山行記録

山行記録一覧に戻る

2017年09月26日(火)・提出

期間 2017年09月08日(金)~2017年09月10日(日)
目的の山域山名 甲斐駒ヶ岳&仙丈ケ岳
登山方法1 テント泊 登山方法2 前夜発1泊2日
目的1 個人 目的2 ピークハント
記録
天候:晴れ

3年越し(?)念願の甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳へ太鼓腹、とん、けんの三名で行ってきました。

9/9
仙流荘駐車場で仮眠をとり、時刻表どおり6:05のバスに乗るために準備をしていると、5:15ぐらいにバスが動いてる!慌てて準備してバス停に向かうと、チケット売り場もバス停も長蛇の列!!土日晴れの予報だから人が多いのか。二手に分かれて列に並ぶ。しばらくするとチケット販売打ち切りのアナウンス。想像以上に登る人が多いようだ。ようやく6:30前のバスに乗り、山道を走ること45分で北沢峠に到着した。長衛小屋のテン場も混雑していて、小屋や水場の近くはほとんど埋まっている。小屋からちょっと離れた一段下がっている場所にテントを設営して朝食後、いよいよ甲斐駒ヶ岳に向かって出発。小一時間歩くと大きな岩がゴロゴロした地帯に突入し、仙水峠に着く。良い天気だが、目的の甲斐駒山頂には分厚い雲がかかっていた。休憩している間に雲が切れ、白い岩の山頂が姿を見せてくれた。そこまで登るんだな、と目標も定まった。2時間ほどかかって駒津峰の分岐に到着。計画より出発のバスが遅れた分の30分は縮まらないまま、ここで昼食を取ることにしたが、ガスが出てきて日が陰ると少し寒い。いよいよ甲斐駒ヶ岳山頂に向かうが、日帰りの人達なのか対向者が多いこと。道が狭かったり急な岩場だったりして、対向待ちで時間を食ったため、山頂に着いたのは13時過ぎ。ガスで眺望ゼロだったのが残念でした。滑りやすい道を慎重に下り、摩利支天への往復は諦めて駒津峰へ戻ったときには15時を回り計画から1時間遅れとなっていた。とはいえ、あとは双児山経由で下るだけだし、日没までには間に合うだろうと高を括っていたのが間違いだった。双児山を過ぎてからの九十九折れには閉口した。疲れた体をあと少しと励ましながら薄暗い道をひたすら下り、なんとかヘッドランプのお世話にならずにテン場まで戻ってこられた。日本列島縦断中のべろさんが小屋に泊まっているとの情報だったが、電波が届かず、長衛小屋に聞いてみたが分からなかった(北沢峠こもれび山荘に泊まられていたようですね)。お会いできず残念。長いこと歩いたのでお腹が空いていて、太鼓腹さんに焼いてもらったお餅をぜんざい(関東ではおしるこ)でいただき、ビールも飲んで大満足。翌日はバスの時間に遅れては大変なので、計画よりも1時間早めて5時出発予定として、20:30就寝。暑くも寒くもなく、風もなく静かだったので、いつものことながらよく眠れました。

9/10
目覚ましが鳴る前に周りのテントで火を焚く音が聞こえ始める。バスを逃すと帰れなくなるので、みんな準備が早いこと。予定通り5時過ぎに出発した。二合目、三合目・・・と看板がある道を登り、五合目、大滝頭の分岐で他のパーティーは小仙丈ヶ岳方面へ登って行った。トリカブトの群生や真っ赤なナナカマドの実を眺めながら薮沢小屋を通過すると、沢沿いを登っている団体が見えてきた。馬の背ヒュッテの手前で団体に合流した。あまりに多すぎるツアーのため、馬の背ヒュッテの休憩で先に出発した。仙丈小屋に9時過ぎに到着したが、スタートから4時間も経っていたのでちょっと早い昼食を取る。仙丈ヶ岳の頂上は混んでいたから正解だったかな。仙丈ヶ岳山頂ではカメラを構えて北岳の雲が晴れるのを待っている人多数。1時間も待っている人もいました。あまりの盛況ぶりに記念写真を撮ってそそくさと出発、というタイミングで北岳が顔を出してくれてラッキー。気分良く下っていると、眺望のいい場所で富士山も見えた!!運よく日本のワン・ツー・スリー(富士山、北岳、間ノ岳)が見られました。小仙丈ヶ岳を経由して、あとは下るだけ。なかなか急な下りだったので、大滝頭から逆コースだったらキツかったし時間かかっただろうな、と思う。登っている人は皆辛そうだ。大滝頭に戻ってきたときには時間に余裕もあったし、四、三、二合目と下るにつれて緊張感から解放されていきました。テン場は数張りのテントが残っているだけでまったく違った景色になっていました。撤収してバス停に着くとやはり混んでいましたが、無事にバスに乗って仙流荘に戻りゆっくり温泉に浸かって大満足の二日間の締めとなりました。

(記 けん)

概念図

(太鼓腹)
甲斐駒 
前夜,和歌山発。仙流荘前の駐車場で仮眠を取り,午前6時5分発の始発バスに乗車する予定で午前5時に起きたところ,登山客が多いために,そのころからバスが出始め,5時30分ころからバス停に並ぶと長蛇の列で,そのころには10台のバスが全部北沢峠に出発していて,結局,私たちが乗ったバスが出発したのは6時30分であった。
 長衛小屋前のテント場にテントを設営してから頂上に向かい,駒津峰まではほぼコースタイムどおりに登れたが,その後は,登山道が狭いことなどから下山してくる人たちとのすれ違いに時間がかかり,頂上に着いたときには予定よりかなり遅れていた。しかも,頂上に立ったころには雲に覆われて眺望を楽しむことがほとんどできなかった。
 下山は,駒津峰から双児山を経由して北沢峠に下るルートであったが,登り返しがあったりダラダラと長く下る道であったことなどから,面白くなかった。
前夜,長衛小屋前のテント場で宿泊。
仙丈
 長衛さんが開いたルートで,馬の背ヒュッテ,仙丈小屋を経由して仙丈ヶ岳の山頂に立った。そこから小仙丈ヶ岳へ向かう途中で,少し雲がかかるものの,富士山・北岳・間ノ岳の1・2・3を見ることができた。そして,鳳凰三山も。しかし,前日に登った甲斐駒ヶ岳は,山頂部いる間,ずっと雲に覆われていたため見えず,バスで下山する途中でやっと見えた。
 なお,小仙丈ヶ岳のピークは踏まず,その直下の巻き道を通った。大滝の頭(五合目)までの下りは険しく,このルートを登らなかったのは正解だったと思った。

(とん)
甲斐駒は駒津峰からの大きな岩と人の多さに時間がかかり、頂上は遠かったです。下山も双児山のアップダウンになかなか足が進まず太鼓腹さん、けんちゃんに迷惑かけてしまいました。

もう2日目の仙丈岳は帰りのバスの時間もあり無理かなと弱気になったりしましたが朝5時出発にしてもらい行けるところまで頑張ろうと歩き始めると昨日とは全然違い歩きやすい山道を楽しく歩いていくともう仙丈岳のすぐ下の仙丈小屋まで登ってきていてびっくり。
馬の背ヒュッテに出るこの道は長衛さんが女性のために歩いやすいルートをつけてくれたと聞いて納得し、感謝しました。

2日間お天気の心配なく、頂上からの360度のパノラマも堪能できて、根気よく付き合って頂いた太鼓腹さん、けんちゃんに感謝です。

交通費、食糧、その他費用など

山行記録一覧に戻る