山行記録

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2015年10月07日(水)・提出

期間 2015年10月02日(金)~2015年10月05日(月)
目的の山域山名 紀の国 和歌山国体 山岳競技
登山方法1 小屋泊 登山方法2 3泊4日
目的1 その他 目的2
記録
天候:4日間とも快晴

44年ぶり二回目のわかやま国体の山岳競技が10月3日から5日まで梅の里みなべ町で開催された。
かがりびも微力ながら、タイムキーパーや、ビレイヤー、記録報道や、公式記録の失敗を許されない仕事を任された。
良かった事は三日間、快晴に恵まれそれだけで成功したも同然、緊張を強いられる仕事だったけれど、競技を間近に見られ、全国から集まった選手たちの迫力に圧倒されたのは幸せだった。
ぎりぎりの人数で、一人欠けてもできない仕事、それぞれが、家族のサポートを受けての国体ボランティアだった。
一生に一度のあるか、ないか(二度目のメンバーもいるが)の経験だからと、言った若いみかの言葉に発奮させられ、山岳競技(昔は縦走、踏査、など)とは思えないとぼやいていたロートルもこれはやるしかないと、心を入れ替えての積極的な参加となった。
スポーツクライミングと名を変え、オリンピックに推薦された山岳競技、最初で最後の国体ボランティアを、楽しく面白く、成功裏に終われた事はほっとする。
和歌山の選手とコーチたち、ここ数年の努力とプレッシャーは計り知れない。入賞することができ、肩の荷が下りたことだろうけど、これからは競技を楽しんで欲しいものだ。
最後に3日間、おうちで美味しい食事でもてなして戴いた、バンブー奥様みっちゃんには感謝の気持ちでいっぱいだ。アフターファイブも楽しめ、お陰様で乗り切れた。
(総務)こひ、kiki、kaze
(タイム)くおん、たむ、みや、ヌーボー、ひで
(ビレーヤー)フォレスト
(記録報道)バンブー、ハッピー、たけし
(R公式記録)しん、とん、太鼓腹、けん、くに、もと
(B公式記録)紫、のり、柚、みか
(記 紫)

概念図

(柚)
とにかく無事終わってほっとしています。リハーサル大会で問題点や疑問点
を解決していたので本番はスムーズにできました。リーダーの紫さんが前もって
下準備してくれていたのでさらに助かりました。全試合ビデオに録画するのが仕事でしたので
全試合観戦でき、ワールドカップクラスの選手のクライミングも見れ、ボルダリングのおおもしろさ
もわかりよかったと思いました。4日間の長丁場でしたが”民宿みっちゃん”(バンブー奥様)”で疲れも癒していただき感謝しております。

(フォレスト)
今回もビレイヤーとして選手たちと接する機会が多かったがその中で印象に残った選手のことを紹介したいと思う。
北海道のM君は少年男子に出場していて私がビレイした選手でした。まだ中学生で緊張のためか待っている間も一言もしゃべらず静かに座ったままでした。緊張感に押しつぶされそうで大丈夫だろうかと思っていた。
ところが競技が始まってボードの前に立つと、落ち着いてルートを下から順に確認し、一礼をすると迷うことなく取りついた。
よどみなく落ち着いたペースで登り、途中でレストもしながら戸惑うことなく最後まで登り切った。
降りてきて ナイスだったよ と声をかけるとにっこり笑ってうれしそうに立っていた。
ガッツポーズもなく最後まで静かな子だった。
冷静に物事を見極め、落ち着いて行動できる芯の強さを持った少年だった。
この先の成長を見守りたいと思った。
M君 がんばれよ!

