和歌山発は都合により9時集合のゆっくりスタートになりました。
雨山永楽ダム周辺は低山とばかにすることなかれ、露岩の陽気な稜線歩きと素晴らしい展望が楽しめるお気に入りの山です。今回はそれにくっつけて高城山への周回をプラスしたルートに挑んでみました。
永楽ダム展望台からの360度快晴の展望を楽しんだ後、秬谷(きびたに)集落から林道を行けるところまで南下しましたが、どこまで続くのと思われた舗装林道はあっけなく終点となってしまいました。やむなく高城山へ突き上げる目的尾根へは50m程度の急斜面で木の幹を掴みながら這い上がることになりました。でもロープを出すほどのこともなく稜線に上がることができてホッと一息。尾根は高度を上げていくとまさかの残雪で驚きましたが特に難渋する程のこともなく林道に飛び出し、そこから高城山まではすぐでした。高城山山頂は15cm程度の積雪で展望もない日陰になっていて風は冷たく寒かったので、ちょっと下った林道の日だまりでゆっくりおべんとうにすることにできたのはラッキーでした。
お楽しみの下山は高度を下げて行くと雪はなくなり、日があたれば暖かく快適な山歩きとなりました。3ヶ所ほどヤブで分岐判断が難しい所があったけど、ノーミスで下れたのは上出来だったと思います。
今回はメンバーの足並みも揃い予定通りのタイムで楽しくまったり低山徘徊できてよかったです。
(記 しょこ)
9:36 永楽ダムP発
10:15 永楽ダム展望台
10:55 秬谷集落
12:28 高城山
13:34 P406松尾山
15:33 雨山
16:15 永楽ダムP着
行動時間:6時間39分
距離:14.4km
(kiki)
今回のルートは、小山を幾つも越え、けもの道程度の踏み跡を辿り、道標のない判りにくい分岐を通過したり、池あり谷ありで、変化に富んだ面白いルートでした。地形図とコンパスでルートを探し当てるしょこさんの姿が輝いて見えました。
(kaze)
この山域を歩くのは私は初めてでしたが、雨山周辺は地域のハイキングコースとして親しまれているようで展望のいい楽しいルートでした。ゆっくりの出発でしたが林道からの急登で汗をかき、雪の高城山、永楽池から展望を楽しみながらの雨山ルートと変化に富んだいいコースでした。行動中は地形図を手に的確にルートを確認するリーダーを務めた天野さん。ありがとう。いいトレーニングになりました。
(くに)
新入会員のショコさんに近郊の山を紹介頂くハイキング。小春日和の穏やかな一日をゆったり楽しんできました。今日のコースはショコCLから「1/25,000地形図必携」のお達しがあったとおり、普通の登山道ではないのだ。途中から林道歩きになるが、秬谷を過ぎるといつしか林道は消え、尾根を見定めながらコレだろう、と谷筋を上がる。少々汗をかいた。そして稜線を進むうち、思いもしなかった雪があらわれ…粗目雪を踏み蹴散らして登る。低山と見くびって履いてきたタウンシューズがビックリしただろう。…12:30頃、高城山(569m)到着。昼休憩とし、今度は松尾山~永楽池を経て、雨山(312m)へと一周して16:15駐車場へ戻ってきた。雨山は人気らしく人出もあり、馴染んだ雲山峰に劣らぬ稜線の眺望と歩きやすさ。今回は近場ながら歩いたことのない山域だったのに加え、高城山へのルートの面白さや思わぬ雪など、新鮮な楽しみも味わいました。ショコさんありがとうございました。