山行記録

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2024年02月14日(水)・提出

期間 2024年02月10日(土)~2024年02月11日(日)
目的の山域山名 南紀(大雲取山周辺)
登山方法1 ビバーク 登山方法2 1泊2日
目的1 個人 目的2 沢登り
記録
天候:終始快晴!

2/10

9:50 東屋横駐車スペース – 10:35 一の滝下(右岸から高巻き) – 11:10 二ノ滝手前の巨岩小滝(超えられず、左岸から高巻き)- 11:35 二ノ滝落ち口 – 11:40 三の滝下(直登)- 滝半ばの平坦地で昼食(10分程度) – 12:05 三の滝上・取水堰 –  12:55 岩間の滝(4m程度?、左岸ゴーロ高巻き)- 13:35 砂防堰堤(右から登る)- 13:55 ビバークできそうな左岸台地(約410m)、引き返す – 14:20 ビバーク適地(約390m)、ビバーク

2/11

6:30くらい 起床 – 9:00 出発 – 9:50 取水堰堤 – 10:55 東屋横駐車スペース

概念図

冬ですが、最高の沢旅でした。行先は南紀・ナル谷。巨瀑3つ、穏やかな河原、楽しいナメの連瀑帯にきっかり分かれる沢。時間的に今日は上流の連瀑帯までは行けないので、無理せず巨瀑鑑賞と河原歩き、そしてビバークを堪能することに。

入渓点には広い駐車スペースと立派な東屋があります。そこから少しだけ林道を歩いて、適当なところから入渓。最初はゴーロが続きますが30分も歩くと立派な一の滝につきました。釜が深く、水の透明度が素晴らしい。ここは地形を見極め、右岸から高巻き、容易でした。次いで二の滝ですが、二の滝下に行くためには巨岩の岩間の滝を越えねばならず、断念。まとめて巻くことに。こちらは左岸が良さそう。それなりに急ですが、木の根をつかみながら枝尾根のような場所を登っていきます。ほどなくすると、立派な石垣が現れました。昔は集落だったのかな。集落跡を通り過ぎ、滝に近づいていきながらトラバース状で登っていくと、ぴったり落ち口に出られました。その上はすぐに三の滝。こちらは簡単に上っていけます。滝の途中に、日差しポカポカ・景色最高の台地が!ここで昼食にしました。

台地の上、三の滝上段は、傾斜は寝ていますがスタンスが滑ってちょっと悪い。左側のバンドが登れそうなので、ザックを上において慎重に体を押し上げます。その直上が取水堰堤。施設を傷めないよう、そーっと通過し、濡れたくないので左岸側の浅い場所を通過。ここから先はひたすら河原になります。途中、4mほどの岩間の滝がかかっており、ここだけ若干陰惨。でも他は、本当に平和。さすがに飽きてきたので、14時を目安に引き返しました。459m二俣まで到達できず。そのうちリベンジですね。

14時半前に、登り途中に見つけていた最高のビバークポイントでのビバークを決定。ツエルト設置後、全力で薪を集めますが、一人だと効率が悪い。このくらいかな、と妥協したのがまずかった。ロングファイヤー型の焚火で節約しましたが、周辺針葉樹が多く薪の消費が激しく夜2時までしか持たず。仕方がないので夜中にノコギリ片手に起きて薪集め。一晩過ごしたいなら、一番下の写真の倍は必要でしたね。でも、やや寒かったものの熾火は残ってくれたので、何とか朝までやり過ごしました。

6時半くらい、なんとなく目を覚ますと周りは既に朝。のそのそと起き上がり焚火に薪をくべ、朝食(コーヒー付き)穏やかな朝を過ごさせていただきました。九時前に出発し、岩間の滝や堰堤、そして長い河原を戻ります。1時間もしないうちに取水堰堤に戻ってきました。ここからは、左岸の導水管に沿って少し進んだのち、一の滝下に延びる山道(廃道)を下降します。ここが今回一番難しかった。下は巨瀑と岩壁なので、下りすぎないようにだけ注意し、木のある場所をつないで下降気味にトラバース。たまにピンクテープが出てきたりしましたが、基本的には地形の「読み」を求められました。それでも1時間ほどで入山口に。

ビバークにもってこいの、穏やかな沢でした。

   
     
     
     
交通費、食糧、その他費用など
岩出IC - 紀伊田辺IC - 現地
自家用車:約300km、燃費20km/L程度、ガソリン160円/Lの計算でガソリン代約2400円
高速料金:休日価格で約2600円

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