5:20坂巻温泉・・6:00釜トンネル入り口・・6:45釜トンネル出口・・7:20大正池・・9:00田代橋・・
9:50河童橋10:20・・大正池13:00・・13:35釜トンネル入り口・・14:20釜トンネル出口
2013年の歩き始めは上高地で!と柚、ヒロ2人で12月31日に和歌山発。上高地に一番近い坂巻温泉に宿泊す。大正池で初日の出と意気込んで5時20分に坂巻温泉を出発して暗い車道を釜トンネル入り口まで歩き、そこから長さ約1300メートルの釜トンネル出口へ。
ここでスノーシューを履いていよいよ雪道歩行開始。トンネルを出て初めて本日のお天気がわかる。残念ながらきょうは雪がしんしんと降っていて周囲の山は全く見えず。初日の出は望めない。でも風がなく寒くはない。冬山としてはまずまずのお天気だ。大正池までは雪崩もあり得る場所なので速足で歩く。カーブミラーの4分の3が雪で埋まっている。雪は多いのだろう。大正池が見えてきて遊歩道へと歩を進める。当然トレースはあるだろうと思っていたが予想よりも人は少ない。先客2人を追い越すと本日一番乗りの雪道になった。いつもなら喜ぶところだがきょうは柚、ヒロ二人で人気のない静かな大正池の雪原で少し心細い。梓川の流れと枝の先々まで見える木々と真っ白な雪・・本当にきれいだ。
田代橋を対岸に渡ると大きな雪原になる。梓川に沿ってフカフカの雪をスノーシューーで気持ちよく踏みしめながら河童橋へと歩いて行く。雪をたくさん載せたベンチが並んでいて夏場の人の賑わいが目に浮かぶが、きょうはこの河原は2人だけ。カモが一生懸命エサを取りながら泳いでいるのを見て淋しさを紛らわせる。河童橋に到着し記念撮影ひとりづつ。小梨平のキャンプ場にはテントの張ってあるのが見えた。雪は降っていたが風のないところでラーメンを食べる余裕があったので嬉しかった。
帰りは梓川の反対側遊歩道を歩いた。この時間になると対向者も多くなりトレースも踏み荒らされた感じにしっかりついていて気分も楽になった。気に入った場所で心行くまで写真を撮り冬の上高地を心に焼き付けてきた。帰りの釜トンネルは下りでもあり朝来た時よりは早く終わった気がした。釜トンネルを出るとやはりほっとした。冬期としてはまずまずのお天気で雪の降る静かな上高地を歩けて満足した。
柚:冬期トイレは大正池、田代橋、河童橋の3か所にあり心強かった。
スノーシューのストラップクリップを歩道と車道の間の5ミリくらいの溝に落としてしまって一瞬目の前が暗くなったが、なしでも歩けたのでほっとした。スノーシューのストラップとクリップは予備で持っておくべきだろう。
ヒロ:ヘッドライトを頼りに真っ暗なトンネルを歩いているときはどうなるかと思ったが人もほとんどいない上高地は静かで雪の降る音が聞こえそうであった。晴天ではなかったがその分静けさがしみてきた。寒さも覚悟していたが思いのほか暖かくじっくり写真も撮れた、楽しいスノーシューハイキングであった。