7/17 自宅3:40―伊奈川(駐車場)9:20発―11:00下のコル―11:32上のコル―13:16上の水場
―14:50越百小屋(泊)
7/18 小屋発5:35―6:35越百山―8:12仙涯嶺―9:57南駒ケ岳10:30―10:45分岐―
11:10摺鉢窪―11:40分岐―12:04赤梛岳(昼)―13:42空木岳14:00―15;05木曽殿山荘(泊)
7/19 小屋発5:30―6:33八合目―7:35吊橋―8:35うさぎ平―8:55金沢土場―10:10駐車場
―恋路の湯(風呂、昼食)―17:10自宅
当初、木曽駒ケ岳~空木岳の縦走を考えていやが、池山尾根登山道が崩壊し通行止めということで、越百山(2613m)~南駒ケ岳(2841m)~空木岳(2864m)に行ってきました。
このコースは高山植物がきれいで、森林限界を超えると岩稜歩きを楽しめ、天気が良ければ南北アルプス、八ヶ岳、御嶽山など360度の展望が期待できることから以前から暖めていました。
伊奈川ダム上の駐車場にはすでに40台程度の車が駐車しており、地味なコースと思っていましたが、意外と人気のあるマニアックなコースのようです。
歩き始めるとアジサイ、オダマキが群生し、次々と初めて見るような花が出てきました。また、森に目をやるとダケカンバの巨木が真っ直ぐに立っていて、これまで見たダケカンバは雪の重みにより曲がって、幹も太くないものでしたが、このような巨木は初めてです。特に越百小屋の近くのものは直径50~60cmくらいの立派なものでした。
越百小屋は小さな小屋で夫婦二人で運営しており、奥様の手作りの天ぷらと茶碗蒸しは絶品でした。小屋の近くに巣を作っている「オコジョ」は人に慣れているのかチョコチョコと走り回り可愛いいものでした。
2日目、快晴に恵まれ、越百山に向け出発。森林限界を超えると岩稜歩き。所々に高山植物がきれいに咲いている。岩稜のアップダウンをくりかえし仙涯嶺(2734m)を通過、南駒ケ岳に向かう。南駒ケ岳直下のお花畑には黒百合、アオノツガザクラノなどの群生があり、しばし癒される。南駒ケ岳山頂からは南アルプス(光岳~鋸岳)、北・南八ヶ岳、槍・穂高連峰、乗鞍岳、御嶽山、白山を見ることができラッキー。南駒ケ岳から赤梛岳に向かう途中で、お花がきれいと言われている摺鉢窪(カール)に降りていったが、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラ、チングルマ、ショウジョウバカマが咲いていましたが満開にはまだ時間がかかりそうです。
空木岳はさすがに百名山と言うことで山容も大きく立派な山だ。空木岳からの岩場を下って木曽殿山荘に向かうが、小屋が見えているのになかなか着かない。
木曽殿山荘の夕食は有名なおでんと山菜御飯だが、私にはもう一つであった。
3日目、天気も良く、木曽義仲の力水で喉を潤し、下山路を急ぐ。ウサギ平からは林道歩きで少々退屈。
病み上がりだったので心配したが、歩き通すことが出来てよかった。