コースタイム
5:50 花巻市内の花巻ならの里ユースホステルを出発 ~ 7:15 河原の坊 着
7:25 河原の坊 発 ~ 8:15 頭垢離(こうべこうり) ~ 8:40 御座走り ~
8:55 打石 ~ 9:05 千丈ヶ岩 ~ 9:25 早池峰山山頂到着《2時間》
10:00 下山開始 ~ 10:15 ハシゴ場 ~ 10:30 お金蔵 ~ 11:00 御門口
~ 11:15 小田越山荘 ~ 11:40 河原の坊 着《1時間40分》
※ 登り・下りでは,写真を撮る以外はほとんど休憩をとらなかった。
仕事の関係で10/4,5に岩手県釜石市へ行くことになったので,6日に早池峰山へ登る計画を立てました。
ところが,同日は,台風18号が接近するとの天気予報だったため,一旦は,登山をあきらめて帰宅しようかと考えました。
しかし,はるばる岩手まで来たのだからという思いがあり,帰っても仕事の予定がなく,台風も同日中には通過するとの予報でもあったことから,延泊して山に登ることにしました。
河原の坊からは,前日の台風で散った落ち葉を踏みしめながら紅葉の森林を沢沿いに,ときには沢を渡って緩やかな坂を登っていきました。気持ちの良い登りでした。
ところが,樹林帯が終わる頃からは,坂が徐々にきつくなり,また,岩場の登山道は浮き石が多く,しかも山頂が見えているのになかなかたどり着き気がしなくなり,しんどいなと思いながらひたすら登ったのでした。そして,時々振り返ったときに見える薬師岳が下に見えると,だいぶ登ったなと思うのでした。また,途中には,打石といった大きな岩などがあって,おもしろいなと感じました。
山頂に着くと,台風の影響からか,風は強く,また,当日の朝には岩手山が初冠雪したということであり,風は冷たかったです。
しかし,台風一過の晴天だったことから,雲に隠れて岩手山は見えなかったものの,山頂からは遠くの山並みや平地の風景を眺めることができたので,延泊して良かったと思ったのでした。
山頂や下山途中では,小田越から登ってきた数人の登山者と出会い,その人たちからは「河原の坊からの登りの沢は増水していなかったか。」と聞かれましたが,沢を2,3回渡ったものの,台風による増水の影響はほとんどなく,流れの中にある岩を渡っていけば濡れることはなかったので,その旨答えておきました。
下山道は,登りよりも緩やかに感じましたが,それでも,途中にはハシゴ場があったり,段差の大きい岩場が長いと感じましたので,小田越からの登りも結構しんどいのではないかと思いました。
小田越から河原の坊までは車道を25分ほど歩きましたが,その途中から見えた早池峰山は雄大でしたし,麓の紅葉は奇麗でした。
なお,小田越山荘までは車の通行は可能ですが,自然保護のために車の駐車は禁止されており,車は河原の坊の駐車場に駐車しなければならなかったようです。また,繁忙期には,下流にある岳の集落付近までしか車は入れず,シャトルバスを利用することになるとのことです。
(記 taikobara)
帰りは,河原坊を7日の午後零時過ぎに出発し,東北道,磐越道,北陸道,東名,京滋バイパス,第二京阪,阪和道を経由して,翌8日午前7時半に海南市に着きました。
ですから,2~4人で運転を交替すれば,東北地方までの日帰りの山であれば余裕を持って十分に登れるのではないかと思いました。