秋の連休、紅葉のアルプスで過したくて槍沢ババ平でテント泊予定として出かけた。和歌山15:30出発。アカンダナ駐車場に一番近い奥飛騨上宝という道の駅で泊まる予定でしたが、21:30に到着した時はすでに満杯状態。結局アカンダナゲートの前に並んで一夜を過ごす。朝4:30にゲートが開いた。
12日は朝7:30に上高地出発。晴天のため冷え込みもきつく横尾までは歩いても全然汗もかかなかった。明神岳、前穂高と黄葉の斜面の上に聳え立つ。横尾までは登山客も多かったが槍沢への道に入ると急に静かになった。一の俣を過ぎると勾配もきつくなりだんだん疲れが出てきた。予定どおり14:00にババ平に到着。混雑を予想していたが丁度撤収し終えたばかりのグループが2つあり、コンクリートした上にテントを張ることができ超ラッキー。全部で20張り程度で昨日の方が多かったらしい。周囲の料理の匂いにつられて15:00から夕食に、星空を見てからとの願望もむなし17:30に眠りについてしまいました。
翌朝は周囲の人たちは出発する気配なく、薄暗がりになった5:30に出発。水俣乗越への分岐までくると明るくなった。天狗原への分岐あたりで斜面へ陽が射し込んできて紅葉、黄葉が素晴らしい。分岐を過ぎると槍の姿をずーっと眺めることができた。ナナカマドの群落は葉っぱが落ちてしまい赤い実を残すのみとなっていた。霜柱が立っていて天狗池も5分の1くらい氷が張っていた。池に槍の姿も映っている。先客はひとりのみで、素晴らしい槍の景色を静かに見入ることができて満足す。後ろ髪を引かれる思いで天狗池から帰路へ。ババ平に戻るとテント2張りを残すのみとなっていた。急いで撤収して10:30出発。後はいつものごとくただひたすら下るのみ。上高地15:20着。“平湯温泉行きバス最後尾”の札を持った人がバス停のかなり手前に立っているのを見つけ唖然とする。紅葉の時期の上高地はこうなるようだ。それでも50分待ちでバスに乗れた。平湯の森で温泉に入り東海北陸道では郡上八幡のいつもの場所で渋滞し和歌山へは0時ぎりぎりに到着。
2人だけのテント泊は始めてで不安があったが、テント場がすいていたし、晴天だったしで悠々の一夜を過ごせてラッキーだった。紅葉には少し遅かったがそれでも秋の空気をいっぱい感じられて、2連休だったけど行ってよかったなと思いました。