちの針金で補修するが会の携帯品としても必要か。キャンプ場には夕方着く、１１時間４５分の長丁場であった。
下山の日これでこの苦行ともおさらばできると思うと自然足が速くなり、昼過ぎ無事柏原新道登山口に着いた。
登山口にはＨさんの同僚が送迎来てくれ大変助かりました有り難うございました。