コースタイム
1日目
5:30和歌山 発~7:40洞川温泉派出所(荷物デポ)~8:30行者還トンネル西口(車デポ)
8:30行者還トンネル西口~9:30洞川温泉~10:00清浄大橋登山口 (自転車)
10:15清浄大橋~10:55一本松茶屋~11:35お助け水~12:00洞辻茶屋(昼食)
12:20洞辻茶屋~13:20山上ヶ岳(昼寝)
14:06山上ヶ岳~14:40小笹の宿
2日目
5:30小笹の宿~6:00阿弥陀が森分岐~6:44小普賢岳~7:00大普賢岳
~8:30七曜岳~9:00昼飯9:20~9:47行者還岳分岐~10:02行者還岳往復
~10:15行者還小屋~11:15しなの木出合~11:51行者還トンネル西口
今回の目的は、テント装備でどれだけ歩けるのか試すこと。荷物の重さは約15kg。自宅で背負うと軽く感じたので、なんとか行けるだろうと思っていた。
1日目。この日の気温は奈良市内で31℃。照りつける太陽の下、自転車で登山口まで進み、歩き始める。実際に歩き始めてみると荷物がやけに重く感じる。ときたま吹いてくれる風が気持ちいい。
鐘掛岩あたりからの急登が特にきつく、山上ヶ岳の大峰山寺になんとかたどりついて、お参りもせずにばったんと昼寝してしまった。お参り後、小笹の宿までのんびり歩く。14:40に到着して缶ビールをごくごく飲む。おいしかった。後はゆっくり過ごす。
夕方になり、夕日を受けて輝く森や岩がきれい。この時期、夜7時を過ぎてようやく暗くなり始める。7時半くらいまでは行動できそう。
小笹の宿の避難小屋は一泊するには十分な建物で、ここに泊るならばテントは不要だったが、せっかく持って行ったのでテントで寝た。クマが怖かったので、食料はすべて避難小屋内に置いておいた。それでもクマがきたらどうしようかと不安で、クマベルをテントにつけ、カメラのフラッシュで撃退できるか、それともガスバーナーに火をつけたら逃げていくか、とか考えていた。一人ぼっちでまわりに誰もいない状況のテント泊って結構寂しく、不安になる。
この、小笹の宿、なんと携帯が通じた。auの携帯でアンテナ1本立っていて、家に電話した。朝になると圏外だった。
1日目は3時間半程しか歩いていないのに結構きつかったので、明日はたどりつけるのかな、などと考えながら20時頃就寝。
2日目。5:30発。阿弥陀が森分岐までは森林歩き。こんな道は大好き。きれいな花も咲いている。これがシャクナゲという花かなと思いつつ、小普賢岳を過ぎて大普賢岳に7:00着。朝早くで涼しいせいか快調に歩ける。大普賢岳からの眺めはすばらしい。弥山がくっきり見える。大峰山脈ひとりじめ。
ただ、歩きを止めると、まわりにハエがブンブンうるさい。うっとうしいので、休憩もそこそこに歩き始める。はしご、鎖場の多い国見岳から七曜岳の間を過ぎて、「たどりつけるのかな?」という昨日の不安がなくなって、「いける」という自信に変わっていく。9:00に昼飯を食べていると、トンネル西口から大普賢岳往復する人に会う。ここからぞくぞくと登山者が登って来る。
七曜岳から行者還岳の分岐に進んでいる途中に、昭和40年に起こった大阪工業大学ワンダーフォーゲル部の遭難事故の碑が建っていた。
行者還岳も往復して避難小屋に到着。どこかのホームページで小屋の軒先に大きな蜂の巣ができていると書いてあったが、つぶれていて残骸だけがあった。水が枯れているとの記載もあったが、トイレ横の蛇口からは水が出た。トイレの横だけにあまり飲む気にはなれない。建物の中の蛇口からは出なかった。
しなの木出合からの最後の下りで膝ががくがくになる。やはり下りがきつい。12:00前にトンネル西口に到着。
今回、大峰山脈を縦走できて自信にはなったが、今の自分ではこのあたりが限界。さらなるレベルアップを目指して次に。
mac