３月２日，太鼓腹単独による積雪時の伊吹山ピークハント
コースタイム
上野登山口9:15 9:40一合目 10:35三合目10:50 11:25六合目避難小屋 12:40山頂13:15 14:25五合目14:30 15:05一合目 15:20登山口
出発準備等に手間取り，予定より45分遅れの出発になりました。
一合目までの登山道やスキー場跡の登りは，前日に降った雨のせいか，ぬかるみになっていたり，滑りやすい状態でした。
雪がかなり少なくなっているとの情報を得ていましたが，山頂が見えた三合目手前辺りから雪道となり，三合目ではアイゼンを装着していた人がいたので，自分もアイゼンを装着しました。
六合目避難小屋までたどり着き，壁のように見えるところを登って行かなければならないことが分かり，登れるのかなと不安になりました。
夏だとジグザグに登っていくことになるとのことでしたが，上方の鞍部に見える木を目指して直登しました。
そして，七合目，八合目辺りになるかと思いますが，その辺りでは，10歩ほど進んでは休み，見上げては，「まだ，だいぶあるな。」と思いながら登っていきました。途中から，風が強くなり，思わず吹き飛ばれそうになって，そのまま下まで滑り落ちるのではないかという怖い思いもしました。
ピッケルは持っていたものの，使ったことがなかったので，八合目辺りから山頂遊歩道との分岐までの登りでは，ピッケルを使わずに，2本のストックを使って登りました。
ようやく，山頂遊歩道まで登り，山頂にたどり着くと，冷たい風がさらに強く吹いていました。
緊急避難場所になっているお堂で昼食を取りました。
下りでは，ピッケルを使うことにしたのですが，遊歩道から少し下りた辺りで，真っ直ぐに下りていくと，いきなり滑り落ち，咄嗟にピッケルを使って何とか止まることができました。
その後は，滑落ちるのが怖くなって，斜めに下りたり，あるいは後ろ向きに下りたりしていったわけですが，下から登ってきたベテランの人から，「後ろ向きに下りていったら時間がかかる。仰向けに滑っていって，途中でピッケルを使って止まればいいんだ。」というアドバイスを受けたので，試しに滑ってみたところ，意外と簡単に下りていくことができ，また，童心に返って，楽しい思いをしました。
六合目の手前からは歩いて下り，五合目でアイゼンを外しました。
ヤマレコの記録を参考に計画を立てましたが，山頂から六合目までの下りは，滑って下りたために時間が短かったのだなと思ったのでした。
今回は，風が強かったものの，晴れたので，周りの山々（じっくりと見ていられませんでしたし，どの山が何という山かは分かりませんが）や琵琶湖が良く見え，急な登りのしんどさを忘れさせてくれました。
