屋久島宮之浦岳山行記
3/8 5時 ハッピー自宅 7時05分関空発 ~ 8時20分鹿児島空港着
レンタカーで鹿児島港へ
10時30分鹿児島港発~13時00分屋久島安房着
予約していたタクシーで登山口へ14時到着
(途中で食料調達する)
14時40分淀川登山口~15時30分淀川小屋へ到着
3/9 5時30分 淀川小屋発~7時15分小花之江河~8時10分黒味岳分れ
~9時20分投石平~12時30分宮之浦岳12時50分
~17時05分新高塚小屋到着泊
3/10 5時00分 新高塚小屋発~6時40分縄文杉~8時00分ウイルソン株
~8時40分楠川分かれ~11時15分荒川登山口到着
11時50分 荒川登山口~タクシーで 12時30分安房港着
13時30分 安房港発 ~15時30分鹿児島港着~
20時35分 鹿児島空港発~21時40分着 関空~23時00分和歌山着
3月8日から2泊3日で一度は行きたかった念願の屋久島&宮之浦岳へ
メンバーはCLハッピー、mika,,けん、kuni、noriの5名。
,5時にハッピー宅に集合して関空に向けて出発する。
初めて乗るピーチ、高速艇を乗り継いで登山口の屋久島の淀川登山口に14時に到着する。
途中から雪が降り出してきた。
準備を整えて合羽を着てさあ初日宿泊地の淀川小屋まで出発だ。
初日は登山口から淀川小屋まで小一時間ぐらい歩いて終了
さっそく小屋で食事の準備して途中調達した食料で腹ごしらえ。
明日に備えて18時過ぎに就寝する。小屋には10数名泊まっていたかな?
外はしんしんと雪が降り続いている。積もりそうだ~~
4時30分起床、準備を整え5時30分に出発~~~~~~
昨日から降り続いていた雪が登山道に積もっている。
小屋の寒暖計は―2度を指している。
宮之浦岳は言わずと知れた日本百名山100番目の山で1936㍍あります。
淀川小屋は1360mなので約600mの高低差です。
出発時は雪は降っていない。
頂上目指していざ出発、とにかく黙々と歩き続ける。
ヘッドライトの灯りで雪道を黙々と歩く。初めの方は足も軽く軽快なり~~
まず着いたとこは『小花之江河』このあたりに来れば積雪も多くなり雪で木道の登山道が
埋もれていて足を踏み外すとズボッと足を取られて転倒したり中々歩きにくい。
慎重にゆっくり前に進んで行く。
ちょこっと休んで、ちょい歩いて『花之江河』。
ここは最南端の高層湿原だそうだ。天気が良かったら素敵な場所だろうなあ。。。
今回は雪に埋もれた雪景色だけの湿原風景だ。
休憩後、雪に埋もれた登山道を慎重にゆっくりと歩を進める。
投石平あたり4時間位過ぎる頃、足に異変両足が攣りだしてきた。
積雪は50㎝以上はあるだろうな?
