3月お彼岸の連休にCLハッピー、バンブー、くに、のり、太鼓腹、柚の6人とさなえ、ふじさんも静岡から合流して西穂高を目指して行ってきました。
日曜というと雨が続いていたのに今週はまずまずの予報。全員期待を胸に和歌山を出発。新穂高で仮眠し明るくなってくると霧が晴れて青空が広がりみんなの顔も笑顔になる。ロープーウエーから360度の景色が広がり歓声が上がる。西穂高口を出発、風もなく歩くと暑い!11時過ぎに西穂山荘に到着。予定ではこの日に滑落停止などの訓練をする予定であったが、明日はこんな良いお天気が保障されているわけではないので、きょうは行けるところまで行こうということになりお昼休憩を早々に切り上げて上を目指して出発。稜線上も本当に風もない。お天気の女神がほほ笑んでくれた。丸山を過ぎ岩場の出てくる手前で小休憩、岩場を慎重に登り独標に到着!バンブー、くにはさらにピラミッドピークまで足を伸ばした。ひとつの目標を達成し足軽く山荘に戻る。この日は夕方になっても360度見渡すことができ、きれいな夕焼けもゆっくりと見ることができた。
翌日もみんなの心配を打ち砕くように晴れてくれて風も強くなかったので、日の出と同時に山荘を出発。朝靄から徐々に姿を現すオレンジ色の山並みを見ながらひたすら上を目指して一歩一歩登っていく。きょうは雪も締まっていて昨日よりも歩きやすい。予定どおりに独標に到着。柚、のり、太鼓腹は独標まで、バンブー、くには西穂山頂まで、ハッピー、ふじさんはピラミッドピークまでと当初の予定どおり登頂。3月なのに1カ月先のような好天に恵まれ本当に楽しい春山を体験できました。
来年も3月に来るからねー!それよりも先に夏に来たい!それぞれの思いを胸に山を下りてきました。 (記 柚)
ハッピー:
3月の穂高を計画して行く事になったが、絶対に厳しい天気だろうと半分は想像しながら行ったが初日、2日目と、これ以上望めない天気となり独標までが、更に延びてピラミットピークへと行く事になり、満足いく山行きになった。毎年急速に体力が落ちていくのが、身にしみて感じるが、メンバーの結束で登れた事はやはり山岳会は良いなと感じた。
太鼓腹:
今回も天候とメンバーに恵まれて,良い山行となりました。2日目は少し強くて冷たい風が吹きましたが,2日間とも晴れて,大昔に登った奥穂高岳や槍ヶ岳を見ることができましたし,雪に覆われた乗鞍岳や笠ヶ岳など周りの山々を眺めて,最高の気分を味わうことができました。
また,初めての山小屋泊まりでしたが,明け前にはかなり強い風が吹いていたにもかかわらず,寒さを感じることがなく,快適に眠ることができましたし,おいしい食事もいただきました。でも,同宿されたメンバーの方々には私のいびきで大変なご迷惑をおかけしたようで,申し訳ありませんでした。今回の山行では,これまでの経験によってアイゼンを装着しての歩行は多少慣れてきたかと思います。ですから,独標の手前までは順調に登ることができました。
しかし,僅かな距離ですが,左右が切れ落ちた狭い稜線を通過するときや,その直後の独標への登り下りでは,垂直に近い岩場であり,そこに雪があったりするので,怖さで動悸が激しくなり,それで焦ってしまい,足場を十分確保せずに強引に登ろうとしてしました。それで,大先輩から厳しく指導を受けることになりました。後で,「訓練や経験を積めば,怖さはなくなる。」などと慰められましたが,私のへっぴり腰がなくなるのは,いつになるやら。
今後,訓練と経験を重ねて,次は,西穂高岳の山頂に立ちたいと思いますので,よろしくご指導願います。
nori:
2日間共、素晴らしい天気になり西穂山荘から丸山を経て独標に至る真っ青な雪陵、周囲に見える北アルプスの山々は
夏山とは一味違い白銀の山岳風景は美しく心に強く刻まれました。
本格的な雪山登山への心構えやピッケルを使っての滑落停止訓練等、諸先輩の指導、助言をいただき勉強になった
山行でした。
次回はもっと意識を高めて独標から先の西穂高岳頂上に立ちたいと思いました。
くに:
初日、独標まできてまだ陽も高く、SLバンブーさんとピラミッドピークまで偵察?に行った。積雪期のこの区間は初めてで警戒心が強すぎたのか、最初の下り私はプルージックさせてもらったが、行ってみれば普通におりられるところだった。そのあとは岩をつたい歩く適度なスリル感が楽しくて、無心にバンブーさんの後をついて行った。後で写真を確認すると、独標からピークまで30分。西穂まで行けそうな気もしたけど、往復を考えると時間的に微妙で引き返すことにする。帰りはパノラマ絶景のなか、何度か腰をおろし贅沢なひとときを楽しみながらおりてきた。
翌日は昨日より早いペースで独標に着き、皆と別れてまたバンブーさんの後ろを行く。朝の締まった雪で昨日より歩きやすく、ピークまですぐだった。後ろにハッピーさん、フジさんが来るのが見えたが「マイペースで行く、ピークで引き返すかも」とのこと。お2人なら大丈夫だと先へ進んだが、登り足の遅い私はたびたびバンブーさんに待ってもらった。ポケットの行動食を口にしたり、勝手休みしてゆっくり歩いたが、危険箇所は特に感じられず。この一山を登ればもう西穂か、と先が見えたところでバンブーさんが振り返り「何てことなかったなあー」「これなら皆で来れたかな」…独標の時点では先の不安が勝って皆で来れなかったけど、まだ間に合うかな…??8:50頃岩陰で携帯電話をかけたが時すでに遅
く、皆もう小屋近くまで下りてしまったらしい。絶好のコンディションのなか皆も残念だっただろう…そんな苦い気持ちも反芻しながらの最後の登りは傾斜がきつくなり、雪もパリパリと凍結して3,000m近くに来たなという実感で踏みしめた。山頂で写真をとり、頂上直下は少し緊張しておりたが後は昨日に引き続きルンルンの下山。今回2人だけでも登頂して良かった、これで様子がわかったから、次は全員で来れるとバンブーさん。私もリーダーをサポートできるようになりたい、次回はきっと全員でと、目標ができた山行でもありました。
(バンブー)
春の西穂高にSLとして行ってきました 快晴の2日間穂高連峰のパノラマを満喫しました
反面 経験の違うメンバー構成で行動する難しさも実感しました
晴れ無風絶好の条件のなか西穂独標は1日目に全員で登れ良かったです。
2日目はバンブー、くに、 西穂岳 ハッピー、ふじ ピラミッドピーク 柚、のり、太鼓腹 独標まで行き帰ってきましたが 皆で同じ行動するのが良いのか 別行動で行ったほうが良いのか 考えました。これからの課題です
春と冬の山 今回は暖かい春山でしたが 装備 食事いろんな課題があったと思います 各自反省点を見つけ雪の春山に備えたいと思います。