白髭岳は岩場が多く、以前雪の時に行って面白かったのでもう一度行ってみたいと思い2月の例会として計画しました。本来8日の日曜日の予定でしたが天候不安定のため11日の祝日に変更して行ってきました。メンバーはCL柚、しん、紫、mujina、ヒロ、とん、くにの7名です。
きょうは東谷登山口から出発。下の方は雪は全くなく滝の出てきたあたりから雪となる。滝は凍ってつららとなっておりなかなかきれいでした。勾配はきつくなってきたがキックステップで順調に稜線に辿りつきました。稜線上は大体膝くらいまで雪があり急登となったところでアイゼンを装着。前回行った時は少し雪のついた岩を登った記憶があったけれど、今回は雪で岩が覆われて様相が全く違っていました。この日は風もなく太陽も顔を出して春山のようでいて、雪はくされ雪ではなくサラサラの雪で素晴らしいコンディションでした。小白髭ではこの日ここから行動を共にしたゲンちゃんに写真を撮っていただき前方に見える尖った白髭岳を目指しました。
小白髭から白髭岳まで地図では3つのピークがあるのですが、実際に歩いているともっとあったように感じました。ピークを越えても越えてもまたピークが現れ、雪に覆われた岩場を登るのに手間取り、前方に現れるピークはどんどん急勾配になっていくように思われました。結局白髭岳ピークのひとつ手前で時間切れとなり引き返す事になってしまいました。(元気なゲンちゃんは白髪岳ピークを踏みました。お土産写真つき)
下りは木にテープや細引きをつけて慎重に下りました。ただ穏やかな天候でのんびりと歩くことができました。東谷はトラバースが多く凍った場所もあったし、できれば周回したいという思いがあったので帰りは神之谷に下りることにしましたが、886のピークの辺りで休憩した後、予定ルートではなく東谷方面への急勾配の尾根を下りてしまい良かったのか悪かったのか5時15分に駐車場所に戻ってきました。
台高でこんな岩の雪山を体験できてよかったと思いました。雪の量で全然様相が変わってしまう山、今冬は2回目の経験となりました。きょうはお天気にも恵まれ9時間の行動も快い疲れとなりました。参加の皆さま最後までお疲れさまでした。
(コースタイム)
8:00駐車場出発~9:00滝~10:15分岐~11:30小白髭岳~山頂一つ手前ピーク(13:00~13:20)~14:35小白髭岳~15:20分岐~16:30P866~16:40休憩~17:15駐車場
(記 柚)
(ゲンちゃんより)
山の初心者の自分にとっては大変貴重な経験になりました。この経験を生かしつついろんな山にチャレンジしたいと思っています。また機会があればよろしくお願いします。
(くに)
初めての白髭岳、いい天気で雪いっぱい、岩場もありで久々にピッケルを持ち、うれし♩楽しい山行でした。
ピッケル&アイゼン歩行が大好きなようです(道具頼み〜)。
小白髭からの痩せ尾根ではちょっと神経を使うところがありましたが雪質がよくて、歩きやすく助かりました。
岩場をよじ登って、ふと振り返ったらしんさんが後ろの人のためにロープを出そうとしていて、ハタと気づく何の役にもたっていない自分に衝撃…
下りでもしんさんが所々、テープを張ってくれたおかげで安心して下りて来れました。
改めて、いつもありがとうございます。爪の垢を煎じて飲まなければ…!
今回は途中からパーティが1名増えて(無抵抗な源ちゃん)、気の毒なような、でもすっかり馴染んでいる皆が可笑しいような…ほっこり癒しのゲストさん。
またどこかの山で出会うかな?
( hiro)
雪が多いといろいろ景色が変わって厳しいことをまた実感しました。トレースのない雪の中は大変です、岩場もあり腕も筋肉痛が残っています。下山は何度も滑りながらの大変なコースになりましたが何とか膝は大丈夫のようです。できればふかふか雪の中をスノーシューで歩きたいですね。
(しん)
期待どうりの雪が?あり少しショッパイところもあったが楽しい山行でした。ピ-ク手前もうチョットで引き返したので残念だと思う人は次回のチャンスにがんばってください。下りP866Mから東谷(登りに使った)に直接下ったル-トは予定のコ-スからは方向としては90度もずれている、東谷には出たから結果的には幸いだったが、日暮れも近く少しアセリもあったと反省しています。
(ton)
岩場と痩せ尾根に雪がついたら難しいんだろうなと思っていましたが、想像以上で必死にロープと木の根っこつかんで岩場の急登を上りました。全然余裕なかったのですが今までの経験がだいぶ役に立ったと思います。
下りもまた大変でしたが9時間何とか頑張れて私には中身の濃い山行きでした。お天気の良い中こんな経験できて感謝です。
(紫)
雪は前回よりずっと多く、スノーシュー、わかんなど履くようなコースでなく、稜線に出てからアイゼンを履いたツボ足で歩く。多いところは膝までくらいの雪にやはり時間がかかり、小白髪岳からのきつい登りに悪戦苦闘し、山頂が見えるピークにて遅いお昼を取り本日はここまでとなる。小白髪岳で追いついてきたゲンちゃんは力が余ってそうで、山頂に送り出す。往復30分、私達がお昼を済ませたところで戻ってこられた。若いクニちゃんだけでも行かせてあげたら良かったと後悔する。ゲンちゃんと意気投合し(ご迷惑も顧みず)最後までご一緒させてしまった。最後の下りで、当初予定のコースと違うハメとなるが、結果はデポ地に最短コースとなり安堵する。でも、ちょっと安易だったのではと反省!