山行記録

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2009年08月29日(土)・提出

期間 2009年08月14日(金)~2009年08月17日(月)
目的の山域山名 剱岳・立山周辺
登山方法1 テント泊 登山方法2 前夜発2泊3日
目的1 合宿 目的2 縦走
記録
天候:晴れ

14日:和歌山出発
15日:室堂から剱沢へ、BCを設営し源次郎尾根偵察を兼ね雪渓で雪上トレーニング
16日:A隊、源次郎尾根から剱岳登頂
   B隊、別山尾根から剱岳登頂
17日:A隊、別山、真砂岳、雄山、一の越、龍王岳を縦走し室堂に到着
   B隊、別山乗越、雷鳥沢経由で室堂に到着 帰和

<活動記録>
○15日 
立山駅駐車場6時過ぎ出発、室堂着7時30分、7時50分出発、別山乗越10時30分、12時過剱沢キャンプ場に到着した。
到着後、BCテント設営し、kikiとhideさんが源次郎尾根の取付き確認のため出発、剱沢で雪上歩行、ピッケルとアイゼンの使用練習を行う。

○16日
・A隊(源次郎尾根 hideさんの記録)
朝4:00過ぎ 憧れの剱を観ながら、アタックザックに装備を詰め込む。
A隊(kiki、hide)5:00源治郎尾根の取り付きに出発、朝の日本三大雪渓、剱沢雪渓は雪が締まり時々ツルツル滑るのに気を付けながら、6:00取付きに到着。
先着の男女7名のパーティ―が最初の取付きに苦戦、英もザイルを出してもらいクリアー、と思いつつ又もやザイルのお助け・・急なハイマツ帯1峰を越え、隣の八峰を観ながらⅡ峰10時30分頃到着。
先行パーティの懸垂下降の時間待ち、30メートルと言う事で少し緊張しましたが、なんなく懸垂下降終了10:55 休憩後、山頂へここからの岩場・・・浮き石、気を付けながら登るが落石をしてしまいました。
12:00山頂 快晴の為 360度のパノラマ 絶景を観ながら昼食
12:30下山開始 12:50 カニのよこばい 13:10 平蔵のコル 気の抜けない下り
前剱、一服剱  15:30剣山荘 で大休憩・・・。
16:00過ぎ無事、剱沢小屋 予定より少し遅い為、北さんが迎えに来てくれていました。
さあ楽しい夕食、メインのマルタイの豚骨醤油の棒ラーメン、おいしいが今日は少々疲れました。
 11:30過ぎに眼がさめテントから顔を出すと、星がいっぱい初めて天の川、でも・・デジカメに写りませんでした残念。

・B隊(別山尾根 kazeさんの記録) 
メンバー tune happy kaze
 A隊を見送り朝日に輝く剱岳をカメラに収めて出発する。管理棟の前を通りしばらく下り立派な石垣に守られるように建つ剱沢小屋に着く。以前は幕営地近くに建っていたが度重なる雪崩の被害のため旧跡地であるこの場所に今年オープンしたそうである。
 小屋前の広場から仰ぎ見る剱岳は見事である。剱沢の小さな雪渓とガレ場を横断し剣山荘に到着、一服剱の登りが始まる。周辺はお花畑となっている。一服剱から前剱へのルートを眺め武蔵のコルに着く。岩礫帯を登り大岩から鎖場が連続して続き一方通行の鎖場を過ぎると平蔵のコルに出る。これからクライマックス、カニのタテバイの岩壁である。真新しい丈夫な鎖が取り付けられているので心強い。早月尾根ルートの分岐を過ぎると剱岳山頂である。祠の所でいきなり「すみません撮影中ですので」と声をかけられ一瞬キョトンとするがNHKの名峰シリーズの撮影中だと知る。天気に恵まれ360°の大展望である。源次郎尾根のA隊を目を凝らして探すがしばらくして10人程の姿が確認される。その中のオレンジとブルーのヘルメット、2人に間違いない。隣の若いカップルに借りた双眼鏡で確信する。2人がⅡ峰の懸垂下降を終えたのを見て思わず拍手がでる。
 2人を見届けて下山にかかる。カニのヨコバイを通過し鎖場と梯子を下り写真撮影やらで楽しみながら下る。剣山荘に到着。先程のカップルや愉快なアクシデントで知り合った青年としばらく談笑する。BCに着いて改めて望む剱岳は「岩と雪の殿堂」立山修験では「地獄の針の山」である。映画「剱岳・点の記」の影響で登山者が溢れているのではと懸念していたが日程をずらしたため鎖場の待ち時間も無く快適だった。                               (kaze)
 (コースタイム)
 剱沢BC  5:45~剣山荘6:05~6:40一服剱6:50~7:50前剱8:00~平蔵のコル~カニのタテバイ~
 9:45剱岳10:45~カニのヨコバイ~平蔵のコル11:15~11:30 ケルンのある小広場(昼食)11:50  ~ 前剱12:15~13:00一服剱13:10~13:30剣山荘14:15~14:45剱沢BC