(紫)
公式記録を終えて
国体をサポートすることになり、主人リード、私ボルダリングのリーダーをそれぞれ担当することに決まった時、ビデオ判定用の撮影?できるわけないと、尻込みしていた。
4/19国体予選で初めてビデオ撮影することになった。何をどういう風に撮るのか?誰が教えてくれるのか?試合形式もわからない。どうするのか聞いたら、マニュアルにあるでしょう?と言われ見たけど、映し方なんてどこにもなくて、おろおろしていた。
みんなで思案していたら、さっと横に来られた男性が、画質は一番いいので撮れば、あとで見たとき、ズームしてもはっきりわかる。選手の手足の上下1mくらいは映るようにするといい。電源はバッテリーだけだと、切れたら大変なので、コードから取るほうがいい。
なんて教えてくれたので、これは渡りに船、この際疑問点は聞かないと、と思いどこのどなたかも知らずに集中砲撃して、質問しまくった。
左右の壁を4台のカメラで撮って、正面だけだと死角があるので、2台は正面、2台は斜めから撮る。一つの壁を二台で撮るからもし失敗してもカバーできる。など、お聞きしたら、不安は払拭、これならできると自信がついた。
でも、どなたなんだろう?お名前はお聞きしたけど・・。
次の会議で、この事を話したら、中央の審判長で、そんな失礼なこと聞ける相手じゃないと言われた。でも、会議で聞いても適格な答えはないから、もう自分で動くしかないと思い。主人と二人で、構想を練った。
6/6~7リハーサル大会、リードジャパンカップ、ボルダリング梅の里カップが開催された。お蔭で滞りなく、公式記録の役をこなせた。本番に向けて、中央の審判団との会議の時、又ぶしつけながら、他の人の話も聞かず、公式記録の部分だけ、質問した。ボルダリングは切れ目なく競技がすすむので、SDカードの入れ替えのタイミングの打合せがいる。5時間の長丁場、2度6分間の空白があるところで入れ替えをしたらいいなとわかった。一番いい画質UXPはメモリーに収まりきれないので、XPの画質で撮ったので見て欲しいとお願いしてOKがでた。これで32Gで4時間、16Gで2時間、組み合わせてとることにする。リードは8人の班で進むので16Gで班ごとに差し替えときめる。
O~さんに、主人がSDカードの差し替えはいちいち三脚から外さないとできないので、カメラと三脚の間に何か細工できないかと依頼したら、作ってくれた。この器具のお蔭でSDカードの差し替えはうまく行った。岩手の方に、わけてほしいと言われたようだが、特許申請しているようで南部町のものになるようだ。本当にO~さんは器用。
10/3~5本番の国体
事前にボルダリングのSDカードの差し替えタイミング、容量を決めていて、シールも印刷していたので、滞りなく、4台を4人で操作、無事終了。
リードは外での撮影なので、天気良く、暑くて大変だったようだが、4台のカメラを6人で操作、リードは選手を追って動かさなければならず、交代がいるが、これも無事終了。
どちらも、電源が一度落ちる不具合があったけど、二台で撮影だったので、問題なかった。
どちらも抗議があったようなので、ビデオ判定もあったのかと、ちょっと満足だった。

(もと)
リードの公式記録の役割を無事に終えてほっとしています。
今から思うと、6月のリハーサル大会での経験が大きかったと思います。
それと、SDカードのシールや三脚の取り付け部品などの事前の準備、綿密な打ち合わせ、日頃からのチームワークなどが成功した大きな要因だったと思います。
リード競技のルールもあまり知らないままの参加でしたが、競技の最後の頃には、選手がどのホールドを持ってどのルートを登るか概ね想像できるようになりました。
新入会員の私でしたが、思い出に残る経験有難うございました。

(ひで)
今回の和歌山国体ではいい経験でした。
計測タイマーの位置も選手たちの熱気が伝わり、ついつい大声で応援しそうでした。

(のり)
6月のリハーサル大会でボルタリングの記録撮影の体験をしていたので国体本番ではあまり緊張も無く楽しみながら
 全国から勝ち上がってきた代表選手の技を生で見せてもらい本当に良い経験することが出来て良かったです。
これもチームリーダーの前から念入りに問題点や準備等をして頂いたおかげだと感謝しています。
そして無事成功で山岳競技が終われた事が一番ですね。