足を取られて数えられない位、転倒する。下りは尻すべり・・・・・
きついが必死で何とかみんなについていく。
ストックも1本折れる。最悪~~~~~
やっと12時30分に宮之浦岳に到着。何とか頂上制覇する。
ガスがかかっていたが私達を歓迎するかの様に一瞬青空が広がり雪を被った
綺麗な山並みの風景が現われた。
予定では5時間あまりで登頂ですが大幅に遅れて7時間かかってやっと到着。
大幅に時間が遅れているので食事も行動食ですまし
記念写真もそこそこに新高塚小屋に向かって出発する。頑張ろう。
頂上からアップダウン繰り返しながら進んで行く。
北斜面の平石あたりは稜線ぞいの縦走路で吹雪いて風も強くて、寒くて手の感覚もなくなる。
体感温度は―10度位にはなっていただろうな~~
展望台を過ぎアップダウンを繰り返しながら樹林帯を過ぎ何とか17時過ぎに
2日目の宿泊地の新高塚小屋に到着する。何とか明るいうちに間に合った。
新高塚小屋には先客は数名しか泊まっていない。この寒さでは少ないのは解る。
腹ごしらえして、明日に備えてシュラフにくるまう。
8時前ごろに小屋の入り口のドアをたたく音~~~~
男性の二人ずれで道に迷い遅くなったようだ。
2日目は予定時間を大幅に遅れたので、
3日目は早めに行動しようという事で4時起床5時に出発する。
雪は降っていない。今日は良い天気になりそうだ~~~楽しみ。
樹林帯、木の根っこ道、木の階段を歩きながら1時間半ぐらいで
縄文杉に到着する。圧倒される大きさ、存在感がある。
しばし写真タイム・・・シーズン中は時間制限あるそうです。
縄文杉から夫婦杉、女王杉、立派な屋久杉を眺めながら1時間ぐらい歩くとウイルソン株に到着、(植物学者ウイルソン博士が世界へ発表したことから名前が付けられたそうです)
ウイルソン株から30分位歩くと木道のトローコ道になり、屋久杉を眺めながら鳥の声、
川のせせらぎの音を聞きながらのトレッキングです。
トンネルや橋を渡りながら8キロの行程。
歩きやすい木道、軌道を延々と歩くこと~~~約2時間半位
前日と打って変わって天気が良く気温も上昇してぽかぽか陽気に~~
今日は順調で予定の時間より早くて11時15分に荒川登山口に到着。
予約していたタクシーで安房港へ~~~~~~
鹿児島市内の風呂屋で旅の疲れを取り鹿児島空港から関空そして和歌山へ23時到着。
、
屋久島に観光で訪れる人は年間約30万人。
縄文杉登山に行く人は7万人。
そしてこの宮之浦岳に登る人はたった1万人だそうです。
数字が物語るよう、かなり厳しい山でした。
縄文杉はながーいハイキングだけど、ここは本格的登山。
冬山はかなり厳しい登山なり~~~~
今回の山行ではメンバーに色々お世話になりありがとうございました。
的確な指示とアドバイスのリーダーのハッピーさん、
足跡の無い先頭を歩いてくれたmikaちゃん、けんちゃん、
後方から励ましの言葉をかけてくれたKuniちゃん、
皆さんのお蔭で無事縦走でき、まったく違う厳しい冬山と暖かくて人気の縄文杉コースを体験できてよい山旅になりました。
(記 nori)
(ハッピー)
当初は2月行く予定で計画していたが、雪が有るとの情報で、3月に変更して暖かい屋久島で気持ちよく登山が出来ると思い行ったが、登山口近くで雪が降り出しなんて事かと思いながら、その日の宿泊小屋に着き、明日は良くなると信じて寝る。
しかし、2日目縦走本番の日ちらちら降る雪の中、その内晴れると信じながら宮之浦岳を目指す。以前良くならず、頂上で一瞬全山が見渡せて青空が出る、これで良くなると思ったが、悪くなるばかり、皆で励まし注意力を切らさず、樹林帯に入って一安心、小屋泊後は、銘木を鑑賞しながら九州を堪能して帰って来ました。
(みか)
予想外の大雪で、滅多に見れない屋久島を見れたことにとても感激しました。
でもなかなか前に進めず、時間ばかりが経っていくにつれて焦りました。
いろいろ自分達で考えなければならないことで、良い経験ができたと思います。
全ては計画通りで、ツアーの段取りをして下さったハッピーさん、
ありがとうございました。
(けん)
「屋久島は雨」のイメージだったので、初めてレインウェアが活躍するんだろうなぁ
と思っていたが、まさかの雪!!イメージとは程遠い姿の屋久島になりました。
それも貴重な経験でしょうか。
病み上がりで足が重く、息切れもする。雪に足を取られながらも必死で歩いていたせいで、
日没までの時間が迫り、みんなが焦っていたことにも気付いていませんでした。
トレースが消えかけているところで初めて不安になったが、無事に小屋に到着して一安心。
翌朝、さらに積雪が増えていて、暗い中ヘッドランプを頼りに歩く。日の出までは不安で
仕方なかった。経験が浅いだけに初めてのことばかりで正直、疲れました。
山行だけでなく、飛行機、フェリー、レンタカー、タクシーとすべて手配してくださった
ハッピーさんのおかげで屋久島を満喫できました。ありがとうございました!!