○17日
・A隊(立山三山縦走 tuneさんの記録)
メンバー tune kaze kiki
17日4:00起床 AM3:00頃、隣のテントの喧騒に目が覚める。早くから迷惑至極である。近くの迷惑を考え、片付けは静かにして欲しい。6:00テントを撤収し、予定通り出発。天気は快晴、素晴らしい一日になるだろう。
剱御前への途中でhappy、hide両氏と別れ吾々は別山に、急ではあるがかなりの時間短縮になる。
7:00別山到着。昨日登った剣が、裾を大きく張り堂々と鎮座している。行く手には立山三山が聳え立ち、今日の行程が見える。ここからは北アルプスの山々全てが見渡せ、しばし感慨に耽る。
なだらかな真砂岳を過ぎ急な坂を上ると三山である。富士の折立、大汝を過ぎ雄山に着くと、神社にこの一年間の家内安全、無病息災を祈願する人々や、登山者にあふれごった返している。立山信仰の名残だろう。
北アルプスの景色を堪能して一の越しへ下る。大勢の老若男女があふれ、石を落とさないように注意が必要だ。また、岩の下が大きく掘れ今にもそれが崩れ落ちそうに見えるような岩もある。
いつもはここより室堂に下るが、今回は五色が原につながる道を選ぶ、一の越しの坂と違って登山者と殆ど出会うこともない緩やかな静かな山道である。振り返ると山肌に蟻が取りついているようだ。
12:00竜王岳分岐で昼食、今まで辿った剱、立山の山々がわれわれを囲むようだ。浄土山への山頂付近はなだらかなお花畑で、花の盛り頃は綺麗な花が咲き乱れることだろう。2~3本のコバイケイソウが咲いているのが印象的だ。
浄土山からの最後の下りは、ゴーロ帯で火山岩の踏み跡を辿り踏み外さないようにゆっくり汗を拭き拭き室堂平へ。13:30 室堂。
コースタイム
剱沢出発6:00~別山7:00~真砂岳大走り8:00~富士の折立9:20~雄山10:20 出発11:00~一の越し山小屋11:30~竜王岳分岐11:50昼食 出発12:20~室堂13:30~立山駅15:00

・B隊(別山乗越、雷鳥沢経由で室堂 hideさんの記録)
メンバー happy hide
17日 天候:快晴
朝3:30恒さんと起床、朝食、テント撤収、6:00出発、綺麗な快晴の剱を後に、6:25別山休憩後B隊(happy hide)剱御前小屋へ、7:10剱御前小屋に到着するが、剱に来る前に仕事で左肩をぶつけた箇所が痛み出し、とうとう下りでリュックを担げない状態に、観るに見かね、happyさんにピッツケルやアタックザッツクなど取ってもらうが、どうしても下りで傷に重みが掛り前に進む事が出来ぬ為、happyさんのザックを入れ替えてもらい、肩にタオルを挟み歩き出す少し楽になり雷鳥平9:00、A隊は今雄山かなと話しながら・・みくりが池温泉10:00過ぎ、日本最高地の温泉で鉢巻きゲッツト、観光客の人々とのんびり休憩後、11:30集合の立山玉殿の湧水、おいしい水を飲みながら、今A隊はこの辺だろうと話し合い大休憩―昼食後、美しい立山三山を観ながら登る事が出来無いのが残念で・・でもこっちのB隊も色々楽しい思い出話ができました。
 携帯が繋がりA隊800メートル、まだ見えない、500、よやく合流お疲れ様です。
剱が名残惜しそうに、雲の間から見え隠れ? 剱だけ雲が沸く、不思議な山です。

                                 以上

概念図
交通費、食糧、その他費用など
ガソリンと高速道路代金 9000/一人  剣沢テント場代金2泊 1000/一人
アルペンルート交通費 4200/一人  

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