(太鼓腹)
○大会前は天候を心配しましたが,大会前日には一気に天候が回復し,大会が始まると,夏のような日差しとなり,ビデオカメラのモニターが見にくい状況が続きました。一方で,空が雲で覆われて肌寒さを感じる日があったり,強い風が吹いて壁を登る選手に悪影響が出なければいいのにと思ったときがありました。でも,3日間とも天気が良くて,いい大会でした。
○競技の最中にバッテリー不足を知らせる表示が出始め,「何だろう。」と思っていると,間もなくして電源が切れてしまい,パニック状態に陥りました。万全の準備を整えていたつもりでしたが,ビデオ本体に電源コードをちゃんと差し込んでいなかったのでした。反省!
〇リード競技を間近で見ることができ,競技観戦を楽しむことができました。でも,時々,撮影している選手から目を離して隣で登っている別の選手に気を取られてしまい,撮影している選手が画面から外れそうになったことがありました。これも反省!
〇リード競技の壁をセッティングしている時間帯にボルダリング競技を観戦しました。以前見たときは,選手が壁に取り付いてはすぐに落ちるという繰り返しであり,見ていても面白くないなという印象でしたが,今回は,レベルの高い選手だったので,面白いなと思いましたし,感激もしました。そして,自分もやってみようかなと思いました。

(とん)
三年前にボランティの講習を受けたときは私でも何かの役に立つのか疑問でしたが、今終わってみて国体という大きなイベントにかがりびの一員として楽しく参加できてほんとに良かったなと思っています。
あまりクライミングのこともよくわかってなかったのですごいパフォーマンスを間近でずーっとみられてその迫力に感激しました。
またバンブーさん宅でおいしい食事とおもてなしを受けたことも感謝でいっぱいです。

(しん)
ジャパンカップでリハ-サルをした結果、何とか中身が良く理解でき、これでできるとはじめて自信が付き本番を迎えることができました。
選手の皆さんは郷土の代表として緊張のなか頑張っておられた。オブザベ-ションで自分はどの辺まで登れるか?どこがポイントになるかを考えていると思いましたが、監督の的確なアドバイスとしなやかな選手が一体になったすばらしいクライミングを見せて貰い、夢中になってビデオの画面からはずれ仕事を忘れそうになりました。
 かがりびのみんなの協力で成功しました。ありがとうございました。

(kuni)
天気がよくて何よりでした。リードのビデオ撮影係、私は最終日は参加できませんでしたが、大過なく無事に務められたのはしんリーダーはじめ皆が準備万端整えて下さったおかげです。6月のリハーサル大会の成果も大きかったと思います。2度とない得難い経験ができました。リードもボルダリングも、こんな競技があるってことを初めて知ったし、そこに賭ける選手たちの姿にはビデオを撮りながらも思わず力が入りました。

ところで、私にとって山岳とは自然そのもので、人口壁を登る競技がどうして「山岳」なのか、最後まで疑問でした。今後「スポーツクライミング」として競技名称も実施体制も確立していくのであればスッキリですが、山岳協会は会員の意向を踏まえて、その辺の整理をきっちりしてもらいたいと思います

(kiki)
わかやま国体お疲れ様でした!!
試行錯誤の連続でしたが、難所は私達かがりびの力を結集して乗り切ることができました。
そして、見事に役割を果たすことができました。
山に例えると、登頂成功ですね!
今回は、私達の家族や職場の方などまわりの方のご理解やサポートも忘れてはならないと思います。
全員に感謝!感謝!です。

(けん)
公式記録という成績に直結する仕事を大きなトラブルもなくこなすことができてホッとした。カメラの操作についてはリハーサル大会であれこれ試していたおかげでほとんど心配なく臨めたのが良かった。いつもニュースで眺めるだけだった国体。考えてみれば自分が住んでいる県で開催される国体は一生に一度かもしれない。そんな大会に参加できたことを嬉しく思う。

(みか)
リハーサル大会を経験して、競技のことも、ビデオ撮影のことも理解が深まり、迎えた国体本番。トラブルもなく、無事に役目も果たし、競技も楽しめた。何も関わらなければ、知らないうちに過ぎ去っていただろう国体に関われた。貴重な体験を出来たことが何より価値のあることだったと思います。娘を預けるため、泊まる場所を提供して頂いてありがとうございました。そして文句ばっかり言ってしまったけれど、娘を預かってくれた両親にも感謝したい。

 

交通費、食糧、その他費用など

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