コースタイム
7:00出発宝竜滝8:15コッペ滝奥コッペ9:20燈明滝
9:50白滝10:10ナベラゴ滝[昼食10:20~10:45]ボタバ谷(遡行中止11:00~11:20)発電所13:30(途中ロス30分)
反省・感想雑惑
10年以上も前に行った滝本本谷で、久しぶりというより初めての感じで先日来の雨続きで県道44号もやっと通れる程度だった。谷は水量が多く宝竜滝の眺めは圧巻だった。
いきなり宝竜滝高巻き右岩盤から取付上部踏みあとから細尾根に出て中間テラスに下る二段滝の落ち口で谷幅いっぱいのナメ床に水量も非常に多く二段目の滝が大きな釜に堂々と落下している。
右の細尾根から上段の落ち口に下りつきナメ床が続きコッペ滝、奥コッペ滝と大きな燈明滝も幅広一杯の水量で堂々としている。次の白滝は左を巻く。ゴ-ロが続き滝もある。
ナベゴラ滝で右のヤグラ状の岩を登れば落ち口に出る(左50数メートル上部に巡視用の道が見える)ナメが続き水量が多いため足元の視界が悪く歩き辛い。
昼食にして15分程でボタバ谷標札ありここで遡行中止して尾根越えで北谷からの巡視路に出る。細尾根を行きシカ除けのフェンス沿いに伐採あとまで行郡界尾根を下る尾根が左に大きくカ-ブしているところで少し真西に下り気が付いて郡界尾根にもどり発電所に下った。(ロスは約30分程)
(記 しん)
(フォレスト)
滝本本谷は中級のグレードの沢ということだったので初心者でも行けるかと思ったのですが、歩いてみてあまり経験のない方や女性には厳しいのではと思いました。
例会で行くには初級のグレードの沢のほうが楽しめていいかもしれません。
太鼓腹さんは紀三井寺のボードで練習したことがあったので少し役に立ったかもしれません。
この谷は立間戸谷と同じような岩質の谷なので似たような印象でした。連瀑帯とゴーロと滑床がコンパクトにまとまったいい谷だと思いました。
上級と言われる沢と違うのは泳ぎがないというくらいで内容的には素晴らしいものがあると思いました。特にでこぼこの滝や取水堰堤下の連瀑帯は良かったと思いました。
私は山登りのジャンルの中で、次に何が出てくるかわからない変化に富んだ沢登りが一番好きなのですが、初めは不安感もあってネットでいろいろ調べて行きました。
ですが最近はあまり調べすぎると面白さを阻害してしまうのではないかと思い、入渓点と帰り道を大まかに調べる程度にしたほうがいいのではないかと思っています。
あるいは地形図を見るだけにしておくべきなのかもしれません。
高巻きも右か左か自分の感で決めたほうがいいと思うのですが、ロープが垂れているとついついそちらのほうへ行ってしまう弱い自分なのです。ですが、今後はできれば初登者のつもりで沢を登るという考えを持ちたいと思います。
(太鼓腹)
昔,百間山渓谷を遡行したことがありましたが,そこは整備されたトレッキングコースであり,今回のように,川の中の岩を飛んで渡ったり,川の中を歩いたり,滝の横の岩をよじ登ったりするものではなかったと記憶しています。
今回は,沢登りでも初級のコースだとお聞きましたが,初めて本格的な沢登りをする私にとっては,難所が多々ありましたし,滝を迂回する登りはキツかったし,足を滑らせると流されて滝から落ちるのではないかという怖さがあってへっぴり腰で歩いていました。
しかし,天気は良いのに暑くなかったし,冷たい水は心地よく,沢登りを大いに楽しみことができましたし,諸先輩からは懇切丁寧なご指導を受けたこともあって,今後,沢登りにもはまってしまいそうで,今では,それが怖いです。というのも,沢靴などの装備を調えようとすると,山の神に怒られるかも知れないからです。
(しょこ)
日帰りで行ける未経験の沢というのは残り少ないのですが、滝本本谷はなんせ遠いこととその割には難易度が低い事もあって今まで行けずにいた沢です。今回初めて機会を頂きました。
以前にこの少し下の静閑瀞で流されに来た時はあまり水質が良くなかったんですが、今回は先日の台風による大雨の影響か地形図にも表記される規模の連瀑帯が凄い水量と迫力でなかなかのもんです。でもそこはやっぱり2級マイナスのグレードの沢ということで、ロープを出すことなく膝下まで濡れる程度でさしたる悪場もなく快適に遡行できました。 南紀の沢お約束のナメ床が続くようになると渓相も単調になって早い時間に脱渓です。大量のマイナスイオンに包まれて、やっぱり夏は沢がよろしいですな。今回はきつい詰めもなく楽チン下山となりましたが、安全な登山のためコンパスと地形図は必携でお願いします。