沢やクライミングも回数を重ねてくると、自分がCLでも行けるようになりたいと思うようになってきた。自分がCLで行くには、ザイルの扱い方や確保の仕方を覚える必要がある。
今回、沢に入ってしばらく進んだところにある7m滝をなんとか登りきると、後続メンバーの為にザイルを出すことになった。僕が持っていたザイルを出すのに、ちょっともたもたしてしまい、さらにセルフビレイ、確保器の準備に手間取って、この時はビレイできなかった。
その後、倒木や蜘蛛の巣をかいくぐりつつ、しばらく涼しい沢登りを楽しんで登っていると、つるつるの1枚スラブが出現。これをバンブーさんがサクッとクリアするが、僕は何度も滑ってどうしても登れない。それでもめげずにチャレンジしていると、左足より右足の方が、わずかにフリクションが大きいことに気付く。左右で異なるのが不思議だった。右足で体を支えて、踏み出す足を左に変えるとなんとか登ることができた。
このスラブを越えるとコースケ滝で、幅広い斜瀑を下から眺めながら昼食。昼食後はこのコースケ滝をTOPで登らせてもらう。登っている間は楽しくて、幅広い滝の右岸と左岸を往復しつつ、2か所ほどビレイを取って1ピッチ目を登り終えた。登り終えた後に、木の幹にシュリンゲを巻いてビナをつけてザイルの端をそちらに移して、セルフビレイも忘れずに、と時間はかかったがなんとか役目を果たすことができた。
また、2ピッチ目はビレイ役をやらせてもらう。といっても、TOPのバンブーさんはするすると登っていき、ビレイヤーとしての緊張の瞬間などまったくなかった。バンブーさんの動きについてザイルを繰り出すのが精いっぱい。
沢から離れて、駐車場までの詰めの間に、暑かったのでアームカバーを外して歩いているとアブ?に肘を噛まれた。すぐに澤さんにポイズンリムーバーで吸い出してもらいました。アームカバーは最後まで外さずに、また、ポイズンリムーバーも持って行かなければ。反省。
でも、和歌山から1時間半くらいのところに、こんなにいい沢があるなんてすごく得した気分の沢登りでした。
<泉>
和泉葛城山にこんな楽しい滝があるとは思わなかった。
100mのナメ滝とネットに載っていたが、本当に100mの滝?であった。
<澤>
噂通りの素晴らしく、面白いコースケ滝でした。他の滝も少し難しく登り甲斐がありました。
駐車場からコースケ谷までの降下は、すごく急で、下りの歩き方のトレーニングには良いと思います。
<英>
コースケ谷は近場のいい谷です、あまりフリクションがきかず微妙なバランス感覚を楽しめる沢です。まだまだ近場の面白い沢登りが出来る沢を探しましょう。
<バンブー>
二回目の挑戦で楽しい沢登りが出来ました。
市内から1時間で行ける沢 夏の暑さを涼しく変えてくれる手軽でちょっとスリルのある沢でした。