2009年08月19日(水)・提出
期間 | 2009年08月13日(木)~2009年08月16日(日) | ||
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目的の山域山名 | 黒部川源流 赤木沢遡行 | ||
登山方法1 | 小屋泊 | 登山方法2 | 前夜発2泊3日 |
目的1 | 個人 | 目的2 | 沢登り |
記録 | |||
天候:3日間晴れ
15年ぶりに黒部川源流の赤木沢を遡行してきた。去年笛吹川をご一緒したたむやんとの一年越しの約束を果たし、しんと紫の3人のパーティ。最初は12日出発し、薬師沢の小屋に泊まり、赤木沢遡行後、黒部五郎の小屋に泊まり、五郎沢を下り、祖父沢を登る予定だったが、天候不順で予定を一日遅らせたので、赤木沢だけになった。 他のパーティがルートを悩んでいる間、マイペースで出合まで進む。ここまでで、釣組も入れて、5パーティあった。15年前は他のパーティはなかったように思う。最終的に10パーティ位入っていたようだ。 黒部川本谷と、赤木沢の出合は天然のダムのような景色で、昔と変わらない。あとで写真を比べれば、今回の方が水量は多い。やはり雨が多かったせいだろう。 赤木沢に入ると綺麗な滝のオンパレード、核心部が続く。左にウマ沢を見てどんどん進む。どの滝もうまくクリヤー出来るようになっている。見覚えのある滝、これも15年前と比べるとかなり水が多い。いくつも滝があるが、どれがどれか全然覚えられない。 標高2200mくらいで最後に出てきた大きな滝は先行パーティが右の木が茂る崖を巻いて行った。結構傾斜があるのでもっと楽そうな左の草付きのルンゼを登ってやろうと思ったのが失敗。踏み跡はあるのだが、見た目より逆層でどろどろの斜面だった。登り始めたけれど、これはやばいと思ってしまった。しんが、お~い、行けるのかと言うが、ちょっとあがったところで、ここで落ちたら死ぬなと思ってしまった。これはたむやんに危険な目に遭わせるわけにいかないと、戻ることにするが、戻るのはもっと危ない。しんが素早く、ザイルをセットしてくれて、誘導してくれた。私はそこまで降りるのも、緊張するはめになった。ごめ~ん!みんなを危険に曝してしまった。 しんがザイルをセットしてくれてる間、追いついてきた人を見ていると、先行パーティが登って行った崖でなく、少し戻ったニッコウキスゲの咲いている斜面を巻いている。しまった~、見落とした。今回は二回目と言うことで、前は苦労しなかったので、研究もあまりしなかったのだ。人の後を歩かず、自分でルートを選んでいくのが楽しいのだが、ここだけは大失敗だった。ザイルを使うこともないだろうと思ったけれど、ザイル様さまだ。魔法の紐はたむやんも私も難なく滝壺に戻る事が出来たが30分のロス。 疲れは精神的にも、肉体的にもピークとなってしまったが核心部を過ぎ、右の支流を過ぎ大休止、2237mの分岐で赤木岳に詰めるより、前回同様中俣乗越に出るのが一番楽だと思い左に真っ直ぐ取る。次に歩きやすそうな二股は右、ここで振り返れば美しい赤木平が見える。まだ水の流れがある。ガスがある綾線も近くに見えるが縦走路だろう。水もやっとなくなったと思うとお花畑と池塘のある斜面を行くと、たむやんが道だとバンザイした。水が切れて10分ほどだった。 11時45分、遡行終了。中俣乗越で休憩していたパーティをびっくりさせたが、喜んで写真を撮ってくれた。稜線から見下ろす赤木沢と赤木平は気持ち良いものだ。靴を履きかえ、赤木岳から北ノ俣岳、太郎兵衛小屋までの縦走路も疲れて亀の歩みだったが、15時半に到着した。たむやんも満足してくれ15年ぶりの赤木沢は楽しかったが、やはり老体に鞭打って、疲れもピークだった。でも小屋は行きに入れた予約が功を奏したのか、個室でゆっくりでき最高だった。 16日、太郎兵衛小屋名物のラジオ体操をしてからゆっくりと下山する。薬師沢の小屋を出発してからずっと一緒になった名古屋の会のお二人とは結局最後まで抜きつ抜かれつだった。 下山後亀谷温泉で汗を流し、富山インターに出てきときと寿司を食べ、帰路に着く。1000円効果で米原まで大渋滞だったが、その後は流れ8時間くらいで家に到着する。 コースタイム 13日夜9時和歌山発 概念図
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交通費、食糧、その他費用など | |||
小屋8600円×2 風呂600円 交通費10000円 |